いのちを学ぶ
最近は毎朝、紅葉パトロールしてます🍁
まだ誰もいない山の中は動物たちが忙しく動き回っています。
陽が差し始めると野鳥たちが一斉に喋り始めます。
昨日はパトロールのあとこちらへ。
10年以上お世話になっている私の第二の実家「たけうち牧場」のオーナー竹内さんにお願いして同行させていただきました。
生まれて200日〜350日の子牛のセリ。
昨日は約250頭の子牛がセリにかけられました。
せり開始のベルまで下見をして
一年に満たないとはいえ体重は約250kg、高さも110cm以上!一頭一頭、体重や特徴などを紹介し、買いたい子牛が登場すると手持ちのボタンを押し続けます。すると表示装置のセリ値が上がっていき、一番高い値段をつけた人が買うことができます。
竹内さんがセリ落とした子牛達にご挨拶。
この後、牧場に連れ帰り、約2年暮らします。
そう、たった3年しか…。
しかし竹内さんは言います。
「たった数年ても生まれてきてよかった、たけうち牧場に来てよかったと牛たちに思ってもらえるように、まるで高級ホテルのスイートルームに宿泊しているようにVIP待遇で育てるの」といつも牛たちに話しかけるように優しい口調で話してくれます。確かに竹内さんは牛を叩いたり怒鳴ったりしません。まるで猫をあやすように接します。
そして、たけうち牧場の牛舎はまさにスイート!
先日見学に来られたご一行も「え!臭わない!こんなに綺麗で臭いが少ない牛舎は初めて!しかも牛たちが大人しい」と感動されていました。
確かにそう。
レストランのすぐ側に牛舎があるのにほとんどのお客様は気付きません。それだけ臭わないし、大人しいのです。
「レストランの横に牛舎」と聞いて驚きますか?「牛がかわいそう」という気持ちになりますか?
私は思うのです。
「申し訳ない」や「かわいそう」や「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」だと思うのです。
生きていくためには何かの生命を頂かなければいけないわけで。いくら殺生しないようにしても歩けば虫を踏むこともあるし、野菜や果物も生命。
だからこそ「申し訳ない」なんてネガティブな気持ちではなく「ありがとう」の気持ちで戴くことが大切だと思うのです。
そんな「生命の勉強」もさせていただきました。
そしてまた「ありがとう」をたくさん言えた1日でした!
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