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ケヤキ並木の木陰でマルシェ

日曜日、長女ほかろんが楽しみしていたマルシェに出かけました。
ほかろんは、知的障害の生活介護に、せっせ、せっせと毎日通っています。
園が大好きなんだそうです。
たまに、他のお友達と何らかのトラブルもあります。
先日は、元気すぎるわんぱくなダウン症のまるこちゃんが、急に立ち上がり、給食のスープをぶっかけられた。もう絶対まるこちゃん許さない。
などと言ってました。

さて、コミュニティバスに乗って向かったのはケヤキ並木。
私の年齢よりもはるかに年上の立派な木々が、迎えてくれます。
屋外で開催される、フリーマーケットや、キッチンカーや、マルシェなどは、大きな声出しても、気を使わないでいいです。
ほかろんは声が大きいので、バスの中などでは、話声が響き渡ります。
思いついたことを口にするので、まあ、「さとられ」みたいなかんじです。

のんびりした雰囲気のこの町のマルシェは、どこかゆったりしていて、ほかろんは、あげぱんとヤンニョムチキンを食べてニコニコです。
大きな樹の下の大きな木陰に置かれたテーブルで、そよそよ吹く風と、うららうららとおひさまに光を受けて、これ以上ない地球上の幸せを感じながら、
「ああ、おいしい。ああ、たのしい。」と満足するほかろんの満面の笑み。
幸せなんでしょう。
これがきっと幸せというものでしょう。

と思いながら、「これが幸せ」と思うことはもしかして自然ではないかもしれない。
やっぱり普通の生活ではないのかもしれない。
普通の生活を送っていたら、これしきのことで、
「これが幸せ」なんて思わないかもしれない。
ただの普通の日曜日なのかもしれない。

なんて、考えてしまうのでした。

でも、楽しいと思える日曜日を過ごすことができたことは、素敵なことです。
韓国ドラマを見るたびに食べたかったヤンニョムチキンを食べられて、母は幸せです。

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