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灼熱の大阪ジャイガ〜櫻坂46の夏


OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024 (通称 ジャイガ)が7月20日(土)〜21日(日) の日程で開催され、櫻坂46が出演する21日に行ってきた。

昨年のジャイガは勤務の都合もあり、参加を見送ったのだが、後から「良かった」との感想の声を聞くごとに「やはり、何とかやりくりして行けばよかったな…」と悔やんだものだった。

そして今年も、櫻坂の出演が発表されていたので、今回は躊躇なく申し込んではみたものの、日々暑くなってくる状況に段々と「これ〜体力的に大丈夫かな…」と不安にもなっていた。
とにかく年甲斐もなく無茶はすまい…と、強く心に決めてフェスに臨むことにした。

今回も土日連休をシレッと勤務シフトに組み込み、前日土曜には大阪に入っていた。
事前に色々と準備してきたが、恐らく「日焼け止め」なるものを購入したのは長い人生で初めてのことだ。

ホテルのチェックイン時には、乃木坂のTシャツを着た人も〜京セラドームに行くのだろう。
くしくも坂道3グループ、そして土生ちゃんがLiveにと入れ替わりに、この週末来阪するムネアツ展開は何とも言えないものがあった。



21日当日、心斎橋のホテルを出て、大阪メトロ四つ橋線から中央線でコスモスクエアへ。
途中、私が初めて2ndTOURで櫻坂のライブに参戦した会場〜Asueアリーナ大阪(旧丸善インテックアリーナ) を横目に終点コスモスクエア駅に。
11時半からのシャトルバスを予約していたのだが、もう少し早い時間にすればよかったな…といささか後悔した。

次々とやってくるシャトルバス

どうにか会場についたが、どう動いていいのか勝手がわからない。とにかく想像以上に人が多い。
何とかクロークに荷物を預け、さて食事〜と思ったが、どこも長蛇の列。モタモタしていたら櫻坂のタイムテーブル14時15分に間に合わなくなってしまう。
ただ、どうにも暑くて判断が鈍ってしまうのだ。

とにかく先に、櫻坂が出るSUN&COAST STAGEに移動しようと思い、会場内ループバス乗り場に行ったら「30分は待ち時間となる」とアナウンスしていて、やむなく歩いて移動した。

何とかステージの門前まで来たのだが、まだ昼食が終わっていない。さすがに空腹のままライブに臨むのは無謀すぎる〜と、わかりきっていたので、急いで「冷やしラーメン」をかき込んでステージ前まで移動した。

大阪湾から対岸の六甲山系を臨む

どうにかステージ前にまで来たら、櫻坂の前の出演のCrossfaithの熱いパフォーマンスが始まっていた。
今回、参戦するにあたり色々と調べていたら、いわゆる「邦ロック」は、いささか乱暴な括りをすれば「ラウドロック」と呼ばれる場合もあるとのこと。

そして、櫻坂が出演するタイムテーブルの前後には、なぜかかなりハードなグループが組まれているらしい。
少し距離を置いて〜とは言っても入れ替えの際には
出来るだけ前に行ける位置を探りつつ、ステージ上手方向に陣取ってみた。

「うっわ…これは凄いわ…」
ジャイガ公式では一応「ダイブ•モッシュNG」と謳っているものの、”そこはそれ“の大阪ジャイガでは〜のところと理解した。
モニター越しではあるが、実際のサークル、ダイブ、モッシュは、普通のオジサンでは「中々知り得ない世界」〜それを目の当たりにすることになった。
「はぁ〜これは迂闊に近寄れないな…」と思っていたら、クロスのボーカルKoie(小家)さんが語りだしたのは〜
「X見てたら昨日、日向坂の時に前、陣取った件でめっちゃ荒れててお互いにお気持ち表明してるやん。俺にとってはクソどうでもよくて、あれ戦争しか生まないから…それと昨日チャンと櫻坂チェックしてきました。それで…俺は…俺は…るんるん推しで〜す」

これには会場大盛りあがり!
モニターには、るんちゃん推しが推しメンタオルを掲げる映像がw
そして、櫻坂の推しメンタオルを掲げるBuddiesがかなり多くいて「お前らいつの間に…w」と〜
結果的に、Buddiesがあぶり出される形に(笑)
この辺は上手いなぁ〜と妙に感心した。

ペイルダスク カイトさんのインスタストーリーズより〜

そしてKoieさんが「皆んな座って1.2.3でジャンプ」と指示したら、恐らく推しメンタオルで判断したんだろう〜「櫻坂(Buddies)の方が〜周りに座れ!って言ってて動き早いじゃん」と、これまた「おいおいお前ら…」と、ニヤニヤしてしまう展開に(笑)

最後、ステージから捌ける時に「櫻坂のファン、よく頑張ったぞー」とエールを頂き(もちろんリップサービスもあろうが〜)大いに盛り上げてくれた。

そして、いよいよ櫻坂のステージに〜
音響チェックでは『摩擦係数』が流れ、早速コールのウォーミング・アップw
さぁこれからか〜と思っていたら、何やら主催者側のエライ人が登壇してきて「熱中症などの注意喚起」をあらためて行うに、一つひとつBuddiesがおなじみの「ハ〜イ」で応える度、そのエライ人が苦笑している様にも見え…
まぁそれも“アイドル側”の文化。フェスならではの異文化交流といったところか〜

さて前日のバズリズムLIVEでのセトリを準拠するのかが焦点だったが、はてさて…

OVER TURE
9thの制服での映像。
前方に「ウッ」勢、多数w
「オイ」とのかけ合いが見事にハマる。

① 承認欲求
前日のバズライブの衣装が、ゆいぽんの卒コン衣装だったので、今日はどうするか?と注目していたが、「えっ、これって見たことあるような、ないような…どうなんだろう?」と、その場では判断がつきかねたが、結局フェス用?の新衣装だったようだ。
これまた素晴らしいものだった。

しかし、この炎天下でみるメンバーは恐らくメイクで抑えているであろう汗と(いえ!アイドルは汗をかきません!) そのせいか、少し紅潮し艷やかになった面持ちをみて、あらためて新鮮な受け止めとなった。
まぁ挨拶がわり〜名刺がわりには最適の選曲か…

② 何歳の頃に戻りたいのか?
立錐の余地もない〜とまではいかないにせよ、かなり密度の高いスタンディングでみるステージは前方が野郎共の後頭部で遮られて、見にくくはあったものの、その分大型モニターで補完出来た。
ツインテ天ちゃんが躍動している!
しかし、メンバーもやはり暑そうだ。

MC〜松田
限られた時間でもあったし、極力MCの時間は省いたみたいだ。
まつりも早速、水分補給を〜と呼びかけ”給水タイム“となった。
天ちゃんは「地元大阪でライブが出来てうれしい」と。

③ 桜月
① ② がバズライブと同様であったので「あぁそのまま演るんだな…」と思っていたところに、まさかの『桜月』
フェスに、この曲を組み込むのはどうなのよ⁉との声もあるのも事実だろう。しかし、結果的にセトリのバランスを考えたら「なるほどな…」と思わせるものでもあった。
あの環境の中で、ハードな曲ばかり並べたら、ぶっ倒れる客が相次いだだろう。
注目していた『もう一曲 欲しいのかい?』の披露もなかったが、流石にあれを演ったら、ある意味とんでもないことになったのかも知れない。残念ではあるが、充分理解出来るものであった。
しかし、自分のエリアから確認は出来なかったものの、まさかの『桜月』でサークルが発生していたと後で聞くと、ここでも「お前ら…」と苦笑してしまう…

MC〜松田
れなぁに振るが、ここで何人かの女性から「黄色い声」が。この日の、れなぁも断然輝いていた。

④ Nobody's fault
「おぉ〜ここでノバフォか…」と思って、構えるメンバーのフォーメーションを見てみると…

まさかまさかの、いのりまりのんのフロントなのだ!
オリジナルでは、りさぽんだったが、あきぽ、ひかりんも入ってのノバフォを一•二期で固めたら、次は三期楽曲なんだな…と予測は出来た。
しかし、イントロでの、あのポーズで構えるまりのんの、得も言われぬハニカミ具合が、彼女の心情を痛いほどに伺わせた(笑)

⑤ Dead end
さぁ、三期は何を披露するんだ〜と待ち構えていたら、あのイントロが流れてきた。
しかし、この日の村井優は、最初の『承認欲求』から目についていたが、今までにないメイク(とヘアメイク) で一際輝いていた。
とにもかくにも、最近のむらいゆの注目具合を、一体誰が想像できたであろう…

⑥ マンホールの蓋の上
もうすっかりライブ(フェス)の定番になったのであろうか〜櫻坂にはこんな側面もあるんですよ〜と、アクセントをつける意味合いでもとても重要な楽曲になった。

⑦ 自業自得
もう既に安定の域だ。
エンディングでの山下瞳月の“微笑み”はこの日も謎めいていた。


そして、あっと言う間の30分だった。



覚悟はしていたが、予想以上に過酷な天候だった。
さすがに、他のアーティストまで〜の余裕もなく、早々に現場を離脱することにした。
会場内ループバスに乗り込んだら、隣に座ってきた男性から「櫻坂ですか?誰推しですか?」と声をかけられた。
夏鈴ちゃん推しという彼に、『承認欲求』の黄色いタオルを示しながら「きらちゃん推しです」と答える。
大阪出身、現在東京在住と言う彼に「今日の夏鈴ちゃんの表情ヤバかったですね」と言った。
次は、ロッキンに行くとのこと。
ほんの二〜三分のやり取りではあったが、やはり「身内意識」を確認する作業はうれしいものだ。

クロークで荷物を受け取る前に生ビールを流し込み何とか生き返った…
18時からのシャトルバスも混雑が予想されていたので、チケットを持ってはいたが、それは放棄して臨時配車のバスに乗り込み桜島について、JR、地下鉄を乗り継ぎホテルに帰った。
冷房でキンキンに冷えたホテルの部屋で、あきぽが出演する『日曜ビッグバラエティ』を、ホッとしながら観ていた。

今回の体力の消耗具合から、来年も(櫻坂が出るという前提で) 参戦するか?と、問われれば自信はないが、どちらにしても、この齢にして「いい経験」をさせていただいたことには感謝している。


あらためて、Xでリポストされたものを見てみると、「櫻坂46」がどれだけ世間に認知されているか?と言う問いに答え、その疑問をはね返すのは、今回のようなバズライブでありジャイガのような機会なんだろうな〜と再認識した。
そして、他のアーティストから色々と配慮いただいている現状に「櫻坂サイド」からも応えるべき〜との声も「そういう段階に来たんだろうな…」と思わせた。
フェス戦略も今後定着させていく上で、再考するフェーズに差し掛っているのだろう…とも感じた。

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