見出し画像

櫻坂46三期生楽曲『夏の近道』から感じたものは…

櫻坂46三期生楽曲『夏の近道』のMVが2月11日12時に公開された。

MV制作は既定路線だったのだろう。乃木坂五期生、日向坂四期生との整合性を考えれば、櫻坂だけ出さないという理由はないはずだから。
そして、全7話で一応の完結をした三期生ドキュメンタリーは、その流れを形づくる上で非常に重要だった。
ありがちな成長ストーリーと冷ややかに突き放す様な次元では到底なかった。
今回はTAKAHIRO先生と氏の率いるINFINITYが、ただ単にテクニカルにダンススキルを教えるだけではなく、作品に、ステージに、観客に、如何に臨み、向き合うべきかの表現者としての基本姿勢を徹底的に伝えていたように受けとめられた。
ほんの一端であるにせよ我々が普段知り得ることのない場面をうかがい知ることができたのは意義あることだろう。



そしてMVが公開され、固唾をのんで観た。
事前に知り得ている情報は映像監督が加藤ヒデジンさんであるということだ。監督はこれまで櫻坂には『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』『BAN』そして『Dead end』の三作を手掛けている。

ピンスポットに桜吹雪と言えば…

いきなりのこの映像である。Buddiesなら即、連想したであろう、そう『なぜ恋』のオープニングを〜

『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』

初見では気づかなかったが、この二人は学業メンバーだろうということは、もう共通認識になっていった。先ず間違いないだろう。
二人を欠いたままMVを制作するのか〜致し方ないこととはいえ気の毒には思っていたが、これは何とも粋な計らいである。演出としても成立している。あぁこの手があったのかと…

そして、公式youtubeの摘要欄をチェックし、作曲者を確認する。井上トモノリとある。
『櫻坂の詩』『タイムマシーンでyeah!』を提供している。他にも乃木坂の『夏のFree&Easy』日向坂の『夏色のミュール』を手掛けており、今回の『夏の近道』といい、どうやら夏にご縁があるようだ。

『櫻坂の詩』はアンコール時の全体曲だが、『タイムマシーンでyeah!』は一期生曲であり、三期生曲の制作に、二期生の (二期生曲の) 扱いをどうするのかとの議論も巻き起こった。

そもそも乃木坂と違って、櫻坂 (欅坂) には期別曲の文化がない。私自身は期別曲の有無にそんなにこだわりはない。むしろ、乃木オタの期別による不毛な対立をみるにつけ、眉をひそめるところも率直に言ってある。何もメンバーや楽曲そのものに罪があるわけではないが。
しかし、「タイムマシーン」での一期生の喜び様をみると、やはり彼女たちには彼女たちの思いがあるんだなと…

その一方で、二期生に対しては、楽曲提供のタイミングを完全に逸していると私は思う。坂道合同オーデで運命が分かれた二期生たちには、それぞれに思いがあるはずだ。期別曲ヘの思い入れも違っていて当然だとは思う。
関有美子の卒業が発表された今となっては、どうすべきかの判断は難しいのだろう。

話をMVに戻そう。
楽曲としては、いわゆる王道のチアフルな青春ソング、スクールライフソングそのものである。
疾走感溢れる曲調と躍動感みなぎる三期生のハツラツとした動きに、従来の櫻坂にはなかった眩しさといったものを感じて、若干の戸惑いもある。(欅時代の『世界には愛しかない』には近いものがあったが)
それをどう受け止めるかで各人の評価も変わって来るのだろう。
私は好意的に受け止めている。

ただ、気になるのは、新しい櫻坂の一員としてのパフォーマンスが、短期間で著しく進捗してしまっているが故に(ここは驚き以外の何者でもない!)挨拶代わりのアイドルソングの域を超えたものになってしまっていることだ。
これは指導されたINFINITYの皆さんのおかげでもあるのだが、それに応えた彼女たちのガンバリあってこそのものといえる。
だから妙なズレというか、少し違和感があるのだ。つまり彼女たちが楽曲そのものをも、既にこの時点で超えていたのではないかということだ。
これをどう評価していいかは議論の余地はあるが、想定外のこととして率直に凄いことだとは思う。



未だ不完全な櫻ポーズが示すものは…
このスカートの拡がりに注目しないのはオタクに非ず!
村山美羽の激しさに見るケヤキ・サクライズム
見よ!谷口ちゃんを挟むムラヤマトノのフロントラインを
いいんじゃないですかぁ〜♪
BANも彷彿とさせる廊下のシーン
効果的にカットインする二人
遠藤理子はどこまで突き進むのか?
体育館のシーンが素晴らしい♪
ハーネス制服は現実に存在するのだろうか?
白のスカーフと青のスカートがいい
この一連の振りは感動モノ!
谷口愛季さんセンターおめでとう♪


タイトル挿入のタイミングも◎♪

ただ一つMVに不満があるとすれば、男子学生エキストラを入れたことだ。ジェラシーと共にやや興醒めの感…失礼〜



ドキュメンタリーの時点より、はるかに進化した三期生のパフォーマンスをみて熱くなるものがあった。

「櫻坂第二章」という表現を私も度々使っているが、もし、いつからかと問われたら、菅井友香の卒業から5thの発売日(2月15日) の期間が一つの目安となるのであろう。
三期生の物語は始まったばかりだ。そして櫻坂の物語もまだまだ途上である。



さて、訊かれてもいなし、特に知りたくもないだろうが、私の三期生の気になるメンバーは現時点では
谷口愛季〜遠藤理子〜小島凪紗だと答えておこう。

来月の横浜におけるおもてなし会に行く予定ではある。そして、これは楽しみだとの思いを強くした『夏の近道』MV公開の当日だった。


咲き誇れ 櫻坂46三期生🌸




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?