友人A―タレント・裏方の二刀流/Vtuber時代を築いた立役者
Vtuber界では今やメジャーリーグ級の事務所、ホロライブでエーススタッフとして活躍を続けた友人A。裏方はもちろん、配信などタレント業もこなす”二刀流”の仕事ぶりを見せた彼女の軌跡を、ごくわずかで恐縮ではあるが振り返りたい。
伝説に付き添った、唯一無二の親友
2018年4月19日の配信にて、動画内でたびたび登場していた友人Aが生放送に初出演。今見ると公式チャンネルで司会を務める彼女が緊張を見せる、初々しい姿が印象的だ。
同配信内では”春のそら祭”と題し、ときのそらと一緒に仲睦まじく過去の動画を振り返った。『キメあいさつがほしいのそら』の動画では「編集ソフトに慣れてなかった」とはにかみながら「頑張った」と笑う。また、苦手なホラーゲームでは怖がりながらも編集作業をしていると苦労を語った。このとき何気なく投げかけられた「後ろの声の人はいつVtuberになりますか」という質問に対し「なりません」と答えた彼女たちは、まさか後に3D化や新衣装実装などがあるだなんて思いもしなかっただろう。
後半では二人のチームワークを証明すべく、爆弾解除ゲーム『Keep Talking and Nobody Explodes』をプレイ。約3分半で解除し、名コンビぶりを見せつけた。
輝きをみせた舞台の前夜
2020年1月24日に豊洲で開催した初の全体ライブ「ノンストップ・ストーリー」前日、凸待ち形式で22人のメンバーに意気込みを聞いた。友人A初のソロ配信では、合間に積みゲーをしようとするも音が大きくなったり画面が出てなかったり、桐生ココのボイスレターが流れているのに気づかなかったりと、エリートスタッフの貴重なPON姿を見せる。凸待ちのトークではホロメンから愛あるいじりや労いの言葉をもらいながら、共に全体ライブの成功を意気込んだ。
ライブ後のツイートでは達成感と高揚感が文字から滲む。スタッフとして離れはすれど、一緒に夢見た「横浜アリーナでのライブ」という目標は消えない。必ず同じ場所に二人で立つだろう。
公式情報や最近の話題を発信、
コンセプトは”ちょっと一息つけるラジオ”
2021年5月10日にスタートした『ホロのこしかけ』は、ほぼ月1で配信し、特別版を含むと31回を数える。ホロライブの直近の話題や情報を扱うほか、第3回から新設したリスナーのリークを取り扱う『ホロライブ”めい”言ハイライト』や、ふつおたを募集する『よなよなえーぼいす出張版』は人気が高い。
記念すべき第1回では初アルバム『Bouquet』の裏話やホロライブ公式から出している作業用BGM『lofi & chill mix』と原曲の聞き比べをしたほか、サプライズで初の新衣装をお披露目した。ジャケット×パンツのオフィスカジュアルスタイルを着こなし、胸元の社員証はホロライブスタッフのシンボルとして揺れる。上着を脱ぐと涼しげな半袖姿となり、腰のリボンが可愛らしいアクセントとなっており、まさに”デキる女”の風貌を身にまとった。
退職はしても絆は永遠、偉大なるスタッフの歩む道に幸あれ
時代を築き歴史を残した立役者の退職は、Vtuber界を震撼させた。惜しむ声、感謝、声援はホロライブ内にとどまらず、他社Vtuberやクリエイターからも寄せられている。
ホロライブの公式チャンネルやホロメンの配信で姿を見せることがなくなる彼女と、もう思いを交わすことはなくなるのだろうか。これからさらに躍進するホロライブを、一緒に応援することができなくなるのだろうか。
断じて違う。我々が推しのことを応援し、推しから元気をもらったことを言葉にし、推しへの愛を叫び続けることで、たとえ直接ではなくとも感情を共有できる。ホロリスはこれからも友人Aをホロライブの仲間として忘れることなく、共に成長を応援するだろう。
最後に、7年に渡り活躍を続けた偉大なスタッフに、一人のホロリスとして敬意を表したい。
【友人A】駆け抜けた 夢の伴走【Shiny Smily Story】
ホロライブ公式チャンネルにて公開中
チャンネルURL
友人Aの親友にしてホロライブのトップアイドルのチャンネルは下記URL
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