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fusion…菅井友香ラストステージまでに想うこと

菅井友香について、或いは彼女を軸にした櫻坂46についてはきちんと記さなければならないと思ってはいた。
そのタイミングは卒業を発表した直後だったのか、卒業後なのか…と自分でも探りつつ考えつつも、この時期まで来た。私が知るこの界隈の論客たちも菅井友香について語っている。
彼女に対する視線はほぼブレもなく一致している。これほどの人物、アイドルはそうそういるもんじゃない。そこに彼女の偉大さをあらためて垣間見る。

そんな中、昨夜(21日)公式youtubeチャンネルで、東京ドーム公演と菅井友香に関するトレーラー映像が公表された。
Twitter上では様々な声が呟かれた。TLでもその内容をめぐって賛否が分かれた。
そして、この時点での私の想うことを綴ることにした。

最後に浮かび上がるfusionの文字

フュージョンと訊けば、どうしても私にはかつて一世を風靡した音楽ムーブメントを思い浮かべてしまう。ジャズをベースにR&Bや様々な要素を文字通り「融合」した音楽だ。ラリー・カールトンや渡辺香津美をはじめとしたプレイヤーたちの輝かしい音楽シーンのことだ。
そんな印象が入りつつも映像を観た後は「これは凄いな…」と強く思うと共に「さて…どうしたものか…」との思いも交錯した。
私は昨年のケヤフェス時点での欅曲披露は、時期尚早で反対だとこれまでも述べてきた。が、やがてメンバーの卒業が続くにつれ、その想いも薄らいで来た。むしろ今はセレモニーの場なら「積極的に演ればいい」とさえ思っている。
そして今回のトレーラーである。『As you know?』とアルバムタイトルを引っ提げて各地で素晴らしいライブを展開しているツアーファイナルが、全く違う構成でいいのか?との問題提起もよくわかる。既に櫻坂の楽曲だけで十分勝負出来る状況になっていると私も思うし、そう述べてもきた。
今回も渡邉理佐の卒コンと同様に、セレモニーと切り分けたセトリ構成にするものだと思っていた。もちろん、現時点ではあくまで推測でしかないが。
全ツは全ツとして、別に単独で菅井の卒コンの場を設けるべきだとの声も当然だろう。これほどに評判が高い、そして終演後のステージ撮影をトレードオフにしてまでも、秘密主義に徹したライブと認識していたのに、これでは東京ドームだけに照準を併せて楽しみにしてきたファンへは背信行為と写るのでは?との強い意見も目にした。
その上で、そしてこの状況下で考えれば、8日にこれまでの地方公演をベースにした構成、9日に菅井友香メインの、正に(欅と櫻を)「融合」した構成にするのでは…と予想してしまうが果たしてどうなるだろう?

私は、別に卒コンの場を設けずにドームを自身のアイドルとしての終章の場として彼女が希望したのであれば、その菅井友香自身の想いを尊重したい。自分の思うままに思い残すことなくパフォーマンスしてほしいし、最後こそ「わがまま」を存分に言ってほしい~というのが率直な気持ちだ。

もちろんファンの思いも置き去りにしてもいけない。ただ一方で彼女たちの思いにファンも置き去りにされてはいけない。これは過去と現在と未来をフラットな気持ちで迎えられるよう菅井友香が与えてくれる機会なのかもしれない。

それに運営主体としての種花、ビジネスとしてのSONYMUSICの思惑等が様々に絡み合っているのだろうが、そこはもちろん我々には知る由もない。

また、色んな意見があってこその推し活だ。私は予定調和的な空気感が大嫌いな者だけに、この件に関してはある意味とても健全だと思う。
「改名」についての評価、認識が各々の中である以上、それぞれに思いがあるのは当然のことだ。

ドームに行く者、行けない者、全てのBuddiesが注視している大きな節目となるであろう公演。笑顔と清々しい涙で菅井友香を送り出したいという気持ちは一致するのではないだろうか。

がんばりきFOREVER

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