(第1回)気候変動に伴う今後の防災と環境を学ぶ教育について、具体的にどのようなことができるでしょうか?今回の話題提供を通じて、皆さんが思いつくアイデア、ひらめきの種をぜひお聞かせください!もちろん、実際の手法や事例の紹介でも結構です。

防災も環境もシビアな問題ありますが、楽しくというのは語弊があるかもしれませんが、希望やワクワクを感じるトーンでの普及啓蒙教育が受け入れやすい面もあろうかと感じています。
オランダの災害博物館での、災害時に持ち出すものを点数で競うゲームの要素も大切ですね。
日本でも祭りの神輿のルートやその後の皆で屋外で煮炊きをするお楽しみも、自然と災害時の避難や炊き出しの訓練になっていると聞きます。
防災も環境に関しての取組は、長期的な視点から長く続けられるような仕組みが大切なのかと思いました。(安部隆)

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元米国副大統領で「不都合な真実」などを書かれたアル・ゴアさんが主催する「Climate Reality Project」では、講習修了者(Climate Reality Leader)が活用できるようにプレゼン資料を提供しています。この中には、世界各地の災害に関するデータを含む情報が多数入っており、それらのプレゼンの持つ訴求力は非常に強いと感じています。教育の中でどのように使えるかを考えるために、英語にはなりますが、オンラインでの講習に参加されてみてはいかがでしょうか?https://www.climaterealityproject.org/ 私は昨年日本で日本語で開催された時に受講しました。(宮本育昌)

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Eco-DRRには土地が必要なので、その土地を確保するための法整備。3世代ぐらいを想定すれば、人口減少+相続税物納でかなり集まってくると思います。私が生きている間には実現不可能だろうけど、将来の世代に21世紀の遺産を残してあげたいです。

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時間はかかりますが、子どもたちへの教育は大事だと思います。学校の教科書にも防災の項目が加わってくるので、環境と防災の視点を伝える学校教育との連携を進めていくといいと思います。

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沖縄では、知人が「防災プラットフォーム沖縄(DMPO)」という団体を今年立ち上げて、各地で防災キャンプなどの体験活動を行なっています。またボーイスカウトも、これに近い活動を行なっています。これらの防災教育と従来の環境教育は、親和性があるけれど目的が異なるのだなと感じています。その接点を整理して提示できれば、ぐっと繋げることができるかもしれませんね。(鹿谷麻夕)

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私の経験では、地域によって沿岸の環境特性が異なりますので、防災・環境・利用に配慮した整備を行うために最も重要なことは、現地の自然条件を科学的に整理して、それを、背後地域の住民にわかりやすく説明し、併せて、その地域で生活している方々の意見、要望を充分に聞き取ることです。
これを踏まえて、防御機能、環境維持内容、適正な利用というある意味トレードオフとなり得る要件の解決策を見出す手法を多くの人に伝えることだと考えます。(五味@三洋テクノマリン株式会社)

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楽しさと安全(危険)は、背中合わせ。「防災×環境」をまっこうからテーマにしたことを経験していない方が多いと思います。私も。目からうろこでした。「防災は語れる、研究しているけど、環境は分野が違う」と思いこんでいる方にも、登壇していただき、こちらが「勝手」に繋がりを見出してもよいかも。ゆるいwsみたいな場もいいな~ イメージキャラは、田中先生やなみ~みたいな感じで(笑)(早川弘子)

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環境サイド、防災サイドの人が話す機会は少ないように思います。防災の人は「人の命、社会経済活動」、環境の人は「生き物、生態系、気象」など時に見ている対象や時間スケールが違います。ギャップを埋めていく場になると良いと思いました。
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各地での実践が共有できる仕組みづくりができたらいいなと思っています。(佐藤崇範)
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前職で、キャンプ・野外教育の専門家が学校の校庭で子どもたちとテント生活体験を行う防災キャンプを実施してました(だいぶ前ですが)。地域の防災イベント等でも、野外活動の知識を使ったワークショップ等していました。キャンプ等の自然体験活動を通して、自然って楽しいよね、だけではなく、自然の厳しさや非日常が訪れた時にどうすれば良いかなども日ごろから子どもたちに伝えておくことってとても大切だと思います。
学校で教わる防災っていうと「何かあった時にどうするか」という訓練が多いように思います。それも大事ですが(未然に防ぐことはできませんが)災害を軽減するための地域づくりという視点を、もっと多くの子どもたち(大人も)もまき込んだ議論の場がたくさんあると良いなって思います。でもどうしても、防災とか環境とかいうキーワードは、ハードルが高くなりがちです。敷居を低くして、みんなが自分事として考えられるような工夫が必要かと。「防災×環境(ことばは変えて)」をお題に、ロールプレイ的なゲームなども考えられるかと。また、多くの方の理解を得ないと地域づくりは進まないので、難しいワードをよりわかりやすく言葉で見せていくことも、今後は必要なのかなと思いました。
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※随時追記していきます。

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