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MR ST@GE!!アンコール双海亜美・真美公演の感想とジェミー

THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆ENCORE 双海亜美・真美主演回24日第三部に参加してきました。最高でした。余りにも巨大な感情が渦巻いて抑えきれず何か形に残そうと思って本稿を書いてます。

当方アイマス歴4年目の亜美真美担当P。今回はMRの感想ですが真美とジェミーに焦点を当てていきます。以下全て私個人の妄想であり殆どが当時の感情を書き留めてるだけという非常に痛い自分語りですが、ちょっとだけでも真美とジェミーの事を知ってくれたなら、という思いもあります。乱文ご容赦ください。


まずジェミーとは

小学生時代の真美は亜美とコッソリ入れ替わりながら双海亜美名義で活動するアイドル(存在は公然の秘密)で、それゆえ大事な舞台はいつも亜美が出演していた。真美も出たいと駄々こねる事はあったけどその都度理解して我慢したりしていた。そんな真美がアイマス2では中学生になり念願のソロデビューを果たした!双海真美として初めてのソロ曲がジェミーでソロアルバムがMA2である。CD開けるとこんな感じ。かわいい。

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作詞を担当されたmft氏によると(氏のtwitterより引用)

"真美の時代到来を願って魂込めました"
"ジェミーとは「宝石を散りばめたような」という意味があります。少しずつステキな女性になって輝けるようにと想いを込めました。”

という頼もしい想いを元に生まれた曲となっています。


どんな歌?真美の気持ち

さっそく歌詞を引用しながら紐解いていきます。

まずはAメロ、茶目っ気たっぷりな歌い方で1番2番共に「子供扱いするなー!」と不満を訴えてきます。そしてBメロでは

"甲斐ないよ 意味ないよ 気がついてくれなくちゃね!"
"知らないよ 知らぬ間に 誰かスカウトが来てもっ!"

ちょっと拗ねて気を引こうとする。かわいい。サビでは一体どうしたらいいんだろう?という本音を歌ってます。全体的に可愛く元気な曲調のジェミー、ところがDメロでは突然今までの流れから一転してトーンダウンします。

亜美真美って元気一杯な引っ掻き回し役とかやかましい子供というイメージが最初は付きやすいと思います。自分もそうでした。ところが真美を知るにつれて非常に繊細な部分があることに気付いたのです。

中学生になりソロデビューを果たすも亜美の方は竜宮小町というユニットで既に人気を博しており、ここでもまた一歩出遅れてしまう事になる。過去にもやっと出来た年上の友達と別れる事になったり、別の作品でも信頼した人との別れに直面した時は年相応な繊細さを見せたりする。家庭版シリーズの真美の性格がしっかり継承されているかのように、アニマスでもそう思わせるシーンがあった。

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亜美と遊べない事だけが彼女の表情を曇らせてる原因とは思えない。真美は口にはしないけど、亜美がアイドルとして先行して悔しい気持ちがあると思う

こことか

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特にこのシーン。みんなと活動出来る時間が減り暗くなる春香に、真美がハグをする。最初不思議に思ったのだけど、これまで真美が体験してきた寂しい気持ちに近い何かを春香から感じ取って自然とこういう行動になった、という解釈は考えすぎだろうか

簡素にまとめてしまうと真美は元気一杯おふざけ系だけど稀に繊細な部分が垣間見えるアイドル。ああ、これってジェミーの曲構成と完全に一致してるなと。そこでトーンダウンのDメロの話に戻すと、真美はそれまでと打って変わってとても優しい歌声で

"いつもそばに居てくれるなら
すぐに分かるよ
工メラルドのように繊細な事"

明るい曲調のジェミーの中に突然現れる静かで優しいDメロが、真美が時折見せる繊細さと重なるように感じます。そしてしっとりと本心を訴えるのです。エメラルドは5月の誕生石、繊細で壊れやすく水や振動に弱いので扱いには注意が必要。4大宝石の中では若々しいエネルギーを持っているとされている。らしい。

間奏ではすぐに明るさを取り戻して元気なギターソロから落ちサビで真美は歌います。

”本当に美しいもの探してね
まだまだ輝く力弱いけど
ダイヤモンドだけが最高じゃないんだよ
可能性は未知数"

春香は4月生まれで誕生石はダイヤモンド。また竜宮小町センターである伊織のソロ曲DIAMOND、或いは輝く大勢のアイドル達の事かもしれない。

現実世界の真美も周りに輝かしいアイドルがたくさん居るために人気の面ではぶっちゃけ低いという事実がこの歌詞と被り余計に刺さる。もっとたくさんの人が見つけてくれたら嬉しいし、まだまだ負けてられないぞって気持ちにもなる。

”ただ君が手に取るの待ってる
「見つけた?」”

この歌は「今はまだ輝く力弱いけど、早く私を見つけて!」という真美の心の叫びであり、無数のダイヤモンドの中からエメラルドを、本当に美しいものを見つけたのが兄ちゃん姉ちゃんであり、小さいけどとても愛しくて大事な大事な宝石のような曲、それがジェミーなのです。

そしてMRへ

アイマスに興味を持った頃には既にジェミーのライブ披露は終わっていて、初星は当時未披露だった待望のMA3からの選曲、タイミング的にも今後は中々生で聴ける機会はないだろうと思ってました。そんな所へやってきたMR2nd、遂に亜美真美公演が行われる事に!

この時は放課後ジャンプとトリプルAngelでした。最高! そして2019年、765にとって単独活動が全くない苦難の年が暮れようとしてるその時MRアンコールと単独ライブの発表。先陣切るのは2月22日の亜美真美、そして私が参加するのが24日なので三日間情報を遮断することにしました。

「アンコールなら構成は2ndと余り変わらないかな?また放課後Angelかも。直前にミリシタ配信されたスタ→トスタ→&黎明ポジティブ?でもYOU往ジェミーも十分あり得るのでは」

という期待と不安を胸に二日間やり過ごしとうとう当日

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周りの会話からうっかり曲名拾うのも恐ろしいので孤独に精神集中してました。今回ブーブークッションはなかった。トイレには前回同様

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結びを逆にして惑わせようとしている!?ドリンクはこの前たるき亭ブルーを飲んだのでビールにした。ちゃんと生で美味しかった。そうこうしてるうちに開演間近になり座席に着きいよいよ期待と緊張が高まる。ペンラとタオルを準備して開戦に備えながらふと周りをみると、大変な事に気付いた。

「みんなタオル首にかけてねえ」

亜美真美の場合はそれぞれソロ1曲ずつになるので、対になるYOU往MY進はタオル曲でそれを持ってない人が多い=ジェミーじゃない確率が高いということになるのだ。

会場内の人々はセトリ知ってる人も多いハズなので察してしまった。タオルの少なさで酷く落胆しているのは自分ぐらいだったかもしれない。

そして歌マスの前奏が始まる。余り期待し過ぎて他曲が来たときに残念がるのが嫌だったので極力フラットな気持ちでいようと努めながらユニット曲をこなしていく。5、6曲目が終わった後の無音状態は楽しみを通り越して精神的にしんどい。時空が凝縮していく。その瞬間が近い…

そこには確かに双海真美が居てジェミーを歌っている。ライブのジェミーもとても素敵で歌声も真美7:下田3ぐらいがベスト(あさぽん談)ということなんだけど、この日は純度100%真美にしか感じられなくて、これがアイドルそのものが演じるMRの魔力なのかと……。

細かいところはあまり覚えていない。後に映像化されないので今この瞬間見届けるしかないのだが画面が滲んでよくみえない。ただ前述のDメロだけは見逃すまいと五感を研ぎ澄まし集中する。真美はちょっと横を向いて屈みながら、まるで気落ちしてるような仕草で歌い始めると、後ろから亜美が真美の肩にそっと手を置く仕草をした。あー無理無理無理無理・・・

前回MRでは歌詞アレンジが入っていたので今回も期待してたら、大サビが「横浜で出逢えた兄ちゃん姉ちゃんに これからも輝く力届けるかんねー☆」(大分違うかも)となっていた。「本当に美しいもの探してね」の部分が「横浜で出逢えた兄ちゃん姉ちゃん」に変わったのは、もしかするとここに居る兄ちゃん姉ちゃんは既に見つけた後だから横浜のジェミーは「真美を見つけて!」じゃなくて「見つけてくれてありがとう」なジェミーだってことかもしれない。偶然かもしれないけどね。

MC1部

恒例のものまねや亜美と真美の掛け合いが楽しく、恐怖の指名コーナーでは当てられた姉©が「誰と来たの-?」知り合いと来たと言うと「本当に知り合い?」という際どいツッコミをされていて笑った(連番募集の事?)。ドラマCDでもこの手の役回りはいつも亜美真美である。更に「次のソロ曲は☆タオルを振りたくなる曲なんだけど☆ホコリが舞うと亜美達が霞んじゃうからダメなんだってー☆」という感じのメタ発言でまた笑わせてくる。タオル無かったのはそういう事か!と余裕の安堵。

後半は自分rest@rtから始まりChangeHappy!ToP!Music♪と多幸感に溢れる時間が続きいよいよ亜美の持ち歌

YOU往MY進

実はこの曲も極めて重要な願いが込められているのだが亜美とは直接的に関係がなく更に長くなるので今回は触れない。アクセル全開で曲が始まるやいなやステージが凄い。真美とバックダンサー2名だけじゃなく亜美までもが激しいダンス、これはダンスなのか!?と言いたくなるようなエネルギッシュで忙しい振り付けで見てるだけで楽しい。YOU往MY進も曲構成が亜美を具現化したようなトリッキーさで、まるで起承転結のあるドラマを1曲のなかで見ているようだ。後半になっても激しいダンスは収まることはなく曲が終わると亜美以外はみんな疲れ果てて倒れ込み、演出なのか本当に疲れてるのか分からないぐらい、それぐらい激しいステージだった!

MC2部

いよいよ最後の挨拶。

「今回の公演が叶ったのって、兄ちゃん姉ちゃんが色々頑張ってくれたからだって聞いてるんだー」

「だからー本当にありがとうね、兄ちゃん姉ちゃん。そしてこれからもよろしくね」

記憶が定かでは無いがこんな感じだったと思う。担当プロデューサーとしてアイドル本人からこのような言葉を聞くことができて、もう何も言うことはない。

亜美真美のライブ後の挨拶といえば

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こんなイメージなのだけど、この日は亜美と真美が深々と長いお辞儀をしていた。余韻を残したままエンドロール、MUSIC♪をみんなでクラップ、最高に幸せな空間が閉じていく…

総括

やはりアイドルそのものに逢える、これに尽きます。今後は765だけじゃなく他の全アイドルにも無限の可能性が広がってると感じます。二次アイドルコンテンツにおいて一つの極みに達しているのではないでしょうか。

ただ問題点もあります。演出もユニットMV部分はもうちょっとどうにかならないか、主演アイドルの時間をもっと増やして欲しいとか。またコストに関しても1時間公演で横浜開催のみではハードルが高すぎます。ライブ配信の可能性も探れそうだし技術面でもこれからどんどん進化していきそうです。

MR公演は今週も行われる予定でしたが非常に残念な事に中止に。本記事も自粛を考えましたが一個人が悩んでも仕方ないと思いここに至りました。またどこかで開催して頂けたら嬉しいので応援頑張ろうと思います。拙い文章にもかかわらずここまで読んで頂きありがとうございました。

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