見出し画像

SALSA

salsaと言えばパーカッションが肝だけど、そこの押出が強い曲は案外少ない。マンボの王様ティト・プエンテの曲も、彼がパーカッションでガンガン押している感じは少ない。寧ろヴィブラフォン演奏時に、前面に出てくる。楽曲の中でリズムを構成するパーカッションだから、主役になり難いのか?と思う。

シーラEがsalsaをやれば、当然パーカッションが主役。いやはや!これが最高。グルーヴ感が半端ない。こんなの待っていたのよ!と膝を叩く。ラテンパーカッションの王様を引き継ぐのは、なんとSHEILA E.か?プリンスファミリーでファンクの人が、salsaをやれば当然こうなるよね?みたいな感じでカッコいい。ど迫力のティンバレス。もっとサルサで曲を出して欲しい。

動画の曲はセリア・クルーズの名曲Bemba coloraのカバー。元曲は大好きだけどsalsaじゃないよな?SHEILA E.バージョンは完全にsalsaだけど。セリア・クルーズは、ラテンの可能性を拡げる曲も多い。決してサルサだけでは無かった。これもそんな感じ。他にハイラ・モンピエのカバーも知られている。これも大好き。

で、今回のカバー。ボーカルになんと!Glolia EstefanとMimy Succarだ。グロリアは言わずもがなマイアミサウンドマシーンのボーカル。ソロ後もヒット曲多数。MIMYはTONY SUCCARの母親。TONYは現在salsaの最重要人物の1人だろう。

10年程前、インディーズ系サルサやブーガルーが元気だった。良いバンドも多くてサルサ復活か?と思ったけど、長くは続かなかった。クラブミュージックで盛り上がったけど、サルサクラブでの認知度は今一つだった模様。
今tony succarはメジャーレーベルで大活躍。大御所とのフューチャーが多くて若さは足りないけど、これはこれで面白い。

SHEILA E.は最近サルサを連発しているので、こっちに力を入れてくれると良いかな。しかし、SHEILA E.もすっかり大姐御の貫禄。ティナ・ターナーもビックリだ。グラマラスライフの大ヒットも40年前だ。若い人は知らないだろう。

プリンスファミリーで人気だったけど、晩年のティト・プエンテとの共演もあった。このライブ盤レコード、持っていたけど紛失。トホホ…。

懸命にティトについていくシーラEが、初々しい映像。

来月はSHEILA E.のレコードがリリース。勿論予約済み。楽しみ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?