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「サード章」を考える

 組織と個人。ずっと考えて来た。日本は某かの組織だらけだ。それも役所がらみで。派閥もその中の一つだと思う。組織の中で「人間らしさ」を発動させると如何様な理由を並べ立ててもそれは制裁対象とされる。組織の秩序が乱れるからだ。死なずに敵をやっつけて戻って来た特攻隊がいくら戦果を主張しても世間は冷ややかなもの。日本はそういうところだ。

 それは子供向けの戦隊もののようなそれぞれの個性を発揮するようなものとは違う。組織や派閥に属する事は規則でがんじがらめのネジとならなければならない。死ねと言われれば死ななければならない。抗弁は許されない。

 クルアーンに出会う前にこの度施設に入居した家族にも言っていた「99までは譲るけど、最後の1は死守するよ」。日本の組織(つまり会社)に所属すると「最後の一匹」まで要求されるのだ。多分派閥というやつも同じ現象が起きていると思う。「みんなと合わせるのいやや~」西川きよしさんが先生を辞めた折に嘆いていた言葉だ。

 クルアーンのサード章は99匹の羊と一匹の羊を巡る小話だ。確かソロモンが当事者だった。「信仰するならば話は変わって来るが」と自分で言ったところでソロモンはハッと気付いてその場にひれ伏したとの記述がある。

 関心のある人はクルアーンのサード章を見てみて下さいまし。

 とぼそりと生存報告でした^^。。。

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