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アニメ『アークナイツ -冬隠帰路-』を完走した感想と、『Frost』本完売したので振り返りなど


アニメアークナイツ感想

注)以降の表記
1期……1話~8話
2期……9話~16話
16話までのネタバレ、ゲーム内7章までのネタバレを含みます


1期に関しては、「初めてアークナイツに触れる人にも向けた、既存ファンへのサービス」というイメージだったんですが、
2期は「既存ファンへのサービス」の色合いが強くなっていた気がします。

とはいえ、新規もちらほらTLでお見かけし、フロストリーフ推しも増えたっぽくて個人的には大成功大感謝な気持ちです。

あのボリュームを8回のうちに収めるとなると案の定駆け足気味だったなぁと、特に後半の6章。
それでも見せたい部分はしっかり描かれていて、不足感は無かったです。(特にファウストの死はアニメ史上に残る屈指のシーンだったと思いました)

アニメのみ勢だと、ナインとか何だこの人、唐突に出て去っていったぞ?!エンディングに出てたけど1回だけ?!とか思われてたに違いない。大丈夫、我々もゲームではそんな感じでしたので。後々出てきますので……

以降は各話についての感想を述べていこうかなと思います。

9話10話はかなりきっちり描かれていて、ここは時系列もそのままなので新規も意識してたのかなという雰囲気。
9話10話は別途語ってるのでここでは割愛。
定期的に欲し、観返してます。

11話

ホシチェンを堪能出来る回。私はゲーム内のここでホシチェンに落ちました。太古プラザにコーデのブランドが並ぶ演出がニクいですね。ピアノの件もちゃんと描かれてたのも良かったし、スワイヤーがとても良い女だと世間に知らしめた回でした。

12話

メフィストのアーツが改めてエグイなって思った回。ブレイズも登場し、バトル多めな感じでしたね。フミヅキさんの良いお声も聞けて良かったし、あの夫婦感のやり取り……長年様々な作品で共演されたりしたお2人の起用本当に素晴らしい、きっと監督のオファーなんでしょうね。

13話

ファウストに心震える回。過去のシーンもだけど、特に表情がすごい力がはいってたなーと思う13話。他のエピソードも作画力入ってると思ってますが、特に13話はヤバかったと思います。
エンディングがβになったのも辛さがより一層増しました。
これまで散々やってきたメフィスト、過去の描写が切なくて……誰もなりたくて感染者になった訳じゃないんだよね。しかし彼に寄り添うことを選び、自ら感染者となって歩んだファウスト。。

14話

ここら辺からテンポアップ、新規層ははてなマークがたくさん付いたりしてたかも。
Mon3trの登場がかっこよすぎた、生々しい感じじゃなかったw
なんかビームも出して怪獣感がとても良かったし、レッドも出てきて嬉しかったです。リュドミラ散々。
中々正面姿を見せてくれないナインも登場。(サイトで立ち絵がありようやくw)
後はグレースロートがどういう子なのかきちんと描かれてたのが良かったです。エリートオペレーターの回想シーン、ロドスキッチンのブリトー回を思い出すと益々辛い……

15話

お薬がもらえる回。じゃなくて、それもあるけどドクターがフロストノヴァとの対話の機会が与えられた回。
過去が語られ、ドクターはロドスに来るように説得する。ここら辺個人的にはもう少し余韻が欲しかったところ(16話含めて)
尺が足りなかったんだろうなぁ、詰め込み6章なのでやむなしか……
あと、フロストリーフが「罠かも」と言ったのは印象的だった、以降綺麗に描かれてはいるものの、スノーデビル小隊の抵抗ない人達(悪事をしてたにしろ)を手にかけている事を知っている彼女の言葉に、彼らも罪を背負っている人間、後に射殺されるのも因果報応。と示している感じなのがなんとも。
後はチェンさんのキレキレのカッコ良さが際立ってましたね。

16話

すべてを見届ける回

フロストノヴァとブレイズの問答
ここの為の3話のフロストノヴァサプライズ登場だったのかと、Aceを認識させ語らせるための伏線が回収されました。
仲間を助けられなかったこと、ブレイズに対して、自身に対しても投げかけてる言葉の数々。辛い。

フロストノヴァとアーミヤの対峙
私ここのやり取りから泣きました。アーミヤの言葉が、とても心に染みる。なんて覚悟だ。
そして最後の詠唱ーー

以降のフロストノヴァの姿が辛い。高垣さんの演技が素晴らしいのもあり……

フロストノヴァとドクターの語らい
命が残り僅かとなってようやく人と触れ合えるようになったフロストノヴァ、ゲームとは異なりかなり言葉は端折られていたけれども、必要な言葉とエッセンスがきちんと紡ぎあげられており、不十分さを感じませんでした。

色々説明や言葉が省かれてしまっていて、完全にこの16話はゲームやってる人に向けられたものになったなと思いました。
ただ、言葉に関しては取捨選択とアレンジが上手くなされており、ゲームストーリー見返したらストーリーの方が説明的に感じてしまったので、アニメのアレンジの凄さを感じました。

「通してくれ、仲間が一人死んだんだ。」

3期もやってくれそうな最後の描かれ方していたので、また来年……やってくれるかな?
パトリオットがあれだけで登場終わりなのはないよね……?

全話上映会に参加しました

【2023/12/2追記】
新宿ピカデリーでのイベント上映を観に行きました。
大画面で推しが見れるなんて最高!なんとしてもチケットご用意されたい!と、いう意気込みで抽選に当選したので嬉しかったです。
いやー最高、相変わらず10話のフロリちゃんの舌打ちが良過ぎて、間近で舌打ちされた感良きでした。
何度も見返したからもう泣かんやろ……と思ったけど、リアタイで見て泣いた箇所でまた泣いてました。ながら作業で観るのと違ってちゃんとしっかり視聴するとやっぱり泣くね……

以下監督達のトークにてメモ
・生「総員戦闘開始!」
・龍門メンバーとのやり取りの身内感は他と配慮しながら演じた石上さん
・機密情報大声でしがちチェンさん
→突っ込まれるけど分かってるけど大声で演じるしかない石上さん
・名も無き兵士たちもバックボーン考えられている監督
……石上さん達に褒められてバンザイする監督
・スキル以外のアーツ演出
→ブレイズの4話のステルス看破攻撃アーミヤのバリアなどはゲームでは数が決まってるスキルでは描かれない特徴として見てもらえればと
・2期で鷹には「戦闘頑張って」と言われた
・戦闘を描くとなると物語は停滞する
→キャラの岐路としての描き方を盛り込んだ
・キャラを演じながらの歌を歌う事は凄い。と熱弁する監督
・エンディング前半9-12話までは行進、後半13-16はこんな所に居られるか、逃げている感じ
・最後の数々の花は名も無き兵も含めた手向け
・エンディング、ナインとタルラを同じ方向に向かせた
・15話の飴の音は高垣さんのアドリブで自前で用意した飴をなめてた音、なのでリアル
・やはり監督、喋り出すと止まらないし、動きが可愛い
・ReoNaさん、リリース当初から始めて1年目から1期2期に関われて嬉しい
・石上さん続編への期待の圧
・やはり山口さんのMCは安定感あり安心する

とこんな感じの話があったかなと
齟齬抜けは許してください……


『Frost』本について

とまあ、プロトタイプ含めて1年半、イベントで頒布し続けたFrost本もこのタイミングで終了となりました。いままでの活動でいくつかの本は完売を経験しましたが、これだけは刷って出し続けていました。

1年半前に描いたので、ちょっと今だと稚拙で恥ずかしいなと思う部分もあったり、逆にこんなんよく描いたな、と思う部分もあったりで、何度読み返しても楽しい。
アニメとの違いも辿れるのも楽しかった。答え合わせしてる感じでした。アニメでの凍傷に効く薬、仙豆の袋みたいだったね。
あとは私の中では龍門に向かう前で一度倒れたのかなと想像して描いてましたね。龍門に入ったらもうそういう余裕ある考えるタイミングないよなーって思ったので……

先が短いと自覚し、今救える仲間達を救おうともがく彼女にはロドスはどう映ったんだろう?と考えながら描き、対してフロストリーフの方は鉱石病が重度になる前にロドスに救われ、先を考えられるようになった……という対比を描きました(ってあとがきにも書いた気もする)
回想秘録で守りたい仲間ができたから、あの10話の命懸けの仲間の救出があったのかと思うと胸が熱くなりました。


……となんやかんや長くなりましたが

総括:
フロストリーフは可愛い
フロストノヴァは戦士だった

素晴らしいアニメをありがとうございました


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