三菱重工の脱炭素

この中で紹介しているNextDecade社と三菱重工が組んで脱炭素に取り組みます。

最近、アメリカを中心に、CCSが進んでいるように感じるのは、私のフィルターバイアスでしょうか。実現するかどうか見守っていくつもりです。


ニュースリリース紹介

米国テキサス州・LNG液化プラント向けCO2回収システムの基本計画について契約締結。世界初、LNG液化プラントの排ガスからCO2回収・貯留の実施に向け前進(2021-04-15)

◆ MHIAはLNG液化プラントの排ガスからCO2を回収するシステムの基本設計、ライセンス供与を担当
◆ MHIENGが関西電力と共同開発したCO2回収技術「KM CDR ProcessTM」を採用

今回の合意により、MHIAはCO2回収システムの基本設計、CO2回収技術のライセンス供与を行います。経済性の検討を経て将来的に建設される予定で、排ガスからCO2を回収・貯留(CCS:Carbon Capture and Storage)する技術を商業用のLNG液化プラントに適用する今回の取り組みは、世界初となります。

三菱重工は、ライセンスを供与するようです。

技術開発状況は以下のように書かれていました。

■KM CDR ProcessTMについて
MHIENG(当時、三菱重工)は、1990年から関西電力と共同でCO2回収技術「KM CDR ProcessTM」の開発に取り組んでいます。2021年4月現在、KM CDR ProcessTMを用いたプラントを13基納入しており、現在、さらに2基建設中です。MHIENGは、この分野における世界のリーディングカンパニーです。

30年以上も前から開発を進めていたのですね。今、花が開くときなのでしょうか。


今回の合意について、ネクスト・ディケイド社の会長兼CEOであるMatt Schatzman(マット・シャッツマン)氏は次のように述べています。「商業規模のCO2回収技術で広く認知されている三菱重工グループと基本計画パッケージ提供に関する契約を締結できたことを嬉しく思います。


三菱重工の環境技術あなどれません。


参考

Mitsubishi Heavy Industries Group's CO2 Capture Technology
https://www.youtube.com/watch?v=9PtnuRWOQAY&t=1s

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