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淡路島漂着

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EBUNE淡路島漂着に関連した記事をまとめています。(出典が記載されている記事は、月刊美術批評WEBマガジン「レビューとレポート」掲載記事)
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2022年3月の記事一覧

EBUNE淡路島漂着-「ナゾのパラダイス」作品紹介

執筆=KOURYOU 2021年10月、漂流船「EBUNE」は淡路島に漂着しました。 「マレビト」として各地に漂着を続けているEBUNEの航海は、ウェブサイト上で一つの物語を紡いでいます。 淡路島は異なる世界認識を持つ人々の、複層的な世界の中心として、近年様々な注目を集めている土地です。EBUNEがこの地に、もう一つの物語を漂着させる意味は何なのか、私たちは考えました。 そこはきっと誰かの居場所であり、また同時に他の誰かの居場所でもあるかもしれません。激動の只中にある世

EBUNE淡路島漂着ー資料に見る制作200日の記録

構成=伊藤允彦、田口薫、KOURYOU 協力=伊藤佑介 船に住まい、東アジア一帯で移動生活をしていた漂海民は、瀬戸内海で「家船」と呼ばれていた。謎に満ちたマレビトである彼らの痕跡を頼りに、女木島に漂着していた漂流船「EBUNE」は、生命の方角「東」へ航海を開始し、ウェブサイト上で一つの物語を紡いでいる。回想録として2020年8月に福岡県箱崎、2021年5月に佐賀県有田に漂着を果たした。 そして2021年10月24日に、兵庫県淡路島への漂着を試みる儀式が行われた。EBUNE