(第4回)気づき、疑問、メッセージなど

・大場さん:防災だけ、生態系だけを勉強してきたのではなく、まさにこの勉強会のタイトル「気候変動×防災×環境教育」を掛け算でやってきた方だからこその視点がとても興味深かった。私たちのやっていること全てが、あの「天秤」を考えるとよくわかる。ちょうど夕べの深夜に、地震があって目が覚めたのですが、改めて大津波が来ると言われているところに住んではいけない(就寝するような生活形態はだめ)と思った。なぜ住み続けることができるのだろうと深夜にとても怖くなった。
浪崎さん:まずご自身も子育てでめちゃくちゃ大変な時期なのに、被災した子どもたちのために行動を起こすなんてごいなと心底感心してしまった。かつ、その過程で疑問を持ちつつ活動されている。そのこと自体がとても誠意あることだと思う。ここに集う方々は「基本、世のためひとのため」(ちょっと言葉は偽善的ですが)に行動していると思う。だけどそこで重要なのは(自分は何のためにやってるんだろう)(これでいいのだろうか)(ちょっと待って、違う方向に行ってない?)・・・などなど、疑問を持つことが大切で、そうやって悩みながら行くと、ふと芯からその人たちの気持ちがわかる時が訪れるのではないかと思う。

被害想定が大きい地域に住み続けるということ、「先祖代々の土地」「地域住民の繋がり」「ふるさと」などなど、そこから離れたくない気持ちはよくわかる。でもその気持ちを無理やり引きちぎってでも土地を離れる決断ができるのは、実際に体験したものだけではないだろうか。どんなにつらくても決断することが子々孫々への責任。いくら伝え続けてもいつか油断する世代が必ずあるから。そして「生業」のためだったら、仕事をする場と夜に眠る場を別にすべきだ。
・・・・・とは言いつつも、大変難しい現実がありますね。

海央さんが質問されていたと思うんですが、女川の意思決定がどのようになされたのか、よくわかるサイトのリンクを張ります。私の大好きなほぼ日で、2016年のコンテンツです。https://www.1101.com/keiei_design/onagawa/
面白いです、読んでみてください。(安倍志摩子)

・話題となった両地点とも知見のある場所に係る話だったので判りやすかった。(国安俊夫)

・お仕事として防災に関わってこられて方の視点、お話が興味深くジブンの地域と重ねてみたり(しているうちに、どんどん、講話が進んでいった(笑))

浪崎さんのクラウド報告を聞きながら「被災地での子どもたちへ」を考えて、地域の幼児教育、インタプリターの力を借りないで(該当する方がいない、動けない)ときに、親御さんたちがどうすればよいか?親コミュニテーで「防災」の一環として、シュミレーションや勉強会をしていられるといいなー、食品のローリングストックみたいに、普段も使えて、災害時にも使える「家族」「地域」での子ども対応みたいな・・・(と、考えていたら、どんどん、講話が進んでいった(笑))(早川弘子)

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