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東京櫻紀行〜櫻坂46 新•櫻前線-Go on back?- IN 東京ドーム

【4th ARENA TOUR 東京ドーム追加公演参戦記】

※ 長文ですのでお時間に余裕のある時にお読みいただければと思います。


6月15日(土)16日(日)の両日、櫻坂46 4th ARENA TOURの追加公演が東京ドームにて開かれ、私も参戦してきた。
3月TOURから二ヶ月余りの空白期間。アリーナツアーの追加公演と言っても、東京ドームにそのアリーナを冠した“枠組み”は明らかにそぐわない。
今、このタイミングで、東京ドーム公演を行う意味と意義を考えつつ、また、それを自分の目で直接確認するために現地に来た〜と言ってもいい。
ステバまで完売の状況は情報として受け止めている。ただ、この目でしかとそれを見届けないと実態を把握出来ないと思ってもいる。
果たして目の前に広がる光景は如何に…

〜事実は皆さんが現地で或いは配信でご覧になったとおりである。

余りに衝撃的な公演で、その感想をまとめるとなるとどうしても長い稿となる。本稿はライブそのものの紹介•感想に絞ることとし、周辺関連については別稿(新•櫻前線を追って〜武蔵野逍遥)とした。

高く掲揚されたフラッグ群 

今回のライブにおける私の座席は初日アリーナ、二日目一階三塁側スタンドだった。
結果的に両日ともセトリは同じだったので、初日の感想を中心にまとめ、二日目では、初日に見えなかったものを補完する形の稿としたい。




◆ 6月15日 (土)  Day_1


何なんだ…この人の群れは…的野美青バリに「人がゴミのようだ〜」と私が言うのは失礼極まりないのだが、そんな捨て台詞も言ってみたくなるほどのドーム周辺のカオスだった。
明らかに前回とは熱気が違った。もちろん、暑いこの時期だからと言うのは当然あるのだが、それだけではない何かがあった。
そんな磁場の魔力にはじき出されるかの様に、私は早々に入場していった。

初日の座席は何とナント!のアリーナA8ブロック。
最前列から7列目の絶好の位置を得ることが出来た。
感謝…

着席し、メインステージをはじめ周囲を見回す。
前回のドームは二日間とも遥か天空席だったが、アリーナ前方だとこの角度〜この景色なのか…と、深く感慨にふける。
ステージの構成は3月ツアーと基本的に同じだが、やはり規模が違うのは一目瞭然。バクステは遥か彼方〜といった感じだ。
そして、ステバ席も伺えるほどのスケルトンに近いスクリーン配置。
しかしメインステージの奥行きが明らかにない。中央にタカラヅカのレビューで使うかのような階段。メンバーがつまづかなければいいがな…と少し心配になる。そして左右に配したいくつかの文字通りの“踊り場”
ステージ前の窪みを作った黒いシートも気になる。
これでどうパフォーマンスするのかな?とやや疑問に思いつつも後ろを振り向くとセンターステージのところにムービングステージらしきものが置かれている。
ムビステと言えば前回のドームでも使用したが、今回はどんな運用をするのか…
とにかくワクワクが止まらない〜と、いったところだった。
時間前になり、客席も確かに埋まっていった。

※ 二日目最後に発表された4thアニラの応募情報を見れば「女性•親子エリア」を新たに設けるとのこと。
勘ぐれば今回、試行的に導入したのでは〜と思えなくもない。もしそうならば、そのエリアに放り込まれたオジサンの心境や如何に〜w

影ナレ
松田•中嶋

何やら示唆的である。
櫻坂の現キャプテンと三期の実質的リーダー…
詮索好きなBuddiesは色々と考えたことであろう。
しかし、そんな思惑なぞよそに実に清々しい二人の影ナレだった。
あらためて、まつりが問いかける。
「Buddiesのみんな、準備はいい?」〜と。

OVERTURE
明らかにコールは時間差によるズレが生まれている。しかし、丁度と裏打ちするかの様に聴こえてもきたりで、これはこれでアリなんだな〜と思った。

曲前や曲中にダンストラックやアレンジを加え、楽曲の厚みを出して来ているが、センステに先ず登場したのが天ちゃん。これから、メンバーが登場する度に「どこだどこだ?」と前後左右を見渡すことになる。
ソロダンスを続ける天ちゃんがムーステに移ると、やはりリフトアップしていく。で、どうなるのよ?と思っていたら、お隣りのA9ブロック客席の頭上をメインステージに動き出すのだ!
前回は横への移動だったのが、今回は縦への移動。
メインが凹んでいるのはそういう理由だったか〜と理解する。丁度メインとセンターを橋渡しする形となるのだった。
しかし、これは凄い!

DANCE TRACK (山﨑)

1.何歳の頃に戻りたいのか?
スクリーンに浮かび上がった、3rdTOURからおなじみのローマ数字のインデックスの時計の針が逆回転〜つまり逆戻りしていく…
これは何を意味するのか…
過去に遡る?
天ちゃんセンター曲で…
その答えのオープニングはまさかの「いくもど」だった。
今回のドーム公演は3月ツアーをベースにイオンカードライブのセトリを加味したものになると勝手に予想していたのだが、これはいい意味で、見事に裏切られることになった。そして、自然と鳥肌が立つのを自覚していた。
セトリだけの意味合いではない。ドームにふさわしい我々の想像を遥かに越えた演出を持って「どうだ?」と言わんばかりに我々に提示してきたのであった。
最初から飛ばしてキタゼ!


2.泣かせてHold me tight !
今回の衣装もやはりいい!基本的にジャケットにパンツスタイルかロングスカートの2パターンなんだが、よく見ると一人ひとりのデザインを微妙に変えてきているのがわかってくる。そしてやはり、櫻坂のパンツスタイルはカッコいい!
スカートのメンバーも”然るべき“人がそうなっているのか⁉
タカラヅカ風と前述したが、なるほど”男役•娘役“と分けた形と受け取れなくもない…
そして、脚線美をアピールしたい?まつりはショートパンツ。そしてそして〜我が推しきらちゃんはナント「体育半ズボン」スタイルだったのだ!スリムな脚がますます細く見える。

3.恋が絶滅する日
モニターを時々観るのだが、美羽の後ろに位置していた天ちゃんが、美羽の陰から、おどけた感じで顔を覗かせているのをみて〜いかにもらしいな〜とつい笑みがこぼれてしまう。

DANCE TRACK (森田•山﨑)

4.摩擦係数
曲前アレンジとダントラで、るんちゃん天ちゃんがメインとセンターに分かれての登場となると“アレ”が来るなと予想出来る。
そして今回のライブで最も衝撃的で劇的なシーンが訪れることになる。
正面のふーちゃんのパフォを観てるとその安定感ぶりにすっかり魅了されていたのだが〜その後、会場にひときわ歓声が上がる。
「えっナニナニ⁉」と見廻していたら、メイン最上のステージにナントみいちゃんが登場したのだった!
えぇ~〜〜この演出は凄すぎるぅーーー
思わず涙で景色がにじんでいた…

MC〜松田
小池•中嶋•藤吉•大園
来場を感謝するキャプテンの言葉の後にして、早速みいちゃんに感想と意気込みを聞く〜
小池〜元気だけれども、少しづつゆっくりと進んでいきたい。
また、中嶋が英語、藤吉が韓国語でそれぞれあいさつする。

5.Nobody's fault
るんちゃんがあのポーズで構える。
やはり、来たか…
下手側のふーちゃん、夏鈴ちゃんのパフォはキレていて、かつ安定してるな〜と実感する。

6.Cool
メイン最上にゾノが登場し、TVのブラウン管のフレームとMVでのアニメが流れて、もちろんあの曲のドーム披露だ。

四月の京都リアミーで直接本人に確認し聞いていたのだが、実際のメインステージでのパフォーマンスを観ると、ゆいぽんポジに入っているきらちゃんは本当に素敵だった…

7.Dead end
これまた、MVの設定をそのままトレースしたかの演出。
信号機に気怠げに座り、チュッパチャプスを口に含んだるんちゃんと来れば〜もちろんこの曲。
豪華なソファーに腰を据えるるんちゃんもいいが、ドーム仕様の信号機るんちゃんもいい!
しかし、ドームの広さから来る花道の長さで、メインステージに戻るのは大変だ。
前回ドーム公演と同様にいのりが煽るのだが、やはり、声出し出来る絶対的な違いがあるので、反応も当然違ってくる。

DANCE TRACK (守屋)
8.桜月
冒頭の演出で「んっ?ブルムン来るのか?」と思っていたら、れなぁが佇んでいる。
噴水の演出で水が湧きあがり、それを受ける窪みを作ったシートの設定の理由が判る。
月をバックにしたその姿はまるで竹取物語のかぐや姫だ。
ゆいぽん卒コンの演出の延長線上か、れなぁと他のメンバーが向き合う形での披露だ。

DANCE TRACK (田村+流れ弾参加メンバー)

9.流れ弾
田村を中心としたDANCE TRACKが続き、津軽三味線と尺八を模したシンセサイザーの音が響く。
ファイアーボールも上がっていく。
「和」を強調する演出は、海外を意識したもの〜とのポストも見たが、なるほどそうなのかもな…と思わせるが、そうだとしたらベタな演出だな…とも思ったりもする〜
雷鳴が鳴り響く効果音もそれを裏付けるものなのか…
階段を上がっていく保乃ちゃんが、途中つまづきそうになったのを私は見逃さなかった…

10.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
バクステでの披露で、3月ツアーと同様、机を使ったあの演出だ。
遠すぎて、ここはモニターを見るしかないのだが、村山がノートの切れはし?に書いた日付が「6月15日」となっていたのを認めると細かいことまで演ってくれるな〜とほくそ笑んでしまった。

MC〜田村
三期生がバクステで披露した後なので一•二期生のMCトークなのだが数えると13人しかいない。確かに天ちゃんはいないなぁ…と思っていたが〜
次の曲で「あぁ8thのユニットの連続披露か〜」と理解した。

幸阪〜360度会場を埋めてくれてとてもうれしい。
お気に入りのねじりハーフツインにしたら、きらちゃんがニヤニヤしていて見事に被っていた。
大沼〜この機会にメンバー4人にバースデープレゼントを渡した。〜みんな半年は遅れているのだが…w

11.恋は向いていない
この衣装は2ndTOURの時のものか?
メインステージでの披露。

12.真夏に何か起きるのかしら
これも、バクステでの披露だったのでモニターを観る。
それより何より三人が「JK制服」を着ての披露に、オジサンの頬はつい緩んでしまう〜
中でも一番、こんなぎのセーラー姿はまさに「狙い通り」と言ったところか 笑

13.心の影絵
アニラ『承認欲求』衣装。
センターステージと花道での披露。
セリフパートが難しい〜とるんちゃんは語っていたが、確かに慎重に言葉を発していた。

DANCE TRACK (武元+BACKSメンバー)
ダンスは素人だが、3月ツアーも観てきてのちゅけのダントラは「彼女の好みそうなステップ」で組まれていると感じた。おそらく今回も自身で考えたのだろう。
そしてメンバーのステッキを使った演出に驚く。

14.油を注せ!
やはりBACKS初のMV曲と言うのが大きいか〜メンバーも気合いが入っているのは、先日のバクラと何ら変わらない。
相当息を合わせた練習を積み重ねたのだろう〜と推測する。
また、この曲だけに生まれる会場の熱量も感じた。
見上げたムーステでキレッキレに踊るこんなぎが目についた。
しかし、この曲に限らずリフトアップしたムーステギリギリにメンバーがいるかに見えるのが、もうオジサンヒヤヒヤして心臓に悪いよ ( )

15.静寂の暴力
例のモスキート音が響き「あっ来たな…」となる。ペンラを即、消す“条件反射”
場内を見廻すと一部で点灯したままのペンラを見たが、やがてそれは少しづつ消えて行った。
3月ツアーでは冒頭、サイレントダンスを入れてきたが、このドームではそれに加えて真っ暗な中でのダンスから入り、見事に演ってのける。
あぁこれがドームでの「静寂」なのかと…
想像を遥かに超えた不思議な空間と時間だった。

16.マンホールの蓋の上
衣装チェンジ。
何かミリタリーテイストのストリートっぽいデザインだが、腰から前にあるヒラヒラが相撲の「下がり」にも見えて独特のものに映る。
やはり、ライブで爆上げのナンバーだ。
3月ツアーでのオープニング曲は、終盤に持ってきても、盛り上げるパワーにもちろん差異はない。

17.BAN
冒頭からスペシャルBANを演る空気が満々だったが、これまでと何やらメンツが違うことに引っかかる。
結局、選抜とBACKSに分けたニューバージョンBANであったのだが、正直「そこまでする必要ある?」と思ったのも実際のところ。
しかし、先のバクラが余りに好評だったので、バリエーションの一つとして提示したのだ〜と理解もした。

18.承認欲求
森田ひかるの画像がスクリーンに流れる。
終盤にそう来れば、当然あの曲だ。
イントロのダンスはいつ見てもしびれる。緊張感と高揚感が同時に生まれてくる。

19.Start over!
そのままの勢いでスタオバになだれ込む。
今の櫻坂の勢いを引き出す契機になった楽曲だからこそ、メンバーもBuddiesも特別な思い入れがあるのだろう。今ではすっかりおなじみのスパークラーも上がっていく。
しかし、もう一年が経過したんだな…とあらためて思いもする。

20.自業自得
LEDに「LAST SONG」の文字が連続する。
さて、ラストに持ってくる曲はもう出尽くしたのでは…?どうする?〜と、思っていたら、ステージに現れたメンバーが纏っていたのは、あの白のロングドレスだった…
と、いうことは…
ここで初披露か!

MVでは動かないしーちゃんが冒頭からしっかりと動いている。
そして、ドレスは真っ白じゃなく、あのインクによって汚されているものそのままだった。デザインとしてそこまで計算されたものだったのか〜
多くのBuddiesが明日のアンコールでの初披露〜と予想していただろうところを、まさに”裏切って“初日の本編ラストに持ってきた。
個人的には「ベタに明日でよかったんじゃねぇ?」と思わなくもなかったが、本編で真っ向勝負の「けりをつける」運営側の強い意志を感じた。
しかし、この『自業自得』ライブ初披露〜しかもこのドームで。
その熱気というか空気感が一段と違ったものとなっていた。

En-1 Anthem time↔ドローン旋回中
そもそもドーム規模の会場でアンコールを揃えようなどとは所詮、無理で無謀な話だ。
もちろんその意気込み自体は否定されるべきものでもない。何かメンバーのため、グループのためと熱く情熱を傾けるのは素晴らしいことだ。そこを非難するのも違うとは思う。
しかし、今一度「アンコールとは何か?」を問い直すことが先決のように思われて仕方ないところはある。

まぁ、これはこれでいいじゃないか〜熱い想いがメンバーに伝わったらそれで…

『自業自得』は披露したので、今回のアンコールに特に目新しさはなかったが、メンバーの充実した楽しそうな姿を見れば、このライブが成功裏に終わることを確信させるものでもあった。
終了後、メンバーが次々にステージ下にタオルを投げ、それを懸命に集めるスタッフさんの姿も見ることが出来た 笑

En-2 Buddies
ここは当然、メインステージ直線上にいる遠藤光莉に向けて推しメンタオルを掲げる。
すると彼女が気づいてくれて、しっかりとレスをいただいた。実にありがたい。五万数千人と思われる観客の中のただ一人の瞬間だったのだ!

MC〜松田
まつりから感謝の言葉があり、笑顔で「お知らせ」がありますと。
モニターに流れた映像は9thバクラ開催を告げるものだった。
まぁここまでは予想出来たので、問題は開催日と会場だ。しかし、告げられたのは無情にも、京都リアミー前の三日間。しかも今回も幕張…

実施されるなら9月開催と読んでいただけに、これでバクラ参戦は無理だ〜と諦めざるを得なかった。推しの増本綺良を是非とも現地で応援したかったが…
残念である。

そして引き続いて発表されたのは、9thBACKS曲(愛し合いなさい)センターとして石森璃花が選ばれたこと。
選抜を外れたメンバーが、そのままセンターになることは、いくら増本が推しだとしても「それはいささか違うだろ…」と思っていた。
だから、これは納得の人選であった。
「BACKSがどんどん進化してグループの力になれるように頑張りたい」と涙をこらえるかの様に話す姿は、やはりオタクの心情が手に取るように判る石森ならではの感想で、各方面に配慮して言葉を選んだ決意表明でもあった。

山下〜とても緊張していた。(初披露が)こんな大きい場所でこんなキレイな景色を見せてくれてありがとう。グループのために頑張るのでよろしくお願いします。
守屋〜360度(Buddies)の景色で、ありがとうの気持ちで一杯です。
松田〜色んな景色を見せていただいた。本当の“櫻”を咲かせて行きます。(それぞれ発言要旨)

En-3 櫻坂の詩
あらためて、会場を見廻してみる。
サクラピンクでドームは『満開』になっていた。
感無量とはこのことだ…

メインステージ
メインステージ下手側



◆ 6月16日 (日)  Day_2

二日目は、一階三塁側スタンドの指定だったのでベンチ裏からレフトポールまでのエリアをイメージしていたのだが、事前に客席表で確認してみるとほぼバックネット裏といった位置だった。
この位置だとバクステ以外のメンバーを肉眼で確認するのは難しいが、全体の演出などの様子は俯瞰で認めることが出来る。

全体を見渡せる好位置だった。

結果的にセトリは同じだったので、この位置から見て、あぁなるほどな〜と、理解出来た部分を、主に記していきたい。
配信でご覧になった方もいらっしゃるので、MCなどの細部は簡略するものとしたい。

影ナレ
山﨑•山下

OVERTURE
メンバー紹介映像では、地響にも似たどよめきがドーム内にこだまする。

DANCE TRACK (山﨑)
まさに、天様降臨!といったところか。

1.何歳の頃に戻りたいのか?
スタンドで聴くコールの響き具合も得も言われるものがある。

2.泣かせてHold me tight
3.恋が絶滅する日

DANCE TRACK (森田•山﨑)
4.摩擦係数
天ちゃん率いる理性チームが、ムビステでメインステージに移る場面は、まさに正面からの「渡河作戦」といったところか。

MC〜松田
今回新たに海外Buddies枠を設けたが、まつりが呼びかけると1塁側、3塁側のエキサイトシートのお客さんがペンラを振って応えていた。
なるほど、あのゾーンに割り振ったのか〜中々の配慮なんじゃない〜と、思った。
しかし、皆さんしっかりと日本語は理解しているんだなぁ…と感心もした。

5.Nobody's fault
船の汽笛とカモメの鳴き声はMVもイメージさせ、まさに新たな出航という感覚になる。
これからの節目も必ずここに戻ってくるのだろう。

6.Cool

7.Dead end
流石のるんちゃん〜冒頭の信号機では、二日目の余裕からかアドリブを加えてきている。
もうこの貫禄と凄みから、森田ひかるはやっぱりエースだな…と実感した。

DANCE TRACK (守屋)
8.桜月

DANCE TRACK (田村+流れ弾参加メンバー)
9.流れ弾
10.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
11.恋は向いてない
12.真夏に何か起きるのかしら
13.心の影絵
14.油を注せ!

左右のモニターに加え、バックスクリーンとその横のデジタルサイネージを使ってBACKSメンバーの顔写真が。
この演出も素晴らしい。

15.静寂の暴力
これまでのセトリだと『マモリビト』との入れ替えが想定されたのだが、今回は変更しなかった。
新センター山下瞳月を全面に押し出していく戦略なのかと思いもした。
この日は、直ぐに全体がペンラ消灯したと思わせるほどの素早い反応と統一感だった。

16.マンホールの蓋の上
Whacha say we do? のクラップの煽りがこれまでより長く感じる。
終盤のこのセトリにこの衣装は合うなぁと思った。

17.BAN

18.承認欲求
19.Start over!
流石にスタンドではジャンプする勇気はないが、アリーナでジャンプしている様子はよくわかる。

20.自業自得
スナイパーのターゲットは新センターの山下瞳月。そのライフルスコープに“瞳”をやる演出にはドキリとさせる。
櫻坂の”ファム・ファタール“とも言うべき山下が、独特の世界観で覆いつくす彼女の独壇場だ。
新•時代にふさわしい楽曲とセンターを得たグループが放つエネルギーはまばゆいばかりだ。
早くもCDTVでのパフォーマンスと、その後の界隈に与える影響について思いを馳せている。

En-1 Anthem time↔ドローン旋回中
En-2 Buddies
ここでもまつりから「お知らせ」ありと〜
昨日のバクラ発表とくれば、今日はもちろん4thアニラの発表だろうと誰しもが予想する。
こちらも場所と時期が問題なんだが、昨年同様のZOZOマリン二日間には正直ガッカリした。
これはチケットとれないぞ…

En-3 櫻坂の詩

この1年半はグループの歩みと並行して、松田キャプテンのストーリーであったとも言える。
以前「着地点の見えないトーク」と自嘲気味に語っていた彼女だった。今も決して雄弁に喋れているとは言わないが、心のこもってない言葉を流暢に喋るより、ハートがこもった話し方のほうが何倍も価値がある。
今回のまつりや天ちゃんのMCは、本当に心からの感謝の気持ちと、現状に満足せず、また浮ついてもいない彼女たちの姿をストレートに発していて、我々もそれをキチンと受け取る事が出来た機会だった。

外野フェンスにも文字が流れる〜

※ 場内画像は終演後の撮影が許可された時間帯でのものです。


昨年開催された展覧会「新せ界」で掲げられた守屋麗奈のヴィジョンの文言を見た際、その心持ちに共感もしたが、実際のところ「けれどドームに立つのにはもうしばらく時間がかかるだろうなぁ…」と思ってもいた。

彼女たちが異口同音に発していたのは、「(やみくもに)東京ドームのステージに立ちたい」ではなく「そのステージに立つにふさわしい自信と実績を〜力を得たい」ということであったと思う。
まさに、様々な取り組みの結果〜集約点としてのドーム公演であるし、その目的に対する意識のあり様はグループとして統一されたものであったと言っていい。
これは、運営サイドの絶妙なスケジューリング、松田キャプテンを軸にしたグループ内での意思疎通が一人ひとりの個の力を結集させた結果だからであろう。
「誰一人置いていかない」という、櫻坂のスピリットが結実した証でもあった。
そして、アニバーサリーライブではないものの、明らかにこれまでの活動の軌跡を記念した、言わば”祝祭“の趣きもあった。
またこれで、最高のライブが更新されたと確信しながら会場をあとにしたのだった。


身動きがとれないほど、ごった返す終演後のドーム前



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