とある真っす組が見た、音乃瀬奏の音楽魂

 普段は轟はじめの配信を中心に視聴しているが、たまたま始まっていた歌枠を開き、皿を洗いながら聞いていた。天真爛漫に歌い、リスナーの「音の勢(おまえら)」と楽しげにトークするいつもの姿を見せたが、音乃瀬奏の意外な一面も垣間見えたのでピックアップして語りたい。


【縦型歌枠】歌を歌っていく【音乃瀬奏】  2024/03/13配信

ミックスやエディットは歌声の”化粧”

 ロウワーを歌った後、トークはミックスやエディットの話題へ。実際の歌声とかけ離れているなど賛否が分かれる部分もあるが、奏は「化粧に似ている」と喩える。元あるものの特徴を活かすことは出来るが、質を極端に変える、あるいは違うものにすることは難しい。強いて比喩を挙げるならば「整形」とは違うわけだ。

ルーツはボカロ曲、エディットへのこだわり

 ピッチやリズムの調整をするボーカルエディットにも色々な手法があると語る。ボカロやYOASOBIの楽曲では短いフレーズでも正確に合わせる(恐らくピッチ調整の話だろうか?)傾向が見られる一方、アイドルや声優の場合はあえて直しすぎないことで、ボーカルの持ち味を残すらしい。「ボカロ曲で育った」という奏は、「メロディに沿ってぎっちり切ってぎっちり合わせるのが好き」と話す。歌唱だけではなく、制作面でのこだわりが見えた。

エッジの利いた、ロックな”がなり”も

 前半はDECO*27の歌を6曲歌い、ボカロ系14曲を披露。うろ覚えな曲も元気いっぱいに歌ったほか、「病名は愛だった」ではサビのボーカルチョップをセルフで挑戦した。歌うことを楽しむ明るい姿に、ひたむきさ・真摯さがのぞく。
 そして驚いたのはゴーストルールとロキで見せた”がなり”。「My Dearest」のカバーを聞いて繊細な歌声のイメージを持っていたが、ロックな荒々しい歌声も併せ持っている。今回の配信では歌い手としてもクリエイターとしても新しい一面をうかがえた。

セットリスト

1.デビルじゃないもん/DECO*27・ピノキオピー
2.妄想税 /DECO*27
3.乙女解剖/DECO*27
4.モザイクロール /DECO*27
5.ゴーストルール/DECO*27
6.ヒバナ/DECO*27
7.病名は愛だった /Neru
8.ロストワンの号哭 /Neru
9.脳漿炸裂ガール/ れるりり
10.初音ミクの消失/ cosMo@暴走P
11.ロウワー/ぬゆり
12.ビターチョコデコレーション/ syudou
13.きゅうくらりん/いよわ
14.ロキ /みきとP

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