【サブスクの味方 すまり】返送・返品 スマリ SMARI →コンビニでネット通販商品のセルフ返品

「スマリ」は、レンタル商品、EC商品の返却、返品を非対面で行なえるサービス。

ローソンは、非対面型の商品発送サービス「スマリ」の投函ボックス「スマリボックス」を、大阪府内の15店舗に9月1日より導入する。スマリボックスの導入は近畿エリア初。

オークションサイトやフリマアプリの出品商品を発送する日本郵便の「e発送サービス」に対応。「ゆうパケット」「ゆうパケットプラス」に対応し、「ゆうパック」は対象外。10月下旬には、ローソンの既存物流を活用したEC商品や、レンタルサービスの返品・返却サービスも開始する。

三菱商事は、ローソンを通じた社会インフラサービスの拡充を進めており、今回、宅配に関する社会課題の解決に資する取組みとして、ローソンとの協業により同サービスの設計、開発を行った。

ローソンは、全国に約1万5000店舗あり、専用配送センターから多い日で1店舗あたり約7~8回商品を納品している。


「スマリ」は既存のコンビニ物流を使い、製品を配送し終えたコンビニの配送トラックの空きスペースを使う、いわゆる”静脈物流”を活用しており、同事業の担当者である三菱商事物流開発部の島田貴博氏は「アプリと専用ボックスを駆使することで、利用者は24時間365日の利用が可能できる一方、利用者のみで作業を完結し、静脈物流を活用するため、ビジネスモデルが物流業界や小売業界全体の負荷を必要以上に増やさない設計になっている」と語る。EC事業者にとっても、宅配便などの従来の返品物流よりも配送コストが安い特徴がある。

 現在は「ロコンド」のほか、「ショップリスト」やアパレルのレンタルサービス「エアークローゼット」、D2Cブランド「アルティーダウード」などが契約しており、今後は大手アパレルなどにも事業者を拡大し、7月にはクリーニングサービスもスタートする。

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