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頭では分かるけど、できる気がしない/やる気がおこらないのはナゼ?

「頭では分かるけど、できる気がしない…」
「やる気がおこらない」

こんなふうに感じたことはありませんか?

今日は、
「なぜ頭では分かるけどできる気がしない」
  「やった方がいいのは分かっているんだけど、やる気がおこらない」と感じることがあるのか?
「どうしたら、できるようになるのか?」

について書いていこうと思います。

1.なぜ頭では分かるけど、できる気がしないのか?


その理由は、大きく分けて次の2つです。

① 今の自分には難しすぎるから。
② 内心、やったら困ることが起きる/損すると感じているから。

では具体的に、どういうことなのか。

① 「今の自分には難しすぎる」とは
→今、それをこなせるだけの体力やスキル、経済的余裕、時間などがないということです。

例えば、
「健康維持のためには、午前中に毎日30分くらい歩いた方がいいと頭では分かっているけど、そんな時間はないよ」

といったことです。

また前回の例で言えば、
「時間がないことを解消するために、自分の能力を高める」というアプローチをとりたいと頭では思っている。
でも、身体が「もう頑張れない、これ以上頑張ったら身体が壊れるから嫌だ」と悲鳴を上げている場合、そのアプローチをとることに抵抗を感じます。

② 「内心、やったら困ることが起きる/損すると感じている」とは
→大切なもの(時間やお金、誰かからの好意や評価)がなくなると思い、心理的な抵抗を感じている状態です。

例えば、
「そんなことをしたら、誰かに嫌な顔をされる・変に思われる」
「今までのやり方・生き方を変えるなんて大変…」
「もし万が一、効果が出なかったら、時間とお金を無駄にしたことになる。そんなバカな真似はしたくない」
こういったことを感じている状態です。

昨日の記事でご紹介した例で言うと、
「時間がないを解消するために、TODOを減らす」というアプローチを取った方がいいと頭では思っていても、
「仕事量を減らしたら、上司に嫌な顔をされそうでイヤだ!(=嫌われたくない。役立たずで価値のない人間だと思われたくない…)」
「家事を放りだすなんて、主婦失格(=自分の役割を果たさないと居場所がなくなる)」

このように、頭では「なるほど!」だけど、「心や身体が…」と一致しない思いを持っていれば、心理的な抵抗が大きくなかなか行動に移せません。

ようするに、「やるメリット」より「やるデメリット」の方を強く感じていると、
「いや、頭ではわかるけどなぁ…」という状態に陥りやすいということです。

2.じゃあ、どうしたらいいの?


「じゃあ、どうしたらいいの?」

「デメリットの方が多そうだから、やめとこう」

それでもいいと思います。

「でも、気になる」「できればやってみたい」
もしあなたがそう感じた場合、
「心理的抵抗を感じない範囲で、難易度を下げてやってみる」
というのがオススメです。

 ◆頻度、時間を減らしてみる。
 ◆一部だけをやってみる。
 ◆継続できそうな時間帯、内容でしてみる。etc…

例えば、
「時間がない!」の解消をするアプローチと関連させると…

1日10分だけ、能力を高めるために新しいことを学んでみる」や
1日1つだけ、能力を高めるために無理のない範囲で新しい挑戦をしてみる」など。

あるいは、そもそも心理的抵抗を感じないようにするための質問を自分に投げかけてみて、出てきた選択肢から検討してみるというのもかなり効果的です。

「みんなの負担にならないように、仕事量を調整。あるいは、減らすにはどうしたらいいか」を考えてみることや
「自分の仕事を喜んで引き受けてくれる人はいないか」を考えてみる。

「育児を喜んで代わってくれる人はいないか」を考えてみることや
「家事や仕事の代行サービスを利用するとしたら、どんなものがあるのか」を調べてみる。

など…

自分の今の生活を、より心地よいものに近づける選択肢は無限にあります。

なのでもし「頭では分かるけど、なんかやる気がしないんだよなぁ」と思った場合は、
「難しすぎず、心理的な抵抗もないレベルでやってみる」というのを試してみてください。

あなたが望む生活に近づいていきますように。

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