シェブロンの決算から見える兆候

https://www.chevron.com/investors/press-releases

もう少し深堀

・米国下流事業の 2021 年第 4 四半期の利益は、前年同期の 1 億 7,400 万ドルの損失に対し、6 億 6,000 万ドルでした(増益)。
・これは主に、精製品販売マージンの上昇、シェブロン・フィリップス・ケミカル・カンパニーの収益増加、販売量の増加によるものですが、輸送費と従業員給付金の増加で一部相殺されました。
・2021年第4四半期の精製所原油投入量は、需要増と精製マージン環境の改善に対応して精製所稼働を増加させ、前年同期比9%増の日量88万2,000バーレルとなりました。
・精製品販売量は、パンデミックに伴う渡航制限の緩和が進み、ガソリンやジェット燃料の需要が増加したことなどにより、前年同期比14%増の116万バレル/日となりました。


輸送費と従業員福利厚生の増加で一部相殺
partially offset by higher transportation and employee benefit costs

福利厚生(Employee Benefits)とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬である 。

https://stscareer.com/employeebenefit/



・2021 年第 4 四半期の海外下流事業の利益は、前年同期の 1 億 6400 万ドルの損失に対し、1 億ドルとなりました。
・この増益は、主に精製品販売のマージン上昇と、為替影響の期間変動が1億4200万ドルとなったことによるものですが、輸送費と従業員福利厚生費の増加で一部相殺されました。

海外(米国から見て)でも同じようなことが起きているようです。


まとめ

シェブロンの決算から、インフレが起きていることとインフレが企業収益を減らしているかもしれないと思いました。


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