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物語の行方〜私と櫻坂46 ③

“咲かない人は、いない”

6月5日(6月6日1時過ぎ)『そこ曲がったら櫻坂?』放送後のCMにて、櫻坂46新メンバー募集開始のアナウンスがされたという。
放送地域外の者にとっては、仄聞するかたちでの表現しかできないのがもどかしい。
GYAO!での配信も当然にしてCMは省かれるので確認できない。
公式HPにてようやく視ることができてもこのタイムラグは如何ともしがたい。

それはともかく、かねてより噂されていた三期生の募集が公になったわけである。

Twitter上では概ね好意的に受け入れられているように見受けられる。合同オーディション当時の喧騒と比較すれば隔世の感すらある。先に乃木坂46、日向坂46の新メンバー募集があり、そしてメンバーの卒業が続けば「我が櫻坂も..」と思うのは自然な流れであろう。
また、乃木坂の一連の混乱を見るにつけ、どうか選考は慎重に…との思いも滲みでている。

そして、期待しているのはファンだけではない。現メンバー、特に新二期生達だろう。メッセージアプリによるメンバートークでは早速、増本綺良、幸阪茉里乃が反応している。文面からは、やや前のめり気味ながら喜びを伝えている。

新二期生の配属〜増本綺良の登場

さて、本noteでは私と櫻坂46の関わりを時間を遡って書き留めている。自分の気持ち、文字通り「自分語り」である。
前稿までは新二期生の配属までを記した。本稿では、そこから私が櫻坂46を推す最大の事由となった増本綺良のことを書き記して一旦のまとめとしたい。

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2018年11月29日、坂道合同オーデションでグループの配属に至らなかった残る合格メンバーは坂道研修生として引き続きレッスンを受けるようになった。
2020年2月16日のSHOWROOM配信にて研修生の配属発表があり、欅坂46には6名が配属された。

この間の経緯については、メンバーの口から語られる機会も出てきてはいるが、不明な点が多いと言わざるを得ない。だが、私はそれをことさら知ろうとも思わない。この稿の主旨とも外れる。

その6名の中に増本綺良がいた。私はオーディション時のSHOWROOMについてはリアルタイムではあまり見ていない。それだけ坂道グループへの興味が薄れていた時期ということだろう。彼女を認識したのは何かの雑誌だったと思う。ただこれも不確かだ。研修生ツアーも特段追っていない。公式アカは見ていたが当時はただ見たと言う程度だ。

結局、欅配属時のSHOWROOMで初めて意識的に見たんだが、得も言われぬ不思議な雰囲気と強くメッセージを伝えたいという意思が伝わった。

しかし、十分に活動が展開出来ない状況が続き、更に混迷していたグループのマネージメント等々…そして、改名の発表〜LAST LIVE〜櫻坂46への改名と続くのは周知の通りである。

そんな中でも増本綺良によって、私の中に新たなアイドル観とも呼べるものが生まれて来たような気がする。

彼女を評しての言葉は大不思議、奇人変人、規格外、ぶっ飛んでる等々枚挙にいとまがない。それは一面として否定はしないが、どれも表層的で浅薄だ…と感じる。
確かに最初はそう写るだろう。だが、彼女を知るにつれて彼女の根幹にある彼女自身意識していないかも知れない信念と呼べるものを、泰然と確立していることに気がつくはずだ。

増本綺良を推す者達は「キラのナカマ」と呼ばれている。彼女に惹きつけられている者は、そのことを十分に理解していると断言してもいい。

丁度一年前になる。2021年6月16日に開かれたBACKS LIVEの初日、守屋茜や齋藤冬優花らとのMCの最中に手紙を読みながら、彼女は突然泣き出した。オーディションSRでは「感情がないから(泣かない)」と嘯いた彼女が…
周囲からの期待に常に応えようとして時に感情が混乱した中で、先輩達の暖かい言葉と眼差しに思わず、感極まって涙したのだろうと思いはしたが、さすがに突然のことで驚いた。
そして、一方でセンターを務めた『Buddies』での満面の笑顔。あぁこれからも増本綺良の成長を引き続き見守っていきたいと強く意識した瞬間でもあった。

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その後の彼女の活躍とグループにおける替えがたい存在感と役割の重さは、あらためて指摘するまでもあるまい。

増本綺良は研修生時代の紹介動画にて「人の支えになるような人になること」また、配属時のSRにて「私にしか出来ない表現で伝達していきたい」とそれぞれ決意を述べている。

そう、答えは既に出している。そして、これからもそれを追求していくのであろう。


【追記】

THE LAST LIVEや櫻坂46への改名等々については、またいずれ日をあらためて取り上げられたらと思っている。


                      № 004


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