見出し画像

【軽井沢】自然豊かなところで子育てをしたい、のはなぜか?(1)

のびのび子育て

都心に住んでいたとき「もっと自然のあるところで子育てしたい」という母親たちの声を聞いた。私も「そうだよね、子どもたちを、自然の中でのびのび遊ばせてあげたいよね」と思って「そうだよね」と答えていた。

実際に軽井沢に引っ越してきて思うのは、子どもより、親の私のほうがのびのびしたということかもしれない。

都心の狭い公園は、園庭がない保育園児も遊びに来ていて、いつも混雑していた。それでも自由に遊びたがる子どもたちに、親が気をつかう場面は多かった。遊具の順番とか、泥水を他の子に付けないようにとか、走りまわる子どもたちを接触させないようにとか。単純に広々とした場所で遊ばせることができるだけで、親も気が楽になる。

引っ越してきて、広い公園や野山に放たれた子どもたち。充分に遊べるスペースができたことに加え、「ちょっと待って」「順番だよ」とうるさく言われなくなった分、のびのび遊んでいる。

私が、豊かな気持ちでいられるから

自然は毎日変化に富んだ姿を見せてくれるから、子も親も、野山を歩くだけで多くの刺激を受ける。虫がいる、きのこが生えている、この穴はなんだろう?自然の中で、子どもには気になることがたくさんある。

親子の会話が弾む。子どもの好奇心に応えたい気持ちになって、虫を捕ったり、知らない動植物を調べたりする。何だろうね?と子どもと一緒に考える。

そんなとき、豊かな時間を過ごしているという手ごたえを感じる。子どもも楽しそうだけれど、それ以上に、親である私がのびのびした気持ちで子どもに向きあっている。

太陽と森がやさしい木漏れ日をつくり、土の香りがする風が通りぬけ、子どもたちの笑い声がする。幸せ。これからも、この環境の中で子育てをしていきたい。

↓「おかあさん、このどんぐりは蓋があるよ」蓋⁈

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?