BACKS LIVE!!配信を視て〜櫻坂46が確信的に好きだ
櫻坂46『7th Single BACKS LIVE!!』が、1月15〜16日豊洲PIT、同22〜23日にZepp DiverCityにて開催された。16日及び23日に配信もあり、それぞれに視聴した。
約二年ぶり三度目となるBACKS LIVEが、一体どんなライブとなるのか期待しつつ視てみた。
1月16日 (火) @ 豊洲PIT
今回からオールスタンディングのライブハウス会場での開催となった点も注目だった。果たしてそんなハコに櫻坂とBuddiesはフィットするのだろうか?と…
そう言えば、約一年前の二月にKT Zepp YOKOYAMAにて「イオンカード会員限定ライブ」が開かれている。久々に声出しが解禁され、盛り上がったライブを、その時も配信で視ていた。
ライブが始まり会場の様子を配信がとらえた瞬間から、会場の熱気が伝わってきた。
影ナレ
遠藤理子 小島凪紗
二人とも滑舌がよく、ほとんど嚙まない。努力家の二人はしっかり練習してきたんだろうなぁと思わせる。しかし、これだけのナレをされたら先輩たちはもう形無しだろう (笑) 三期生よ 少しはわざと噛んで先輩に配慮する気遣いも必要だぞ (笑)
OVERTURE
観客のコールが、そのまま呼び込みになって、途中からステージにメンバーが登場し待機する形となっている。
1.Dead end (村山 C)
一曲目からいきなり、それも村山センターでぶち込んできた。この瞬間に何やらこみ上げてくるものがあった。
「流れ弾」を思わせる赤と黒のライティングが効果的である。
それと衣装がいい!先のアニラもそうだったが、最近の衣装デザインは特に素晴らしい〜
コバルト/ マリンブルーとローズレッドが上手く溶け合った色合いのドレスに、おなじみのハーネスをアレンジした黒いコルセット風の衣装を重ね、襟元と袖口はMA-1的アクセントだ。
今回のバクラでの村山のビジュが素晴らしかった。
そして、彼女の気迫あふれるパフォーマンスを観ていると「あぁこれは選抜入りしたんだな…」と、この時は思い込んでいた。
発表後、22日にきたmiutalkにはとても切ないものがあった。
カタミラの前説を任され振り入れもし、ほぼ同時期に告げられた8thの選抜メンバー…
しかし彼女にとって、必ずやこれからこの経験が活かされることだろう。
DANCE TRACK
一人ひとりがスポットライトを浴びてのダントラでメンバーを紹介する。
2.半信半疑 (的野 C)
新参者では村山センターだったが、バクラでは的野できた。この的野・村山コンビが大きなキーを握っていることを後で気づくことになる。
でも的野ちゃんのアイソレは若干硬かったかな〜まぁこれからだな 笑
3.条件反射で泣けて来る (井上 C)
3rdアニラでも披露したBACKSによる「条件反射」
いのりの真剣で本気(マジ) な眼差しに彼女の強い意気込みを感じる。そして、両サイドを固める美羽・美青コンビがここでも目を引く。
4.それが愛なのね (小島 C)
もはやライブには欠かせない盛り上げ曲だ。しかし、こんなぎの煽りも優等生的だなぁ〜の印象 笑
5.ドローン旋回中 (向井 C)
これまたライブ曲だが、ここで向井と田村の共通点を思った。二人のグループ(メンバー) とBuddiesに対する向き合い方がとても真摯で、そこが重なって見える点だ。
いとはのお団子ヘアーもとてもキュートだ。
煽りや合間の口上もスムースで「いとは、いけるじゃん♪」と思った。
MC
井上・小島
こんなぎが観客に問いかける「楽しいライブつくることできますか!」「もっと盛り上がれますか!」がまさに学級委員長的イントネーションで面白かった。
6.ブルームーンキス (石森 C)
場内の照明が蒼くなり、あのイントロが流れる。
かつて、バクラでれなぁが演ったブルムンはもはや伝説と言ってもいい位なのだが、りかたんのブルムンもまさに「適任」と言えるだろう。
ラヴィットでもオジサン共演者を翻弄する姿は、れなぁと重なるものがある。
しかし、石森璃花だけにしか、かもし出せない魅力もある。それがあふれたブルムンは一つの場に過ぎないのだろう。
いのりも最終日のMCでふれていたが、まさに彼女は「ザ・アイドル」を体現している。
会場のコールがとても素晴らしいことも、このライブの評価を高める大きな要因だろう。
7.最終の地下鉄に乗って (小田倉 C)
前回は、いのりの「地下鉄」が私にとってのベストパフォーマンスだった。それだけ、この曲のセンターを誰が務めるかは一つの注目点だった。
新参者での「桜月」といい、今回の「地下鉄」といい情感を込めた表現が、小田倉ちゃんは上手いなぁ…と思った。
途中、まりのんとこんなぎが手をつなぐところは「あっ 笑」っとなった。
8.君と僕と洗濯物 (遠藤 C)
この曲も、えんりこが適任だとは思えるが、ただ単にカワイイ〜だけじゃない魅力と可能性を彼女には感じる。
新参者では「流れ弾」センターも務めた彼女だが、つい先日も『TVerで学ぶ! 最強の時間割』にも出演し、これから彼女をどんな方向で”売り出して“いくのかとても楽しみではある。
VIDEO TRACK
ステージモニターに映るバクラのシンボルマークが、炎の様な動きで映像をつくり出している。それは『Start over!』でのパフォーマンスの心臓の鼓動にも似たものに感じられた。
9.Microscope (幸阪 C 遠藤・向井・小田倉・大沼・上村・小島)
ここでチェンジしたこの衣装も、とても興味深いデザインだ。私は歌舞伎の定式幕を連想した…
オレンジというより、まさに「柿色」だ。
バクラでのマイスコは、まりのんにとっては二回目だが、流石に余裕を感じられた。
10.制服の人魚 (齋藤・村山・的野・石森)
まさか、この4人の組み合わせによる「人魚」を観ることになるとは〜これもバクラの面白いところだろう。
美青の低音が効いている。また、りかたんがこれも「はまり役」だ。
しかし、2022年のケヤフェスDay_1での“オリジナル人魚”は一体いつになったら観れるのだろうか?
11.On my way (井上)
いのりの弾き語り。
なんとも使い込まれたギターを抱えたいのりはここでも魅せた。
MC
向井・村山・的野・井上
いとはのMCも安定していることがわかったのが今回のバクラの収穫の一つだ。
これで、ゆーづ・こんなぎに加えて、いとはも行ける!
12.無言の宇宙 (上村 C)
13.僕のジレンマ (齋藤 C)
この二曲は名曲だと思うし、メンバーにとっても思い入れの深い楽曲だろう。それだけに、なんとも運営サイドの判断に微妙な面持ちにもなった。
今回のバクラは従来とは違ってアンケートで希望を訊いて〜ではなく新参者同様、上からの割り当てらしいとも訊いているがどうなんだろう。
ただ、これに限っては彼女たちの希望だったのかも知れない。
渡邉理佐センター曲を継承していく過程で、原田葵が卒セレで、関有美子がバクラと卒セレで歌い、(むごんちゅ)、バディ感と3rdアニラで小林由依が歌った(ジレンマ)。
その重みを受け止めれるのは一期生二人ということだろうし、この披露をどう受け止めるのかはBuddiesそれぞれの判断に任せるしかあるまい。
14.Buddies (大沼 C)
あきぽも8thでは大変辛いものとなっているだろうし、メッセからも様々な葛藤や決意が入り混じったものが送られてきている。
我々には、この配信時点ではわからなかった結果ではあったが、このあきぽの『Buddies』は色んな思いをふっきるかのようなものだった。
最後の笑みにあきぽの希望の未来をみた。
「パワー!!!」
MC
石森・小田倉・遠藤・幸阪
このコーナーでは何と言っても、まりのんの「脱・地蔵」宣言が驚きだった。この日一番の会場の盛り上がりだったのでは?と思わせた。
それだけ、Buddiesも彼女に期待するところ”大“だということだろう。
この日のまりのんの自然な笑顔が、とても素晴らしくて今年は彼女に要注目だ。
15.確信的クロワッサン (井上 C)
今回のバクラのテーマとも言えるこの楽曲は、期の壁を越えた象徴的なものだろう。
そして、これも美羽・美青両名がいのりを挟んでいる。
りさぽんやぽんみいに続く、あらたなシンメが前に進み出した機会になったのだろう。
16.ソニア (井上 C)
櫻坂にとっては最初のBACKS曲だったか…
そして、この場での披露は現在休養中の小池美波に向けたエールでもあったろう。
それと敢えて言わせてもらうと、BACKS曲と言えば、近作では陳腐で悪趣味な詞をあてる傾向に、私は大いに反発している。
こんな『ソニア』のような良曲をまた望みたい。
MC
井上
17.BAN (井上 C)
ここでも美羽・美青コンビの“変わらないっていけないことなの?”が継承すべきパフォーマンスとして強く印象に残った。
そして、振り付けを変えた「BACKSバージョン」の『BAN』に驚きを隠せない。
EN
MC
小島・井上
I'm in (井上 C)
先に述べたように、『無念』ほどではないが、この詞もたいがいであるが、何故かBACKS曲自体はコールしやすいものだ。
だからこそ、やすすは歌詞に違うベクトルでのメッセージを込める姿勢をとって欲しいとあらためて思う。
1月23日 (火) @ Zepp DiverCity
この日の本編のセトリは先週の豊洲PITと同じであったので、特徴的なところを取り上げて、全体のまとめとしていきたい。
影ナレ
的野美青 向井純葉
前日公演を体調不良で休んだ的野だったが、この日は元気に影ナレからだ。
「ラーメン好きな人?」には思わず笑った。
OVER TURE
1.Dead end
戦隊ヒーロー(ヒロイン) 風な登場から、村山美羽の「BACKS LIVE 千秋楽〜全員叫べーーー!」のシャウトでスタート〜これは凄い。
ラストの不敵な笑みもまた…
2.半信半疑
昨日の分まで取り戻そうとの気持ちなのか、的野の気迫がひしひしと伝わってくる。アイソレもキレている。
3.条件反射で泣けて来る
4.それが愛なのね
こんなぎも負けじとばかりに煽りを入れてくる。
5.ドローン旋回中
いとはが本当に楽しそうにパフォーマンスしたり、合いの手を入れたりする姿は、とても微笑ましく大事にしたいものだと思う。口上も手慣れたものだ。
MC
井上 小島
「BACKS LIVEは未完成かも知れないけれど過程を観ていただける美しいライブ」〜齋藤
感極まる、むーちゃんにもらい泣き…
「弱さを見せられるメンバーがいることがうれしい〜この期間でONE TEAM一つのチームになれたような気がする」〜大沼
6.ブルームーンキス
「ハイせ〜の!」と楽曲がキレイなほどに合ってきた。
的野と石森の絡みでは、女性からの叫び声も〜
7.最終の地下鉄に乗って
画面越しに視る限り、小田倉の疲れている様子も伺える。やはりこの時期、学業との両立に苦労しているのだろうと想像するが、全力でライブに取り組んでいることには頭が下がる思いだ。
8.君と僕と洗濯物
VIDEO TRACK
9.Microscope
10.制服の人魚
11.On my way
MC
石森 小田倉 遠藤 幸阪
12.無言の宇宙
13.僕のジレンマ
やはり、ラストのふーちゃんの頬伝う一筋の涙につきる… ………
14.Buddies
TLを見ていると、前日の『Buddies』の曲中の口上で「頑張っても頑張っても叶わない事もあります…でもここにいるみんな、Buddiesのためにも頑張り続けないといけないと思います。あきらめないぞ〜」と叫んだとか〜
この日も、あきぽらしい口上であったが、公演回数を積み重ねるごとに、前向きな想いに自身の気持ちを持っていっている印象がある。
歌い終わり、何かの想いを噛みしめる表情のあきぽが印象的だった…
MC
向井 村山 的野 井上
15.確信的クロワッサン
16.ソニア
17.BAN
アンコールを先週とは変えてきた。
En.1なぜ 恋をして来なかったんだろう?(井上 C)
あの「金魚」衣装に着替えての「なぜ恋」
やはりライブには欠かせない楽曲になっている。
MC
井上
En.2 I'm in (井上 C)
W En 確信的クロワッサン (井上 C)
公式のアナウンスはないにせよ、いのりが今回の公演の「座長」と呼ばれている。
前回はBACKS曲『ソニア』のセンターだった小池美波がそう呼ばれていた。『確信的クロワッサン』のセンターいのりが、今回の座長と位置づけられているのは、もう皆の周知の事実〜共通認識となっているのだろう。
しかし、いのりの負担も相当だったろう。アニラ後に『承認欲求』メンバーに加わり、サクラミーツ新年会もあり、このライブでは多くの楽曲を担当するなど、そして休む間もなく小林由依卒コンを迎えることになる。
出来ることなら、ひととき休める時間と場を得て欲しい。
最終四日目ともなると、余裕も生まれ有終の美を飾ろうとの意識も相まって、とても安定したものになっている。
さて、今回のBACKS LIVEをどうとらえるべきなのか?そこを考えてみたい。
7th『承認欲求』から選抜制の導入が発表された。これは同時にBACKSの位置づけもどう変わるのだろうか?との疑問も生まれる。
表題三列目メンバーが加わらないBACKSの人数ではこれまで通りにLIVEとして成立するのかという疑問もあって、もうバクラはやらないのかな…との思いもあった。
ただ、逆に選抜制導入の時点でバクラの開催は既に決めていたのだろう。こうなると新参者開催がいつ決まっていたのかが気にはなる。
三期生はアニラ〜新参者〜バクラと続くハードでタイトなスケジュール (いのりとあきぽはサクラミーツがあり) は、かなりの試練だったろう。
だが新参者は、結果的に三期生には貴重な経験の場になったと言える。
こうなると櫻坂としてのバクラは乃木坂のアンダーライブのように、その都度開く方向になるのだろうか?
ただ乃木坂とはメンバー数が絶対的に違うので、ファンの母数云々の話以前に、メンバーにかかる負担が多くなるのは間違いないことだ。
この辺りもどうなるのかが気になるが、もし今後の開催があるのだとしたら、大阪(西日本)開催も検討して欲しいと願っている。
当初は表題曲のセンターをメインにして、各人が希望する曲を経験する場として始まったバクラであったと思うが、今回は表題曲としては『BAN』のみだったのが何かしら象徴的でもあった。
それ故にバクラの性格が変わったな…と感ずるところもあっただろう。しかし、それはやむを得ないことだし、ある意味必然だったと思う。
単純に櫻坂としての楽曲が増えたということと、新参者を経た三期生の加入で、選択の巾が拡がったことが大きいと思う。
そしてそれは、いのりやこんなぎ、りかたんの言葉からも強く感じられたことだ。
センターを経験するということ以上に、メンバー同士の意思疎通から、自身のモチベーションと意識の方向を再確認する場となっているのかも知れない。
最後に付け加えておくと、配信がアーカイブとなっているのは大きい。リアタイも難しくリピートも固定されていると、やはり視る機会を失うことは多いと思う。かくいう私もそうだからだ。本当にありがたいことであった。
BACKS LIVEサイコー!
櫻坂46が確信的に好きだ!
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