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Buddies感謝祭〜東京散策記

今月8日〜9日に日本武道館において櫻坂46 Buddies 感謝祭が開催され両日とも参加してきた。
先月の東京ドーム公演に続き、再びこんなに早く東京に来ることになるとは、さすがに思いもよらなかった。なぜならアニバーサリーライブのチケット争奪は激戦が予想され、当選することは難しいだろうな…と思っていたし、そもそも開催の有無、日程すら中々明らかにされなかったからだ。
そんな中で今年はファン感謝イベントという位置づけで開くというアナウンスを受ける。

感謝祭そのものの感想noteはこちらに記している。



この稿は2nd TOUR参戦記と同様、ライブ、イベントとは離れた番外編である。櫻坂(欅坂)にゆかりの地や、私自身個人的に思い入れのある場所、行きたかった場所を巡る記録だ。


DAY1 (12月8日)

伊吹山が雪曇で覆われていたが、関ヶ原で見事な虹が〜

今回はJR利用新幹線で上京した。
天候に恵まれ新幹線からの富士山を、こんなにハッキリ見たのは初めてだ。

富士宮から三島辺りまで小田原からもしっかりと見えた


東京タワーはどこから見える?〜

田舎者の私からすれば、メガロポリスTOKYOでシンボリックなものといえば何をおいても東京タワーである。新幹線だと品川駅を過ぎ田町から浜松町にかけてビルの間からチラッと見えるタワーを見た時に「あぁ東京に来たなぁ…」と実感する。
東京タワーをテーマに歌った「手のひらの東京タワー」(松任谷由実) 「TOKYO TOWER」(角松敏生) は共に名曲だ。
そして、もう一つ特別な場所を上げるとすれば「日本武道館」である。千鳥ヶ淵の櫻に重なる武道館の姿はとても美しい。

□ 日本武道館

私はこれまで外観しか拝見したことがなく、中に入る機会はなかった。
ここで時を遡ると、文字通りの「武道館」だから、ビートルズの来日公演以来、一時期はコンサートで使われることはなかったと思う。国内ミュージシャンでは76年に南こうせつがそれまで音響の問題から敬遠されていた武道館のソロコンサートに初めて挑んで口火を切る形になった。その後、矢沢永吉をはじめアイドル、外タレと言われた人達までこぞって武道館を目指し、そして使用するようになった。
チープトリックのLIVEアルバム「at 武道館」は有名だが、実際は武道館の音質の悪さから、大阪厚生年金会館(現オリックス劇場) の音源を採用しネームバリューから「at 武道館」にした裏事情があるという。
また、解散間近と噂されていたオフコースの公演終了後での観客の「YES-YES-YES」の大合唱は今でも語り継がれるほどの一場面だ。
近年は集客数から東京ドームの位置づけが高いものの、それでも武道館の「音楽施設ではない屋内会場」としての特別感、別格感は色褪せるものではない。

君の嫌いな東京も 秋はすてきな街
でも大切なのは ふたりでいること
YES-YES-YES……

「YES-YES-YES」 オフコース  



しかし、九段坂を上りそこから田安門までの坂は、まさに「心臓破りの坂」〜おじさんには試練だった。

田安門をくぐりのぞむ武道館の玉ねぎ
武道館正面に掲げられたサインボード



□ 千鳥ヶ淵

幼い時から「好きな花は?」と訊かれたら「櫻」と即答するほど櫻が好きだ。
そして千鳥ヶ淵で観る櫻こそ最も美しいものだと思ってきた。
そして、なんの因果か(笑) 今、推しているグループは櫻の名を冠している。
バディ感に申し込んで直後の、井上梨名のトークツイでは、こんな心境だった…

また、千鳥ヶ淵にかつてあった「フェヤーモントホテル」をモデルにしたといわれている松任谷由実の「経る時」が、尚更私の中で千鳥ヶ淵の特別な存在感を高めている。


冬の千鳥ヶ淵

かつてフェヤーモントホテルのあった場所まで歩いてみる。
奥に見える外観が鮮やかなイタリア文化会館はやっぱりオシャレな建物だなぁ〜

イタリア文化会館

さてグッズも受け取り、一旦チェックインのためホテルに戻る。同じエレベーターに乗った方が、櫻坂のグッズを大事そうに抱えていたので「おぉ同志よ〜」と思い、挨拶をすると福岡からきたというヤングなバディーズだった。この連帯感よ🌸

初日は5時過ぎに会場に入った。


DAY2 (12月9日)

二日目は一旦、武道館に立ち寄った。一通り様子を確認して立ち去ろうと歩いていた時「すみません〜」と後ろから声をかけられた。あっこれが噂の転売ヤーかと一瞬身構えたが…次に聞こえてきたのが〜「リュック開いてますよ」………
あ〜チャック開けっ放しでホテルからここまで来たのかぁ〜一瞬でも疑った自分を恥じ、小っ恥ずかしいかった。
声掛けしてくれたBuddiesにあらためてありがとう♪

□ 国立代々木競技場第一体育館

そしてそして〜次の目的地原宿に向かった。
櫻坂の歩みの中で特別な場所として一番に挙げるべきかもしれない「国立代々木競技場第一体育館」である。
丹下健三設計の、その建物は近代日本建築の一大傑作だ。

国立代々木競技場第一体育館
渋谷側から

□ 渋谷

スペイン坂を降りて 帰ろうと思ったとき♬…
『偶然の答え』の渋谷へ向かう。
坂上の渋谷PARCO横のペンギン通りがその舞台だ。

渋谷PARCOといえば建て替え前の一時期、エフエム東京(現 TOKYOFM) のスペイン坂スタジオが懐かしく感じるおじさんの青春の一ページ…

スペイン坂上、ペンギン通りの藤吉夏鈴
アングルとしてはこの辺りか…

そして次はタワレコとドーム以来のシブツタの再訪だ。

先ずはタワレコへ〜

タワレコ 渡邉理佐卒コンアルバム特設コーナー
タワレコ 1st アニラアルバム特設コーナー

続いて、シブツタへ

シブツタ 渡邉理佐卒コンアルバム特設コーナー
シブツタ 渡邉理佐卒コンアルバムパネル展
シブツタ ゆっかーも存在感

フロアは乃木坂46の齋藤飛鳥の押し出しが強い時期なんだな…の感想だが、我らがゆっかー理佐へも、バディ感で集結した地方勢も含めた多くのBuddiesが、スマホカメラを向けていた。

さて、その齋藤飛鳥にちなみ『ここにはないもの』のロケ地でもある東京メトロ銀座線渋谷駅ホームへ。

東京メトロ銀座線渋谷駅ホーム

□ 六本木

次に向かったのは六本木東京ミッドタウンにある、サントリー美術館。
先のドーム公演時には国立東京博物館での長谷川等伯の国宝「松林図屏風」が展示期間終了だったのだが、今回は、「京都・智積院の名宝」と題しての展示会での長谷川等伯親子をはじめとする作品を鑑賞することにした。

東京ミッドタウン
「京都・智積院の名宝」展の案内ポスター

丁度お昼どきでもあったので、何か食べようかと思っていたが、流石にミッドタウンのテナントで食べる度胸はなかったので、道路を挟んだ反対側の日高屋に行った。焼き鳥丼+餃子セットと生中で満足に。餃子が中々美味しかった。

さて、長谷川等伯の作品の方は、屏風に筆を重ねて花びらを肉厚に見せる作画で見応えがあった。



DAY 3 (12月10日)

最終日、特に櫻坂にこだわらず個人的に行きたかった場所を訪ねる。

先ずは冒頭でもふれた東京タワーへ。
□ 東京タワー 増上寺 芝公園

ドラマのロケ地でもおなじみの芝公園
増上寺と東京タワー

都会のド真ん中での静寂なる空間…
増上寺境内は、とても穏やかな時が流れていた。

ルイ・ヴィトンと草間彌生のコラボ〜
浮遊するかぼちゃのオブジェ
芝公園でのインスタレーション

ルイ・ヴィトンと草間彌生のコラボが都内各地で期間限定で企画されているインスタレーション。
たまたま芝公園で見かけて近くまで行ってみた。


□ 芝浦中央公園

次に向かったのは、ドーム公演上京時に行きそびれた『無言の宇宙』のロケ地、品川へ。
品川シーズンテラスまでは、やや遠く感じた。

『無言の宇宙』
芝浦中央公園

映像で観る限り、もっと奥行きがあるものと想像していたが、思ったよりも広くはなかった。
ふと、京都 龍安寺石庭での視覚効果と重ねてみた。少し大げさかな〜?


□ 銀座

最後に銀座へ。
以前から訪れたかった「セイコーミュージアム銀座」を訪れる。

セイコーミュージアム銀座

セイコーの歴史を辿る、セイコー信者にはたまらない空間だった。


銀座四丁目に行くと丁度歩行者天国で、外国語が飛び交っていた。

セイコーハウス銀座(和光)

『無言の宇宙』の銀座ロケ地も撮影しようと思ったが、日中だし人出も多くて今回は断念した。



東京駅前(丸ノ内側)

今回はここまで。
田舎暮らしだと、車に依存していて歩くことはそうないのだが、遠征に出るとかなりの歩数になる。
さすがに歩き疲れたが天候にも恵まれたのは幸いだった。



過去を美化し、記憶を都合よく上書きし、思い出補正を行う。
人は生きる術として、この行為を続けるのだろうか?

今、言えるのは感謝祭の後に、東京タワーは確かに見たし、思い出として様々な場面が(例え補正されたとしても) 悲しい記憶ではなく素晴らしい記憶として残って行くことだろうということだ。

THANK YOU  TOKYO
ありがとう 櫻坂46




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