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櫻坂46 9th BACKS LIVE!!〜大事な人はいるか?


【櫻坂46 9th single BACKS LIVE 配信を視聴して】


8月23(金) 24(土) 25(日) の3日間、幕張イベントホールにて櫻坂46 9th single BACKS LIVE!!が開かれた。


今回は条件が合えば、是非とも会場に足を運びたいと思っていた。
しかし、東京ドーム公演初日 (6月15日) のライブ終盤に、この日程と会場が発表された瞬間、私の事前の予想とは遠いものだったため正直、落胆した。
既に日程が発表されていた、翌週の京都リアミーのスケジュールを先に組んでいたため、流石にその直前では、勤務調整をはじめ諸々対応出来ないとわかったからだ。
私としては、9月初旬開催と踏んでいて、あわよくば関西開催も…と淡い期待も持っていたのだが、現実はそんなに甘くはなかった。
まぁこれは致し方なし〜こうなれば配信を待つしかないな…と気持ちを切り替えた。

結局、配信は最終日(25日)のみだった。
別に全日でもよかったのに〜と、思わないでもなかったが、9月の三期生ライブとの兼ね合いやコストなどの諸事情があるのだろうか〜その辺りの判断基準は部外者にはよくわからないが…


さて、ライブの感想に入る前に、先に取り上げておきたいのは、バクラを前にしてラジオとTVで、我々Buddiesにとって、とても興味深い番組があったことだ。

8月10日(土) 放送のラジオ番組『川島明 そもそもの話』(TOKYO FM) に、武元唯衣がゲストで出演した。
既に多くのBuddiesから、放送内でのちゅけの力強い発言に嬉しく、そして誇らしく感じたことが報告されていた。

櫻坂ってバラエティで見せてる顔と余りに違うと思うんですよ、ライブが。 (略)
私たちの目的が全部ライブにあるんですよ。バラエティとかで色んなところに出させてもらっても、私の頭にずっとあるのって、バラエティで知っていただいたら、その方がライブに辿り着いてくれれば、絶対好きになってもらえるという自信があるんですよ〜最終的にはライブ来てくださいっていうのが、一番その来てさえもらえればもうこっちのもんだ、もうその位の自信を持って作っているので。

武元唯衣 番組内発言要旨

前回8thのバクラで座長を務め上げ、ちゅけも大いに自信を深めたことであろうが、それが単に彼女個人にとどまらずグループ全体に、その意識が共有出来ていることを、彼女なりの言葉でキッパリと言いきったのである。

また、8月18日 (日) 放送のTV番組『チャリ飯旅』(テレビ東京) では、同じく武元唯衣と、もう一人のメンバー石森璃花が出演した。
くしくも前回と今回のバクラ座長の二人である。
神奈川の厚木から茅ヶ崎までの約40キロを自転車(電動サイクル) で走るロケであったが、二人の呼吸もピッタリで終始笑顔の絶えないプログラムであった。
ここにも、現在のグループ内の雰囲気の良さの一端が感じられた。



9月の三期生ライブ同様、今回のバクラも3日間という開催日程でも、チケット入手の困難さが強調されていた。
関西でも…の望みは、スケジュールのタイトさや、メンバーへの負担を考えたら、今回は時期尚早だったのだろう。(乃木坂アンダーは全国5ヶ所とのこと…その辺りは、やはり乃木坂姐さんスゴイな…)
しかし、11月のアニラも含めて、完全にハコが今のグループの集客力量に釣り合っていないことは明白だ。素人目にも、もったいない機会損失だなぁ…と、未練がましくも呟いてみる。

さて、バクラ前にBACKS曲『愛し合いなさい』のMVが100満開再生を突破した。
璃花ちゃん推しの人たちが熱心に呼びかけた成果であるし、今回の座長、石森璃花とBACKSメンバーへのBuddiesからの力強いエールでもあっただろう。



8月25日 (日) Day_3

私は、ネタバレ大歓迎の人である。ただ、それはあくまで私個人の次元の話で、他の皆さんに求めるつもりは微塵もない。
TLではネタバレがないようにと、細心の注意を払っているFFさんばかりだった。今回は、特に徹底していたように思われ、その規律性の高さにファンダムとしての一定の成熟を感じたから尚更だ。

まぁしかし、セトリ等知ろうと思えば知ることの出来るSNSの世界でもある。
色々と探って、事前にガッツリ追っては来ていた。

ただ初日、二日目は精神的につらかった…
こらえ性のない性分だからネタバレなど気にせず、ずっとTLを追っていたが、参戦の皆さんのほとんどが絶賛の嵐で、そのポストにふれると羨ましくも(かつ妬ましくも?)あり、配信までの時間がとても長かった…
じゃあSNS見なければいいのに…と、いう声もあろうがそれらを差し引いても、やはり自分は“知りたがり”なんだなぁ〜と自嘲してしまう…


影ナレ〜石森•遠藤理
えんりこナレーションのペース(リズム)が素晴らしい。やはり「のびらじ」での経験が活きている。
現地Buddiesの「ハーイ!」も大変元気がよくてよろしい(笑)


OVERTURE
はいせーのと、うっ勢がキレイに決まっている。
やり過ぎコールには眉をひそめるオジサンだが、これはよき♪

〜Are You Ready ?と問いかけられた。
まさにBuddiesのみんな、準備はいい?〜だ!

① 確信的クロワッサン (石森)
りかたん独唱から入った「クロワッサン」
時々、rikanotalkでアカペラ音源を送って来てくれるりかたんだが、歌が、そして歌うことが好きなんだな〜ということがよくわかる。
また、ハンドマイクの小指を立ててる仕草が、これまで地元群馬のカラオケBOXで鳴らしてきたに違いないと”確信“させた。
メンバーが合流して、一人ひとりをカメラが捉えるが、みんな驚くほど表情が輝いている。

➁ ソニア (小池)
みいちゃんセンターのソニア披露は何時以来だろうか…
後のMCで約二年前〜と本人が言っていたが、当時のBACKSメンバーとは大きく入れ替わった形でのソニアも、また感慨深いものがあった。
そして今回の衣装もいい。エポーレットを付けたミリタリーテイストで、配色も私の好みだ。

③ 美しきNervous (向井)
ナーバスと言えば、3rdバクラでの(通称)金魚衣装を着て披露した上村莉菜「ムーバス」の印象が未だに強いものがあるが、いとはの煽りから入ったナバスはやはりライブに強い一曲だった。
花道に出てのパフォーマンスが特にいいな。

MC〜石森
みいちゃんのソニアに直ぐにふれる辺りはさすがの座長りかたんだ。
「クロワッサン」のピアノ演奏、こんなぎだったら面白いのにな…と思ってたが、まさかのネタバラシ!
これまた熱い演出だった。

④ 車間距離 (遠藤理)
「クロワッサン」で最初にカメラが捉えたえんりこのソロショットには思わずドキッとした。
メインステージの一番高い所でパフォーマンスする彼女を見ていると「頑張って来たんだなぁ」とここまでの成長ぶりに目を細めた。
「Try me」

⑤ 無念 (小島)
まつりとはまた違った達観の表情のこんなぎ。
前回バクラでの『断絶』から特に彼女のパフォーマンスには注目している。
ショートの髪が顔半分を隠し、最後の握りこぶしの腕を前にした彼女に静かな決意を見た…

⑥ なぜ 恋をして来なかったんだろう?(幸阪)
ポップアップから飛び出してきた、まりのんのなぜ恋。
前回のAnthem time同様笑顔が素晴らしい。
糸処理も無難にこなし、クラウチングスタートの顔上げもハニカミながらではあるが決まった。
エンディングでのまりのんウインクの炸裂!
確実にまりのんは歩みを進めている。

MC〜石森

⑦ Don't Cut in line ! (小田倉/大沼.幸阪.増本.遠藤理)
靴音が響き、始まった「ドンカラ」
ウォウォウォウォ!
ワン・ツー•スリー
アン•ドゥ•トロワ
〜のコールは配信でもよく聴こえてきた。
これも、お嬢が後のMCでふれていたが、櫻坂のハンドマイクは、それもBACKSメンでのパフォーマンスは、とても貴重(希少)なものだ。

⑧ ジャマイカビール (遠藤光/武元.向井 )
事前にセトリだけを見た時、加わるのはちゅけとふーちゃんだと思っていた。後にいとはだったと知り「ほぅ〜」と少し驚いた。
前回の『隙間風よ』に続き、ひかりんがゆいぽんポジに入った。
元々のメンバーだから、そのポジを演るのかと思っていたら、やはりセンターでのパフォーマンスと言うことでスライドしたようだ。
“真ん中”での、ひかりんは大きく映る。ちゅけも流石の身のこなしだ。
いとはも、前回の『断絶』に続いて、クールなダンス曲に起用されるということは、運営側の彼女への期待も大いに含まれているものと解釈する。

⑨ 風の音 (小池/上村.齋藤.石森.小島)
みいちゃんが復帰して現在の一期生メンバー3人が揃った。
前回の二期生 (遠藤光.大沼.幸阪) に変わり今回は三期生が加わった。
やはり、この曲はみいちゃんがいてこそ活きてくる曲と思えた。一期生も気合いが入っている。キレが違う。
これを間近で見て、文字通り体で覚えることのできる機会を得た三期生にとっては貴重な場だ。


DANCE TRACK
ここで衣装チェンジのようだ。
このダンスもちゅけが考案したのだろうか?

⑩ 泣かせてHold me tight ! (武元)
4thTOURでも観てきたが、この曲もなかなか難しいものだと思っていた。それにチャレンジしたBACKSメンもしっかりと表現出来ていたと思う。
そして、あきぽのダイナミックさに、目を奪われる。

⑪ 隙間風よ (大沼)
そのあきぽが、この曲のセンターを務めたことは少々意外だった。
前回は遠藤光莉がセンターを務め、私にとってのベストパフォーマンスだった。
そして今回は”ぎゅっ友“大沼晶保のセンター。
恐らく二人でどう向き合い取り組むべきか色々と語り合ったんだろうと想像してみる。
3rdバクラでの彼女の『流れ弾』を思い出していた。
あの時の激しさとは、また違う表現での”熱い“風を吹かせていた。
また、みいちゃんがこの曲にもいることの意味も何か熱いものがあった。

MC〜石森
「皆さん私たちと近づきたいですかぁ?」
こんなことは、そうそう誰もが気軽に口にしていい言葉ではない。さすがの石森プロであると感心し納得した。

⑫ 夏の近道 (上村)
今回のハイライトとも言っていいのだろうか〜むーちゃんセンターの「夏近」だ。
三期曲を演る先輩たちは、どことなく嬉しそうである(笑)

うさぎねこパートはひかりんとちゅけ。
それぞれ得意のワックとステップで魅せる。
これもまた一つの解釈〜安心して観ていられる。
エンディングむーちゃんは、やはり幕張に出現した妖精だった…

⑬ コンビナート (増本)
珍しくも、きらちゃんの煽りで繋いできたが、コンコンコンコンコンコン〜コンビナート!の斬新な曲紹介に、さすが我が推し増本綺良♪となった。
会場がペンラで、オレンジに灯るのが何とも誇らしく思える。
それぞれの期生曲に別の期生が加わる…
言わば、期生曲の“相互乗り入れ”が出来るのがバクラの大きな特徴の一つだろう。
そしてこの曲に、ひかりんがいることがとても重要である。

⑭ マンホールの蓋の上 (齋藤)
今や後半に持ってきて、ブチ上げるに必須の曲となったようだ。
ふーちゃんの体幹の強さが、特に目に付いた。
阿波踊りの腰を落とした動きが、ここにも活きているのかな…と真面目に考えてもみた。

⑮ 油を注せ!(武元)
何でちゅけが選抜に復帰しなかったんだ…と、ずっと疑問に思っていたが、「油」のパフォーマンスを観たら、やはりこの曲は「武元唯衣ありき」なんだなと思ってしまう。
ライブによって楽曲の魅力が高まったこの曲であると言えるが、また、武元唯衣と共に育っていった曲でもあると言えよう。
BACKSにも選抜にも必要とされる武元はある意味難しい立ち位置になってしまった…とも言える。
10thで、ちゅけが選抜復帰するのかは注視したいところだ。

⑯ 愛し合いなさい (石森)
冒頭、石森璃花が訥々と語った言葉が珠玉だった。
欅時代からずっと追い続けてきた彼女だからこその葛藤が当然あったのだろう。

私には櫻坂46への愛と熱があります。私が持ってるものとは違うかも知れないけど、唯一無二の世界観を持ってる櫻坂46というグループに…櫻坂46というグループにどうしても魅かれました。
リスペクトと愛を持って、覚悟を持ってこの場所に立っています。ありのままの等身大の私たちを見て欲しいです。

石森 MC発言要旨

櫻坂46というグループに〜櫻坂46というグループに〜と、二度自身で噛みしめ確認するかの様に繰り返した。
それは、8月5日付けの彼女のブログの言葉を現場で裏付けるものでもあり、何より心打たれた…


En-① 思ったよりも寂しくない (石森)
そんな石森が憧れた櫻坂46の楽曲の中で、独特の位置を占めるとも言える「おも寂」が、今の彼女の心情にとてもマッチしていると感じた。
久々に聴いた増本「キラップ」も”趣があった“が、その増本が石森のラップを直後のMCで褒めていたのも印象的だった。
また、きらちゃんの口から「クリック」という音楽用語を聴けたのも驚いたが、そう言えばきらちゃんは音楽用語はお手の物だったな〜と先のそこさくを思い出して、つい口元が緩んだ。


MC〜石森
ここでも石森の「絶対にBuddiesの皆さんは楽しんでくださるという信頼がある」という言葉にも中々言えるもんじゃないぞ…と唸らされた。

En-➁ I'm in
前回に続きラストの曲となった。

どんな遠くの 夢や希望も
さあ 掴んでみろ 今 下ろしたら負けだよ

のパートでカメラが捉えた遠藤光莉がそれを噛みしめているかの様だった。


W-En 愛し合いなさい
前回の配信で、ダブアンを見逃してしまったことを強い教訓としていたので、そのまま繋げた状態にしていた。場内の照明が落ちなかったので、これはダブアンあるな…と待っていた。
意外と早くの再登壇だったので時間も押していたのだろう。

曲名を全体で“ご唱和”させるりかたんはホントに策士だなぁ(笑)と。
ここでもBuddiesが、どんな言葉を欲しているかを十分に理解している。

それにしても、メンバーの笑顔がとても美しく神々しかった。
それぞれに獲得した何かがあったに違いないと思えた。



選抜制導入前のバクラでは、持ち歌が少なかったため、セトリは同じでも曲によっては、センターが日替わりになることがあった。
それはそれで、一つの見どころでもあったわけだが、現在の様にセトリに上がらない曲のほうが増えた状況で、構成をどう組み立てるか?は、このバクラの大きなテーマとなっている。
今回は、本来の自分のポジションのまま、センター扱いで披露した曲も何曲かあり、それに対して若干の不満の声も見てきたが、それには一定の”割り切り“が必要な時期になってきていると思われる。
そして、今回も表題曲なし〜だった。

バクラの一つの目的として複数のポジションを経験して場数を踏む〜と、いうのがあるだろう。
かつてのバクラを開催していた条件が、今、現在では明らかに変わってきている。端的に言えば「忙しくなった」と言うことだ。メンバーのみならずチームとしての行動域が、かつての比ではなくなったと私から見ても判断出来る。
そして、当初の目的は継続しつつも、やや語弊はあろうが、以前の“なりふり構わずひたむきに”と、いったパフォーマンスから、多くの人に対して”魅せる”ということにパフォーマンスの質が進化した〜と思える。表現の幅が拡がった〜とも、言っていいだろう。
これは一期から三期までの年齢や経験値の差が、いい方向に上手く噛み合った形で「櫻坂」として表現出来る場ともなっているからだ〜とも言える。
正に、前述のちゅけの言葉を裏付けるライブだからだ。

それにしても石森璃花は大きな仕事をしたなぁと唸ってしまった。
事前合宿での課題曲『BAN』でのセンター抜擢に始まり、今回のBACKS LIVE座長の任。
これからもそんな困難とも言える機会を乗り越えて彼女は成長していくのであろう。
そして今回、在籍•経験の違いがあるとは言え、座長石森に誕生日の近い武元•増本が脇を固めるフロントとなって石森を支えていたのも大きい。
もちろん他のメンバーとの意思疎通も十分に図れているからこその、あのライブだったのだろう。

しかし、バクラのライブとしての完成度がいよいよ高まってきて、この次元までくると今後どうしていくのだろうと期待と裏腹なある種の不安もなくもない。

グループとしての方向性をどう組み立てるかを基軸にしつつ、BACKS LIVEのあり方も変化していくのだろうか?
当面は三期生ライブを経ての、4thアニラのスケジュールを見守ることになるのだろう。
また、10thシングルの動きも水面下では始まっているのだろうか?
今後もグループの動向が気になる櫻坂だ。

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