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二軍落ちした今こそ声を大にして言いたい、伊藤将司投手の魅力 #3

第1弾、第2弾を読んでくださった方、スキ!くださった方、本当にありがとうございます。予想よりもはるかに大きな反響をいただき、当方めちゃくちゃ喜んでおります。

さて、本当は第2弾でこのテーマのnoteは一区切りのつもりだったのですが、先日、第1弾にあるコメントをいただきました。

フィールディングの良い投手ってただただロマンありますね!#3でプレー編ありましたら是非お読みしたいです。

第1弾にいただいたコメントより

私はこのコメントの通知が来るまでnoteにコメント機能があることすらまともに把握しておらず、コメントをいただけたことに本当に驚き、歓喜しました。

ならば書くしかないだろう、#3プレー編を……!

しかし、嬉しい事の裏で、悲しい事もあった。そのせいでこのnoteを書く手がしばらく止まってしまっていたことを白状する。

前回の記事の投稿をした翌日、伊藤将司投手(以下、イトマサ)が岩貞投手にかわり一軍復帰した。

当時は恥ずかしながら「投稿した時に一軍登録とかマジ運命」と勝手に自惚れた。しかしこれがびっくり、イトマサは中継ぎで起用されたのだ。当時のチーム事情から左腕であるイトマサに白羽の矢が立ったのだろうが、これではまるで先発失格の烙印を押されたようで辛い。

しかも、その後彼はひと月ももたず再び二軍落ちしてしまった。8月27日の横浜戦。この日先発予定だったビーズリー投手の発熱により、イトマサは緊急で先発登板したのだ。結果は3回4失点。まあ今年横浜には打たれまくっているので正直覚悟はしていたが、それでも胸に来るものがある。中継ぎと先発を反復横跳びさせられた挙句二軍落ちとは何たる仕打ちだろうか。

今年の阪神は左腕の中継ぎの工面にやたらと苦労している。別に左右の頭数確保に躍起になる必要はないような気はするが、これはフロントなりの苦労があるだろうので外野は何も言うまい。

……御託はここまでにしておこう。なぜなら、私はこのnoteをイトマサをこき下ろすために書いているわけでも、阪神への愚痴を垂れに来たわけでもない。

イトマサの魅力を語りに来てんだよ!!!!!!!!
どんな姿だろうと応援するために来てんだよ!!!!!!!!

ということで、今回は私が個人的に好きなイトマサのプレーをより詳細に紹介していく。おまけのオススメ動画もあるよ。


1.イトマサ神プレー集~フィールディング編~

2023年5月4日 中日ドラゴンズ戦

イトマサはフィールディングがとっても上手いため、簡単にはバントができない。相手の岡林選手はきちんと一塁側に意識して転がしているので何も悪いことはないのだが、イトマサの捕ってから投げるのが早いのと、高めに吹き上げるように球を投げたぶん、より早く二塁でアウトが取れたと思っている。岡林選手が俊足だったから叶わなかったものの、普通の選手なら余裕でバントゲッツーになって監督をよりがっくりさせていた事だろう。

2023年10月19日 CSFinal 広島カープ戦

このアウトで試合が決まったといっても過言ではないスーパープレーである。7回表1-1のノーアウト1塁、走者も打った瞬間スタートしているので抜けていたら1,3塁も考えられた状況である。これだけ鋭いピッチャー返しなら普通は抜けるのだが、イトマサはそうはいかない。爆速の球を零すことなく掴み、彼は至極冷静にダブルプレーを完成させたのだった。

結果的にイトマサは7回を投げ切り、勝ち投手にこそなれなかったものの、阪神の日本シリーズ進出に大きく貢献してくれた。

2023年6月1日 埼玉西武ライオンズ戦

2塁送球、ライナーと来て、こちらは3塁送球の素早さが光ったプレー。初回、のっけから長打を浴びピンチになったイトマサだったが、ここでもバント策をとった西武を返り討ちにしている。源田選手は言わずもがな優秀な選手なのでそう簡単にアウトにはならないので、これは見かけ以上に素晴らしいプレーだと思う。

2.イトマサ神プレー集~牽制編~

イトマサは「投球」だけでなく「野球」が上手い選手だ。そのためフィールディングはもちろん牽制でもしばしばアウトをもぎとっている。

2022年9月7日 東京ヤクルトスワローズ戦

もしかしたらお気づきの方もいるかもしれないが、これは初回に紹介した動画である。この試合はとにかくイトマサの良い所が濃縮されているので、イトマサを知るために1試合だけ見てもいいよという人がいたらこの試合を見て欲しい。

イトマサは、この試合だけで2回、牽制アウトを完成させている(2:13と5:45)。この年、阪神は守備時に牽制アウトを6回成功させているのだが、そのうち2回が1試合、ひとりのピッチャーから生まれているというのは中々驚きである。

2024年7月6日 横浜DeNAベイスターズ戦

イトマサは一塁で刺すだけでなく二塁で刺すこともある。これはキャッチャーがランナーをよく見ているとも言えるけれど、いざ牽制しようとしたらすっぽぬけ…なんて怪しい守備が稀に起きる阪神においてこのプレーは褒めるしかない。

番外編

おまけで、前回紹介しそびれていたイトマサおすすめ動画を1個だけ紹介させてほしい。

もう既にサムネイルから様子がおかしい。2022年のキャンプでは色んな選手が日替わりキャプテンを務めており、選手たちは就任時の挨拶で、思い思いの話をしている。コーチや監督もいるのでみんな大方真面目なのだが、イトマサはなぜか一発ギャグを披露した。(なんで?)

ギャグの内容は動画を見ていただきたい。みんなのリアクションからも普段のイトマサの面白人間ぶりが伝わってくる貴重な映像である。彼はメンタルが強いというより、ちょっと特殊な感性をしているのかもしれない。

さいごに

これまで3回にわたりイトマサの魅力を熱弁してきたが、少しは伝わっただろうか?イトマサはプレーはもちろん声も顔も立ち振る舞いも一級品の最高の選手なのである。

野球選手としてだけでなく、人としても素敵なイトマサの事を、私はこれからも応援していく。2024年シーズンのイトマサの成績は芳しくなく、もうシーズンは終盤、今年は彼の姿を見ることは叶わないかもしれない。

それでも、私はまた甲子園に足を運ぶ。イトマサグッズを買って、コラボメニューを食べて、彼が再び歴史ある球場の土を踏めることへの願いを込める。

タイガースファンのみなさんは今年のイトマサに色々思うことはあるかもしれないが、どうか、彼が一軍に戻ってきたときは笑顔で迎えてあげて欲しい。

そう、いつでもスマイルで。

いつで~もスマイルし~ようね~♪
出典:https://www.youtube.com/shorts/5nPfXxhBBXM

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