【Shopify #002 仕様を決めていく】
Shopifyを利用して、アウトレットサイトを構築していく過程を記録とし、少しでも参考になればと思い書き進めています。
第一回目はこちらです。思いのほか反響があって正直驚いています。
特にTwitterにおいては、エキスパートパートナー様からフリーランサー様、さらにはEC運用担当者様・マーケター様といった方々よりいいねやシェアを頂きありがとうございます。
Shopifyの特徴を知る
Amazonキラーという間違った名前をもらったShopify。あの記事を鵜呑みにしたら大変です。そもそもAmazonはプラットフォーマーでShopifyはカート。同じECというだけでひとくくりはやはりどう考えてもおかしいです。
まずはこの表を見てみよう!
※クリックするとPDFがブラウザ上で確認できます。
Shopifyの機能が一覧となっている貴重な資料です。まずはこちらをプリントアウトします。そしてひと項目づつ要る・要らないのチェックを入れていきます。そして今運用しているサイトととの比較をしていきます。
Shopifyだけでは導入は出来ない
現基幹システムの仕様では、今使っている空きアカウントを利用したカートでの運用ができない。これを受けてのカート探しでShopifyにたどり着い他わけですが、Shopifyだけでは導入を決めれませんでした。
あくまでも、現状のカートシステムと同様に受注から出荷までを自動で走らせることが目的です。
Shopifyだけでは導入はしてなかった理由とは?先のエントリーにも書きましたが、物流を含めた連携が上手くいかないんです。注文データのやり取りをバッチ並びに手動CSVで基幹システムに取り込む作業はやはりやってられません。
そして、基幹システムのリプレースが待っているので開発も軽量でなければならない。そんな時に知人・友人・ランチ仲間・セミナー仲間でもある高橋さんに素晴らしい情報を頂きました。
彼がなぜ3か月前にと叫んでいるのか?そう、とあるソリューションを紹介していただき調べた結果、今回基幹システムを弱点を克服できるという判断に至りました。
この図の下にになります。楽天・AMAZON・ヤフーの注文とともにShopifyの注文も取り込みが可能となったので、現在利用しているOMSはリプレースとなります。
機能の比較 取捨選択
今使っているカートシステムは、パッケージ版といえ自社のやりたいことをスクラッチで追加していく仕様のため不満が無いわけではありませんが、私が構築しようとしているアウトレットサイトには、現在利用しているカートの機能全部入りは必要ないのと、昔から自社の基幹システムの仕様でアウトレットサイトが運用できなかったことが大きいです。
要らないもの
・レビュー
・ポイントプログラム
・代金引換
・ギフト対応
要るもの
・MFI サイトの構成をモバイル中心にして表示を爆速に
・サイト内検索
・エリアごとの送料指定
・日時指定
・本サイトへのリンク
・アマペイと後払い決済
確認したこと
・将来越境したいときにプラスアカウントへの移行の容易さは?
・商品データは流せるが画像データはurlで行けるのか?
細かい部分は割愛しております。初めに何をするのか?を決めるのは発注者であり、指示した仕様以外には出来上がってきません。この要件定義は本当に真剣に一つひとつ確認しながら進めていく必要が事業者側にあります。
指示した内容通りにできていないというのは問題外ですが、何度も言うようですが支援会社は指示の無いことはやりません。
自信のある要件定義なら良いのですが、無くてもチーム内や横のつながりで第三者チェックを入れてもらうことをお勧めします。
また、担当者同士が担当者同志に成れれば気づいていないところにアドバイスを貰えるかもしれません。支援側も人です。金出すのはこっちだ!みたいな態度をとる事業者側の担当者がいますが絶対に良いものは出来ません。適当に仕様書通りにつくってさようならとなります。
今後、保守メンテまでの長いお付き合いとなるので気持ちよく仕事はしたいです。
002の最後に
より良いサイトの構築をするためには、発注者側=事業者がある程度勉強して対等に話ができるレベルまで上げるべきだと思います。
私自身、一年ほど間から別ブランドでShopifyを運用していてある程度理解していたというのもありますが、初めは苦労しました。
全く未知のカートシステム。いきなり本国(ニューヨーク)がShopifyプラスを使用して、各国へローカライズさせて運用するということが決まった2018年の一月。当時はまだShopify事態を扱っている日本の支援会社様が少なく3社くらいしか見つけられませんでした。
靴下のタビオさんがUS運用に使っていると聞いてはアポ入れて聞きに行ったり、関係ないセミナーを聞きに行ったら登壇者が扱っていた。今では食事に行くくらいのお付き合いをさせて頂いているコマースメディアの井澤さん。フラクタの河野さんを含め沢山の方々より、困ったことがあったらなんでも聞いてね!と優しいお言葉を頂き甘えさせて頂きました。
なので、餅は餅屋に聞く。これが鉄板です。
自身が動けばおのずと道は開けます。熱意は必ず相手に伝わります。
この行動が、良いパートナー・良いサイトへつながると思います。
廻らない鮨を食べたいなぁ😅