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娘の起立性調節障害について②

仙人のような漢方外来の先生。
娘もちょっと笑っちゃってる。
脈拍や血圧、寝っ転がって体を指で押したり
色々と検査をしてくれた。
もちろん、起立試験もした。

漢方先生「うん、起立性調節障害で間違いないけどね。
病気だからちゃんとお薬飲めば治るよ。
学校もゆっくり行けるようになるからね。
無理して行かなくてもいいからね。
学校は逃げないから。
でもね、何か学校とかで嫌なことはない?
それが分からないと治らないよ。教えてくれる?」

と娘に言うと
娘は涙目になりながら
「学校で嫌なことをされたり困ったことがある」
「Aが一番いや!!」
「バレエもバリエーションは辞めたい、うまく踊れない」
「塾も辞めたい」

ここぞとばかりに不満爆発。
辞めると言ったものはすぐに辞めるとして。
友達Aは3年と5年の時に同じクラスで仲が良かったはずだけど・・・。
ゆっくり話を聞いてくれる漢方先生。
漢方先生「Aちゃんのどこが嫌なの?」
娘「同じクラスの男子に手紙渡してってすごくしつこい」
 「自分で渡してって言っても聞いてくれない」
 「男子にも嫌な顔をされる」
 「毎日、休み時間のたびに来て言ってくる」

率直にしつこい女だな、と感じた。
そう、このしつこさが娘がダウンした理由。
この時点で1ヶ月半、ほぼ毎日休み時間に
何もない時は娘のところに来て手紙を渡すことを要求したらしい。
男子は受け取りたくないから
Aからも男子からも文句を言われる。
要はラブレター渡す渡さない問題の前に
Aは既にこの男子に嫌われてる。
娘は逃げたり隠れたりしたけど
Aに見つかるとグチグチ言われる。
そのうち同じクラスの友達が助けてくれたけど
その友達のことを悪く言うようになって
もう無理、と思っていたら頭が痛くなってきた。ということだ。
1回や2回ならきっとこんな風にならなかっただろう。
大人でも参る回数だ。

はぁ。
子供って親にはなかなか大事なことを話さないってこういうことか。
全然何も分かっていなかった。気づけなかった。
漢方先生のおかげで娘の場合
起立性調節障害を発症するトリガーは
ストレスであることが分かった。
後に分かってくるのは
Aが関わると気持ちが悪くなるということ。
完全にトラウマになってしまったようだ。

そして2種類の漢方薬が処方され
マズい薬を約半年間飲み続けることになる。

しかし
しつこい女Aは娘が学校を1ヶ月休んで夏休みに入り
2学期から復帰したころに
さらにちょっかいを出してくるようになる。

つづく



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