櫻坂46 2ndTOUR 大阪公演参戦記
最初にお断りしておくが、タイトルにツアー参戦記と大仰に謳ってはいるものの、ライブの「詳細」については触れていない。全くタイトル詐欺と言われても仕方のない今回のnoteである。
なぜなのかと言えば多くの方がご承知のように、29日ライブ初日の終盤MCでキャプテン菅井友香から「セトリネタバレしない範囲でSNSで拡散して」と、発言があったからだ。かなり高度な要請である。
私は会場でそれを聴いた時、即座に(同じく菅井友香からの言葉であったが)欅坂46からの改名宣言時の「前向きなお別れ」を思い出した。
状況は全く違うが、(受け手側が)如何様にも解釈出来る緩やかな要請かと軽く考えていた。しかし、終演後のTLを見たら、自分の受け止め方が甘かったことを思い知る。
当然セトリ等詳細は出るところには出る。お構いなしに出す者は出す。
それはそれとして、この(大方の)Buddiesの対応には正直驚いた。かなり工夫をこらしたツイも見受けられた。
殆どと言っていいくらい内容が漏れていなかった。
TLではそれを称賛する声が多かった。受け手側の対応としてはそれでいいのだろう。しかし今回の(今回もキャプテンからの発信になんだかなあ~の気持ちもありつつ)運営の呼びかけに対しては、折角の新規獲得・拡散の機会を自ら狭めてしまう対応への疑問の声も少なからずあった。
私も同様の考えだ。もったいないし、下手をしたら「受け入れる人にだけ届けばいい」と誤解されかねない。杞憂であればいいが…
また、昨日(30日) の終演後、初めての試みとして、TiktokとSHOWROOMにて続けて「2ndTOUR2022 “As you know?”af t party」と題して、小林由依と大園玲のコンビで配信を行った。Tiktokの終了にもたついたのはご愛嬌か(笑)
ここでも運営サイドの本気度が伝わって来た。これは単なる要請か、注意喚起かというレベルではないことは一目瞭然だ。
しかし、これは最後のドーム公演で「なるほどそういうことか…」と納得させる答えを用意しておかないと、ネタバレ禁止する意図がわからなくなる。どちらにしても、今の段階で結論を急ぐことは避けようと思った。
と、言うことでライブの内容と言うよりは大阪公演に参戦した者の旅行記としたほうが良いかもしれないが、ネタバレ禁止に抵触しない形で感想をまとめてみる。
久々の大阪であった。新大阪駅でのエスカレータの右並びで「大阪に来た事」を実感。ホテル到着後、部屋に入り急ぎシャワーを浴びる。
暑い。いくら何でもこの時期にしては暑すぎる。出発前の準備で半袖にすべきか長袖にすべきか悩みに悩んで結局両方持って来た。全く何だったのか。
着替え終えて、いざ出陣。承知はしていたものの、大阪メトロのup-down stairsには閉口する。やっとの思いで本町駅ホームにたどり着く。ホームは目的地が同じであろう人達で埋まっていた。
やがて、コスモスクエア行き列車が到着する。流れる車両の一両目には、櫻坂46 1stTOUR Tシャツを着た女子二人組の姿。おぉ否が応でも盛り上がって来たぞ。そして車両はたちまち満員電車に。
朝潮橋に着き、先ずは天ちゃんポスターの確認。
関係者の皆さんありがとうございます♪
3時半頃の到着であったが、当然会場周辺は多くの人で溢れていた。グッズ会場受け取りの方へ進んでいく。難なく受け取ることができた。FCブースは明日行こうと判断し、あらためて会場に向かう。さて、開場の4時半までは時間がある。フラッグの写真を撮ろうかとしたが、やはり人が多い。
もう少し早く来れるなら来るべきだな…と。しかし、躊躇はしていられない。オッサンなりに邪魔にならないよう気をつけつつも厚かましく撮って行く。
その後くじなどを体験する。そして開場時間。入場へ…
しかし、その直後とんでもない事態に!
何かイヤな予感がしていたのだが、確実に寿命は縮まった。
座席を確認後、祝花を見に行く。TLでおなじみのFFさんのお名前もいくつか拝見し「このエネルギーは凄いなぁ…」と率直に感心する。
席に戻り、左右の席も埋まる。右側は天ちゃんのペンラとうちわを持った女性二人組。左はるんちゃんのペンラを持った男性。席がどうのと言われていたが、私が見た限り全体の座席は埋まっていた。腹に響く音楽が流れ続け、ようやく開幕…
当然、ペンラの光源が妨げになるから〜の演出と容易に想像がつく。
それはよいとして、私には制限時間が長すぎると感じた。曲によっては制限することには馴染まないと思える選曲もあった。
日頃の運動不足がたたって、立ち続けるのがしんどいなぁ〜というのもある。
辛口ではあるが、今回の冒頭のペンラ制限は、オーディエンスの戸惑いもあって、あまり嚙み合っていないとしか私には思えなかった。
もちろん一曲目にあの曲をぶち込んできて、某メンバーのYOSHIKIもかくやのシーンは最高だった。
メンバーのパフォーマンスがキレキレだっただけに、ペンラを制限する時間はもう少し短くしても…というのが偽らざる感想。(あくまで、それって個人の感想ですよね〜です)
【注:この演出については、最後の追記で補足しています】
ただし、こんなチャレンジをすること自体を否定するものではないことも強調しておきたい。
やはり、てんてん、るんるん、りんりんとほのすは強い。そう強く実感したステージだった。特に二日間を通して、森田ひかるは突出していた。
もちろん、注目していた小池美波と小林由依は貫禄勝ちであった。
スタンド席中段からではあったが、畳みかける構成に圧倒されると同時に、彼女達のタフネスぶりに感嘆した。
ステージ、モニター、双眼鏡と大忙しでお隣りさんには「なんや、このオッサン〜せわしないなぁ〜」と呆れたに違いない。
時系列は前後しているが、Tweetで追ってみた。厳密には「ネタバレ厳禁」の原則に触れている部分もあるかも知れないが、グレーゾーンということで…
二日目の朝を迎えた。快晴だ。これはまた暑くなるなと思わせた。
先ずは「ごぶごぶ」で田村保乃と山﨑天をゲストに迎えたロケ地、北御堂に向かった。丁度、朝の読経中で、とても荘厳な雰囲気を味わった。
その後、30日発売のTop Yell NEO と月刊エンタメを買いに書店に向かった。すると…
以前よく立ち寄っていた心斎橋筋のアセンスはマツキヨに変わっていた。調べてみると2018年には全店閉店していたらしい。
また以前BALが入っていたビルは、ユニクロGUに変わっていた。天ちゃん絡みでもあるし、暑いのでTシャツでもと入ったら、もう秋冬ものに変わっていた。結局、何とか購入することは出来た。
ごぶごぶロケ地でもあった心斎橋大丸の「あんこの勝ち」にも行ったが、田舎者は気後れして、ただ通り過ぎただけだった。
さて、本については、TSUTAYA戎橋まで行き目的の二冊購入。土地柄か、なにわ男子とNMB48の特設コーナーが圧倒的だった。
二日目のライブは、後からチケトレで購入したのだが、結果は反対側のスタンドで、あぁこれは実績とお金をつぎ込んでないと、いい席は取れないんだなと後から認識。
この日も双眼鏡が大活躍した次第。流れは掴んでいるから、より深く観ることができた。
アンコールではゆっかーのタオルを振った。
やはり、私が最も注目していたあの3曲が期待通り、いやそれ以上のパフォーマンスだったことに感動とも言っていい満足感を得た。あ〜匂わせもダメなのかなぁ〜
私にとっての櫻坂最初のライブは強烈なインパクトを与えた。一体彼女達は、何処へ行くのか?パフォーマンスへの飽くなき追求は留まるところを知らないのか?この路線を突き詰めることへの期待と不安がないまぜになった何とも不思議な面持ちにもなる。とにかく私は見守り続けるしかない。そう認識した次第だ。
公演中、また公演後の帰路につくBuddies達の声が聞くともなく聞こえてきた。
次の広島公演では、どう演出してくるのか。私にとっての2ndTOUR「参戦」は、その広島で最後にはなる。
各地をまわってブラッシュアップされていったパフォーマンスが東京ドームで終結することになるのだろう。
はっきり言って全国ツアーとはいっても地方公演と東京ドーム公演は意味合いが違う。菅井友香のラストステージというだけではない。それがいいとか悪いとかの次元ではない。むしろ、そうあるのが当たり前なのだ。
当然企画されるであろう配信でしか確認出来ない者ではあるが、そこで櫻坂の真価が問われ、今後の方向性がより明らかになっていくことだろう。そこに「ネタバレ厳禁」とした意味合いを知ることになるという展開であって欲しい。
【後記】
しばらくぶりの大阪は予想以上に変貌していた。御堂筋には新たなビル、建設中のビルが強く目に写った。今は時節柄低調であるが、インバウンド需要を見越した全国チェーン店が、テナントとして入れ替わり目立っていた。時代の流れは実際的で、ある意味冷酷だ。
以前よく訪れていた居酒屋や定食屋さんにも再訪してみた。大将の頭には白いものが目立っていた。女将さんの微笑みは暖かみを増していた。しかし、あの味だけは変わっていなかった。こちらも訪れて良かった。
【追記】22.10.5
この日の広島公演に伺った。冒頭の演出についてはこれまで懐疑的であったが、今日のパフォーマンスを観て認識をあらためた。
アート志向に傾斜した感覚として捉えて、直感的に拒否反応があったのかも知れない。
今日のライブでかなり計算された構成になっていることに、3回目にしてようやく気がついた。お恥ずかしい限り…
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