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櫻坂46 9th『自業自得』のフォーメーションが意味するものとは?

【櫻坂46 9th『自業自得』6.26発売を前にして】


19日深夜(20日0時50分〜)、櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら櫻坂?』にて、6月26日発売の9thシングル『自業自得』の表題曲フォーメーションが発表された。

13日22時に一回限りで3rdアニラに於ける『承認欲求』ライブ映像が、オフィシャルYouTubeチャンネルでプレミア公開されたが、そのサムネイルの表記は〜ZOZO MARINE STADIUM DAY2+〜となっていた。
その+(プラス)の表記を巡っては、何かしらの意図があるのでは⁉との指摘もされていた。
そして、その回答なのかどうかはわからないが、映像公開に引き続き、6月26日(水) に9thシングルを発売、フォーメーションは次回のそこさくで〜と発表された。

『そこ曲がったら櫻坂?』については、4月以降放送終了後の配信がLeminoから開始されており、リアタイとはならないものの、地方勢にとってもわずかな時間差で、誰はばからず語れることになったのは何より喜ばしいことだった。(また本編とちょこさくをセットで視るのが何よりの楽しみでもある)

結局、アニラ円盤販促と9th発売告知を、非常に効果的に実施出来たこととなる。むしろ運営としては、より9thに関心が集中することが狙いだったとも見て取れる。


そのフォーメーションについてである。

既に、三期生センター起用の機は熟している〜と私は判断していた。
今回9thのフォーメーションに於ける最大のポイントは、とにかくそこに尽きる。
ただ、この何とも意味深でヘヴィーなタイトルだけで判断すると、センターのその任を三期生に任せるには(三期生では初の表題センターとなるが故に)荷が重いかな…と、思わなくもなかった。
この言葉(自業自得)の本来の意味や由来もX(Twitter)上では紹介されているものの、言葉の意味合いというものは、時の流れと共にうつろうもので、現在ではどうしてもネガティブなものとして受け止められてしまう。だからこその(いらぬ?)心配なんだが…
しかし、その辺りは一筋縄ではいかない、かつ容赦ない坂道運営であるし、詞と曲のバランス、ニュアンスが必ずしも一致していないことが多いのは、幸か不幸か?〜我々も慣らされている。

さて、この一年はもちろん、今後の中•長期的なスパンを考えても、とても重要な9thシングルだ。
また、欅坂では叶わなかった9th発売を、今回櫻坂が超えることに関して、エモーショナルに捉える傾向もあるが、その事も期待値がより上がっている要因となっていると言える。
その当時(発売延期を発表した19.12.08時点)在籍していなかったメンバーで、新しい歴史を切り拓いていく〜という視点に立つならば、新二期か三期のメンバーになり、改名のリスタート以降とするなら三期〜となる。今回そこまで踏みこむかどうか⁉

現状でも、BACKSメンバー(或いは三期生)も、その力量の底上げがなされる中(そもそも何をもって差があるとみるのか?との話もあるが…)新たな選抜メンバーの選定が、特に激化しているのは容易に想像出来る。
また、センターに関しては、今の櫻坂は「誰がセンターになろうとも特に驚きはない」状況だと思う。
Buddiesは、それだけメンバーへの信頼感とグループの安定感を感じているのだとみたい。
センター経験者のローテーションとか起用回数のバランスとかが第一に考慮されるのではなく、楽曲に沿った選択を優先して欲しいとは常々思っている。
もちろんこれまでもそうであったし、これからもそうだとは思いたいが…


参考までに、私の直前予想は以下の通り〜

やまびこさん予想

フォーメーションは3-5-7の15人体制。選抜の人数は、メディア露出を考慮すれば、15人以内に収めたほうがよいと思っている。
そして、この稿の前フリの通り、三期生のセンター起用が今回あると考えていた。と、なれば山下か谷口の二択。個人的には谷口を推したいところなんだが、ここは山下で来るだろう〜と。Wセンターは1st同様、2ndアルバムのリード曲までおあずけ〜と読んでいる。
7thの“ちいかわトリオ”を今回もフロントに置き、しーちゃんをセンターとする〜「自業自得」は「続•承認欲求」なテイストの楽曲になるのでは〜と予想している。また、ユニット曲「心の影絵」の三人の歌声のバランスがとてもいいので、その辺りの期待も込めている。

二列目の並びもご覧の通り。
私は、かつての「櫻エイトシステム」否定派だが、それはともかく、実際、この8人の牙城を崩すのは、かなり厳しいものがあると感じている。
そこに今後、食い込んで来るのは村山あたり〜となるのか⁉

そして問題はここからだ〜
苦渋の選択…とにかく三列目とBACKSメンとのせめぎ合いが、かつてなく熾烈を極めている。
率直に言って、誰が入って誰が外れても何ら不思議はない。それくらいの高いレベルでの判断となる。
まず武元•村山inは異論なかろう。では、誰がBACKSに回るのか?
私は、増本•中嶋•大沼•石森•向井、そして今回復帰を発表した小池で、どう調整するのか?と考えていた。
そんな中、大園の5月3日のメッセが、どうにも引っかかっており、ひょっとしてBACKSセンターを任される形になったのではないか?とも思ったが流石にそれはなかろう〜と判断した。
増本は私の推しメンゆえに、今回ここは残したが、枠が減れば危うい…と認識している。
そこで、中嶋についてだ。
副キャプテンに準じた立ち位置に現状なっているものと思うのだが、一度選抜入りした三期がBACKSに回ることはない〜とは言い切れないしその根拠もない。また、彼女はBACKSの経験がないので、今回敢えて、別の場所で経験を積ませる機会を与えるとみて、村山と入れ替わりという形にした。
そこに他の四人が絡みながらの状況だと考えており、次回にはどうなるか?〜と、見極めた次第だ。

みいちゃんについては、正直復帰にはもう少し時間がかかるか…と思っていただけに「よくぞ決断してくれた」の想いだけである。
既に、バクラ前の時点では復帰することは決まっていたのだろうが、「風の音」「ソニア」の披露が、彼女を勇気づけるものにもなっただろう。
その上で、今回は緩やかにリスタート〜という形が望ましいと思う。正直どちらがよいとは言い切れないだけに、まず彼女の意思が尊重されるのだろう。
私としては、ここは慌てずジックリとかまえていて欲しいと思っている。


それでは、ここから発表された今回のフォーメーションをみてみよう。
Lemino配信勢としては本放送中スマホを置き、配信開始からその時を待った。

先ずはしーちゃんセンターおめでとう♪
いつも通り淡々と、決して前のめりにならず決意を語る姿は、早くもセンターの風格が感じられた。
ここは予想通りだったのだが…

3列目6人〜とアナウンスがあった瞬間「あっ…」っとなった。
正直、我が推し増本綺良は人数を絞られたら厳しくなると覚悟はしていた。しかし、発表されるまでは、それは口にすまい…と思っていた。が、やはり残念で悔しい…
放送前のkiratalkでは「フォーメーション発表があるからみてね」と来たので少し安心していたんだが、「あぁ〜きらちゃんそういうことだったのか…伝えたいことが行間にあったんだな…」と理解した。

結局、キラキッズの交替と今回はなった。
美羽ちゃんおめでとう。

〜所詮予想は外すためにある〜
しかし、とても意外だったのは武元の復帰がなかったことだ。
BACKS LIVEの座長を務めれば、復帰は確約されている〜が暗黙の了解だとは勝手な思い込みだが、それにしてもどうにも不可解だ。
バクラ時点で、既に結果は出ていたのだろうが、では、あのちゅけのパフォーマンスをどう受け止めればいいのだろうか?
当人にはネガティブな想いを凌駕する精神力と強い決意があったとしか思えない…

14人という数字以上に絞り込んだ感が強い。
そして6人が三期生。半分近くを三期が占めることには、やはり驚きがある。
既に、運営は三期に軸足を置くことに舵を切ったなと、7thの時点から言ってはいたが、今回、あらためてみてみると「う〜んそうなんだ…」の感想だ。

田村-山下-守屋のフロントも意外な配置だ。
私は、山下がしなやかなパフォーマンスをするだけに、両サイドはガチガチなダンスメンで挟むと思っていた。さて、この組み合わせはどんな意図があるのだろうと興味は湧くところだ。
とにかく、この布陣から9thの展開を読み取ることは難しいとしか言いようがないが、曲調の路線を大きく転換することは先ずなかろう。

選抜メンバーは決まった。
いずれにしても、櫻坂を推す姿勢にいささかの変化も後退もないことは断言しておきたい。


完全選抜制移行後の、バクラの性格も変化してきたとこれまでも指摘してきた。
もちろん、選抜とBACKSの違い〜壁は歴然と、かつ頑然としてあるのが現実だ。それは当然のことだ。
ただバクラが、かつての悲壮感に強く覆われた空気から、座長を置くことを明確にした7th•8th以降は、いのり•ちゅけの献身や、向井ら三期生の活躍も相まって、未来への希望に包まれた空気感が勝るものに変わってきていると感じてもいる。
私は、かねてから選抜は変に固定化させずに、柔軟にメンバーの入れ替えを行うことを希望しており、今後は、できるだけそういった方向になれば…と期待している。
そして、バクラが今後も毎シングルごとに実施されるのかは不明だが、座長を中心に求心性を持たせるスタイルとする方向なのかも知れないとは思っている。
ただ、ミーグリ指標が全てではない〜と、思いたいし信じたいが、揺らぎがあるのもこれまた事実なんだが…

また、この際敢えて踏み込むが、SNS上では田村保乃センター予想も少なからずあったのだが、彼女の場合”卒業“と絡めてうれしいけど怖い〜という文脈が多かった。

櫻坂に改名以降、卒業に際してセンター楽曲が与えられたのは〜
渡邉理佐『僕のジレンマ』
菅井友香『その日まで』
小林由依『君がサヨナラ言えたって…』
の三曲だが、いずれも「櫻坂46」名義であり (小林のソロ曲でさえ) また、表題曲ではなくカップリング曲である。
ここが、乃木坂とは違う点だ。
「今までありがとう♪」のセンター曲はあっても、あくまでカップリング。表題にはしない。それがこれまでの櫻坂のスタイル。単にいい悪いではなく、そこが違いであるということを指摘しておきたい。
それに則って言えば、仮に今、表題センターに田村が来ても「卒業」とは直接関係ないと言えるのではなかろうか?
これまでなかったから、これからもない〜とは、もちろん言えないが、この場合の整合性を考えれば、こんな捉え方も出来るのではないか。


時系列が前後するが発売日発表からほどなくして、公式から早くもタイトルが公表された。この辺りのスケジュール進行管理も手がこんでいる。

『自業自得』

櫻坂で毎度おなじみ?の四文字熟語路線であった。
しかし『承認欲求』というタイトルも、たいがいだったが、まさかの『自業自得』とは…
果たして「社会を冷ややかに突き放す」ものか「自虐的、或いは自戒としてのお気持ち表明」なのか、そのあたりは御大どう切り込むのかな?とは思う。
これまでの櫻坂が、SNSを軸とした世評を扱ってきた作品も少なからずあるので、こんにちのSNSに於ける“炎上案件”を揶揄したものになるのかな〜と思うのは、どうにも安易な発想なのだろうが…
例えば『流れ弾』『承認欲求』といったテーマの系譜になるのか〜とか…どうだろう…

いずれにしても、曲(メロディー)が生命線だ。
このことは、これまでも発売前にはその都度言ってきたし、これからも変わらない。

今後の櫻坂の路線の方向性を占い、それを読み取ることになるだろう今回の9thが、どんな楽曲になっているのか〜間もなくの公開を心して待ちたい。

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