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ゆみちゃん ありがとう〜櫻坂46 3rdTOUR 福岡公演

【櫻坂46 3rdTOUR 2023 福岡公演を終えて】


注意してください
〈セトリ等ネタバレを含む内容となっております〉

4月29〜30日の二日間、福岡国際センターにて開催された『櫻坂46 3rdTOUR2023 福岡公演』では、私は幸いにも両日の参戦となった。
29日については、イオンカードにて安定の3階スタンド最後列指名を頂戴していたが、30日については落選続きで、チケトレ成立を最後の最後まで願い、粘るつもりだった。
配信の有無のアナウンスもない中で苛立つ自分がいた。
そして28日午後に現地福岡に出発する駅の待合室にて当選メールが来ているのを確認し、思わず「あっ」と声を漏らしてしまった。
諦めるに諦めきれないモヤモヤした気持ちで福岡に向かうところだっただけに流石にホッとした。
ただ今回は、たまたまこんな結果になったが、行きたくとも行けない数多くのBuddiesがいることも承知しているし、配信を巡るまことに解せない判断があっただけに、口幅ったい言い方で恐縮だが、関有美子の晴れ姿を、しかとこの目に焼きつけておこうと思った次第だ。

さて、本稿では福岡公演についての感想を本公演が最後のライブ・ステージとなる、その関有美子を中心に記していきたい。

福岡の街散策、聖地巡礼、会場周辺探訪などはこちらで



4月29日(土)    福岡 Day_1


福岡国際センターに行ったのは初めてだったが、事前の印象としてはどうしても大相撲九州場所会場のイメージになる。
力士の幟が、この二日間は櫻坂メンバーのフラッグとなった。

恒例のイオンカード様フラッグ群

私が福岡公演に参戦しようと思ったのは、言うまでもなく関有美子の最後のライブステージだからだ。言わば“SEKI YUMIKO THE LAST LIVE” の二日間である。
そしてもう一つは過去ニ年間の福岡公演では、続けてサプライズ発表があったからでもある。1stでは「流れ弾」2ndでは「その日まで」のMV初公開の場所だった。
だから今年も何かあるやに知れぬ〜と構えていたのだが、そのツアー自体が今回は半年早まり、しかも前述の通り、関有美子の櫻坂としての最後のライブ、卒業の場が彼女の故郷、福岡の地となったのである。過去二年とはまた意味合いが違ってきた。
さぁ、これを観ずしてどうする⁉ そんな思いを持って応募し福岡に来た。

29日当日はあいにくの雨模様であったが、午前中に一旦会場の様子を見に行った。

福岡国際センター


尚、セトリ〜楽曲の感想は先の「愛知公演参戦記」と重複するところがほとんどなので特徴的なところだけ記していきたい。


影ナレ
   谷口・中嶋
谷口をもってくるとは意外だったが、考えてみたらお隣り山口出身だから特に不思議でもない。
しかし二人共、オタクの「ハ〜イ」の間まで計算に入れていて、しっかりとナレーションするもんだから、これじゃ先輩達の立つ瀬がないぞ…と苦笑いしてしまった。

OVER TURE
  DANCE TRACK

1 Cool
2 半信半疑
  DANCE TRACK
3 摩擦係数

MC
   松田挨拶〜進行
大園〜もつ鍋を食べたのでもつ鍋パワーで頑張る。
土生〜shinshinのラーメン食べて会場がシーンとならない様に…今度は皆さんを胆のうしたい〜頭からハブシ全開!

4 それが愛なのね
5 恋が絶滅する日
6 偶然の答え
7 五月雨よ
8 もしかしたら真実
9 無念

MC
   田村進行
山﨑〜摩擦係数での「マ!サ!ツ!」のコールが嬉しい。
武元〜コールが再び出来るようになったら「On my way」のコール&レスポンスをやってみたいとずっと思っていた。
♫ I'm on my way (Yeah Yeah) からまだ途中までを…ということで、“ふたりな”直々のレクチャー。まつりがいのりに「音ちょうだい」と振る掛け合いは、さすがの一言。場内も沸くw

  DANCE TRACK (三期生)
10 夏の近道

MC (三期生)
  中嶋の進行
最初の石森が「ワー!」を披露で会場ほっこり。
三期でミーティングを重ねてきているのだろうが、段々と工夫がされてきている。

11 魂のLiar
最後列だから思いっきりクラップした。その数は段々増えてきていると感じたがどうだろう。

 DANCE TRACK (森田)
12 Nobody's fault
 DANCE TRACK (藤吉)
13 なぜ 恋をして来なかったんだろう?
14 流れ弾
15 Dead end
16 条件反射で泣けて来る
17 BAN
18 桜月


En 1 Buddies
この日は西側3階最後列だったんだが、中央のゲートと南西角のエレベーター前にメンバーが登場した。愛知公演での近さが恐らく最期だろうと思っていたが、この日もゆみちゃんが来てくれた。このゾーン大歓喜である。
れなぁと交替でファンサする姿は忘れることはないだろう。

MC
 守屋の進行
山﨑のリードで会場全体で関に「大好きー」コール

コメントを求められた関は「明日もいつも通りのライブをしたい」と〜これが翌日につながることになる。
中嶋は去年(2nd) では観客として来ていたと。そ〜なんだ…

En 2 櫻坂の詩

こうして一日目は終了した。





4月30日 (日)   福岡 Day_2


影ナレ
   関・森田
いきなりの大声で「あれ?まつり?」と思ったのは私だけだろうか?
この日の主役、関有美子としばらくしてわかる。森田と共にナレーションしていったのだが、えっこんな声も出せるんだ〜と。
そう言えば、4月から大沼晶保が新しくMCとして加わりリニューアルした形のNHKラジオ「のびらじ」にゲスト出演した関が、大沼相手に趣味などを早口でまくし立てる姿は、流石オタクアイドルと思わせるものがあり、あぁこれが本来のゆみちゃんの姿なんだなぁと思った…

OVER TURE
  DANCE TRACK
1 Cool
2 半信半疑
  DANCE TRACK
3 摩擦係数

MC
4 それが愛なのね
5 恋が絶滅する日
6 ブルームーンキス
7 五月雨よ
8 もしかしたら真実
9 無念

愛知までは「ブルムン」→「ぐうこた」の変更だったけれど、今回の福岡では逆にした。
その答えは後でわかることになる。


MC

   田村進行
小池〜名前を呼んでもらえることの幸せを感じる。
小林〜“あの”狂犬煽りを振られ、もう「チワワになりたい」と武元に伝授。
武元困惑するも、互いに空気を読むのに長けた二人だから、そこはそれw
生でゆいぽんの煽りを聴けた喜びと、ちゅけの器用さに感心することしきり。
   DANCE TRACK (三期生)
10 夏の近道

 MC
   小島の進行
こんなぎが、いのりとの師弟関係を「ていし(停止?) 関係」と言い間違えるものの、その間違いもセンスあるじゃんと感心してしまう。

11 魂のLiar
 DANCE TRACK (森田)
12 Nobody's fault
13 なぜ 恋をして来なかったんだろう?
14 流れ弾
 
15 Dead end
16 条件反射で泣けて来る
17 BAN
18 桜月

✿ 関有美子卒業セレモニー

本編が終わりアンコールもこれまでの通り二曲披露した上でセレモニーに移行するのかと思っていたら、メインステージスクリーンが白になり、櫻坂のマークが中央に映される。
関有美子卒業セレモニーが始まった。
ステージに現れた関。
シルバーのティアラとイヤリング。サクラピンクをベースに桜の花びらを模した様なドレスは、やはり尾内さんのデザインだった。
美しい…綺麗だ…この表現をそのまま使うことを何ら躊躇させない神々しい姿だった。

用意した手紙を読み上げていく。時折、涙ぐむが泣き崩れることはない。
嬉しかったこと、苦しかったこと、悔しかったこと〜最近のトークアプリメッセージなどで伝えてくれた内容が、より具体的に語られる。
「私のアイドル人生を彩ってくれてありがとう」の言葉が特に深く入ってきた。

そして同期の(旧)二期七人が現れ、それぞれに手を繋いで輪になる。
左右のモニターから欅配属時からの映像が流れる。センステ上部のサークルモニターにはメインステージの八人の姿が映し出される。これで冷静でいろと言う方が無理というものだ。
関の目から一筋の美しい涙が流れる瞬間が映し出される…
そしてその胸中はいかばかりか…
涙が溢れる〜あるいはこらえる同期七人…

このツアーでは藤吉夏鈴のパフォーマンスが一段と集中度を増してきたと注目を集めている。
私も全くその通りで異論があるはずもない。
そして、この場面での彼女の姿を見た時に、その理由の一端というのか、あるいは主軸というのか、私なりに腑に落ちたのは、彼女は渾身のパフォーマンスを披露することが関有美子の門出にエールを贈り、安心して送り出していこうという決意の表れであったんだと…
今さらながらにそう感じてしまった。
もちろん彼女自身の自分へのインセンティブもあったんだろうが。

偶然の答えのイントロが流れる。この曲でセンターを務めたあのBACKSLIVEが一つの転機だったと関は…
続いて無言の宇宙…これもそうだ…
ここには新二期五人も加わってのステージだ。

そして松田の進行で各人に話を訊く。

山﨑は中学の制服の受け取りに付き合ってくれたこと、卒業式にも引率として来てくれて「とてもカッコイイママ」だったと。

そして思い出の10曲からのセレクトに彼女は、自分の思いだけでなく「メンバー皆んなで唄える」ものとして選んだと…
欅曲云々と取り沙汰されたが、彼女がこう選択したことは大変意義と意味と、そして意地があることだと思った。

一期生、三期生も加わり、アンコールとしてBuddiesが唄われる。

続いて櫻坂の詩へ。
既に事前に配布されたフライヤーの要請によってアリーナは白、スタンドはオレンジの関のメンバーカラーに染まっていたのだが、松田キャプテンから関に、ペンラカラーのリクエストを問うた。
すると関は、今まで通り「サクラピンク」にと。

曲の途中、長い間奏を取りながらメンバー一人ひとりからの花と言葉を受け取った。
上村は「五月雨よ」で一緒に表題入りしたのが嬉しかったと。
大園からは二期生コメントの時に東京での電車の乗り方を教えてもらったことに続いて、この場では、オーディションで配属に至らなかった自分に、関からこれからも連絡をしてと言われたけれど、出来なかった心の葛藤を涙ながらに訴えた。

山﨑と大園のこんなエピソードを最後の最後に訊くことになるとは…

自身のことよりメンバーをグループを自身の卒業セレモニーの場でさえも優先する関有美子という人にあらためて敬意を表したい。

そして主役である彼女を立てようとするメンバーの、その中でも山﨑天の姿が印象的だった。

国際センターの天井には卒業おめでとう🌸の文字がプロジェクターによって浮かび上がっていた。

こうして関有美子はステージを降りていった。

松田キャプテンからは関へのエールと引き続くツアーヘの支援を要請して福岡公演は幕を閉じた。

尚、この稿の公演内容については可能な限りの記憶と殴り書きのメモを頼りに整理しているが、多分に誤解や誤認があるかも知れないことをご了承、含みおき願いたい。



さて私は以前から素朴な疑問として抱いていたのが、憧れのグループに自身が入ることへの心境とはどういうものなのかということだ。
先ずアイドルになろうとしてなかなかなれるものではないし、ましてや既にメジャーな憧れのグループに加わるということ。そして加入後に実際に感じる現実的な問題とのギャップを事前に想定していないはずはないということ。
それでも敢えて彼女はその道を選んだ。
もちろん彼女だけではなかろう。同期も、加入したばかりの三期もそうだろう…
そこから、それほどまでに引き付ける何かを持つ集団に加わることへの敬意を、そしてそんな彼女達を推す誇りを、私も持ち続けたいと思わせた今回の福岡公演だった。

まだツアーは続く。私の予想ではおそらく内容の大きな変化はないと思っている。あれだけのセットを活かす構成の変更は通常では考えられないからだ。あっても若干のセトリの変更にとどまるのではないか。
そして最終大阪公演で何かが明らかにされるのかも知れないということは十分に想定される。

もちろん関有美子の今後についても当然注目している。
彼女が叶えたい新たな夢、目標とは何だろうか?
早晩明らかになるのではないか。
今後のご活躍をあらためて祈りたい。

ありがとう ゆみちゃん
お疲れ様でした。


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