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Shopify構築日記 #121 アパレル大手がShopify+Shopify POSの導入

 みなさん、いつもお読みいただき誠に有難うございます。アパレル業界によるShopify POS導入のニュースが飛び込んできました。

 まず一つ目は、一度撤退したアメリカン・イーグルが再上陸した際に選んだのがShopify Plus + Shopify POSの組み合わせ。店頭とECの売上や推移、さらには店舗ごとにもわかる仕組みが組めるので、店舗マネージャークラスの人は逐一PCではなく自身のスマホで確認が出来るのが良いです。

 この辺りは、アメリカン・イーグルに導入を支援したアパレルウェブの東さんに詳しく聞きました。紹介記事はこちら

 Shopify POSを動かすには、バーコードリーダーorQRコードリーダー、現金が必要ならドロワー&レシート発行機付きレジ、iPadかアンドロイドタブレット、クレカを利用するのであればCAT端末の4点があれば大丈夫です。

 今現在、Shopify Japanで認定しているPOSレジは一つしかなく、それ以外はカスタマイズ?しているのか、動作保証適用外で使用しているか?という事でした。

 Shopify POSの上位プランだと$89ですが、なんとShopify plus契約だと、この費用が込みこみとなります。これはラッキーと思われた皆様!しっかりと落とし穴があります。

 Shopify plusの月額利用料金は$2000~となっています。この ~ というのが曲者で、80万ドルを超えると0.25%となります。
 ECだけの売上なら80万ドル=150円換算で1億2000万円を超えないと変更はありませんが、ここに店舗の売り上げが加算される=Shopify POSを通ると、通常の注文と同じようにオーダー番号が振られます。という事で、店舗の売り上げが入ると、簡単にこの80万ドル問題を超えてしまうと思います。

 ただし、仕組みをスクラッチで作ることを思えばめちゃくちゃ費用は安いです。また、店舗が多ければ多いほどPOS側の利用料金が相殺されるので、思ったほどのコストアップにはならなさそうです。
 POSレジ屋さんのレジ、めっちゃ高いですwしかし、POSレジに特化しているので、OMO=顧客との連携やその後のCRMにおいては、Shopifyのほうが向いていると思います。

 日本企業が進まない理由としては、
① 変化を嫌う人が一定数いる
② 店舗のレジオペが変わる
③ 情シスが良い顔をしない
④ 基幹システムとの連携
⑤ バックボーンやゼロリスクを求められる
が、ほとんどではないでしょうか?

 どんどん変化対応していく必要のあるところで、一度組んだらずっと使い続け、さらにはどうしようもないタイミングであわてて目先のリプレイスを行ってしまい、数年後に同じことを繰り返すかもしれません。

 この部分を担当者は勿論の事、経営層が重要と考えているいるかどうかの分かれ道と思います。
 そういう意味では、ジュンさんのデジタル周りの人は思い切って進められたと思います。

運用にはショッピファイが提供するPOS(販売時点情報管理)システム「ショッピファイPOS」と楽天グループが提供するオムニチャネル在庫管理プラットフォーム「楽天ファッション・オムニチャネルプラットホーム」を使用する。長年解決できなかった「在庫の偏在による機会ロス」を極限まで低減させ、「いつでもどこでもストレスなく買えるサービス」を充実させる。

繊研新聞ウェブ版より引用 記事元は上記リンクより

 ジュンさんもコメントしているように、長年の困りごとをShopify POSを使うことで減らすことが出来た=売上アップが出来たという事です。
 変化を嫌う人が多いですが、正直はじめだけです。慣れてしまえばどうってことありません。新しいことへチャレンジすることで、売上が伸ばせるのであればやるべきだと思います。

 私も、この組合わせを使えば抱えている問題がかなりの量を解決することができる。。。。

 ランニングコスト以上に得られるメリットのほうが大きいとしか言いようがないですね。。。
 まだ確認はしていませんが、OMSと基幹システムがつながっていたら大きな開発はいらないんじゃないか?と思います。

 最後に、Shopify POSでない場合は、スマレジさんでもOKです。
マーチャントが、何をしたいか?が明確ではないと、サイト構築以外のところでも躓く可能性がありますので要注意です。

廻らない鮨を食べたいなぁ😅