経済学研究科に合格するまで.1 スケジュール

 初めまして,noteを始めました Sugiyamaと申します.

 今回の記事では自分が大阪大学経済学研究科に合格するまでのざっくりしたスケジュール感や教科書などをご紹介できたらと思います.文系で院進学(とくに外部進学)をする人はある程度かぎられてくるので,少しでもそういった人の助けになれれば幸いです.

 初めに断っておきたいのですが,自分が受験したのは大阪大学”だけ”です.そのため東大,京大,一橋などの大学院試験に対する情報はほとんど提供できないかと思います.悪しからず.

スケジュール

 まず,どのくらいの時期から勉強を始めたかです.自分は3年の2月から,試験までは半年ほどの勉強で合格することが出来ました.
 それ以前に関しては学部が経済だったので,講義で普通に勉強していた程度です.成績は可もなく不可もなくといった程度だと思います.他学部から独学で,という場合はわかりませんが,そうでなければこの時期からでも合格は十分に望めると思います.(もちろん早くから準備するに越したことはないと思いますが…)
 以下,何月にどのようなことをしていたかです.

 2月

 上旬に中級ミクロの教科書(後述)を読み,下旬ころから問題集に取り掛かる.末には中級マクロの教科書を読み始める.前前年度過去問に一度ざっと目を通す.

3月

 基本マクロを読みながら,問題演習.中旬ごろから英語の勉強を始める.

4月

 英語の勉強と並行しつつ,研究計画書を作成開始.前年度過去問取得.
 TOEIC本番.

5月

  研究計画書を書きつつ,ミクロ・マクロの問題演習.

6月

 研究計画書等の書類提出.ミクロ・マクロの問題演習をしつつ,過去問を解いてみる.

 7月・8月

 問題演習.8月中旬に一次試験(ペーパーテスト).

9月

 大阪大学は口頭試験でミクロの問題が出ることもあると聞いたので,ミクロの教科書と研究計画書を読み返し,口頭試験対策.上旬に二次試験(口頭).中旬に合格発表.

良かったと思う点と反省点

 良かったと思う点は過去問を早い段階で入手できたことです.
 阪大は過去問が1年分しか入手できないのですが(神大とかは過去3年分がネットに上がっているはず),自分は新学期前から動けたので,1年分多く過去問が入手できました.
 院進学を考えていて,志望校がなんとなくでも決まっているなら”とりあえず”で過去問をもらっておいても損はないかと.
  また,ネットで教科書などを調べていたのでこのことで困ることはありませんでした.というか,それくらいセオリーの教科書って決まってきてます.

 反省点は大きく分けて2つ.
 一つ目は英語の動き出しの遅さです.TOEICはスコアがでるまでに3週間,申し込みも大体1か月前に締め切りがあったりするので早めに動きだして勉強もし始めたほうがいいです.自分は英語が得でなかったので特にもっと早くやっておけばよかったです.東大,京大,一橋はTOEFLが必要になり,対策も時間もかかるのでなおさらじゃないかな?
 二つ目は研究計画書です.こちらももっと早めにやって並行してやっていたほうが良かったなと思います.結局問題演習やってないと忘れてしまう部分もあるので.

 ということで今回はここで終了としたいと思います.次回は教科書や試験のざっくりした内容,感想を書きたいと思います.
 また,なにかリアクションがいただけると非常にありがたいです.

追記
2を書きました.数学・ミクロ・マクロ教科書の紹介をしています.





 

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