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〇訃報の扱いについて(3)


 〇訃報の扱いについて(3)
 
【About Obituary】
 
(本作・本文は約2000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ4分から2分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと7分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
 
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〇訃報の扱いについて(3)
 
【About Obituary】
 
訃報。
 
先日(2023年2月27日付け)の「訃報の扱いについて(2)」にいくつか反応をいただいた。
 
自身、いろいろな人の訃報を出す人でもあり、最近ヒューイ・ピアノ・スミスの伝記を翻訳・出版した音楽ジャーナリスト、陶守正寛さんが次のように投稿。ご本人の許可を得て、一部、掲載する。僕の下記投稿を見て、「自分が言いたいことを書いてもらった」とメッセージをもらい、下記の投稿をフェイスブックにした。
 
訃報の扱いについて(2)
2023年2月27日

 
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以下、陶守さんの投稿。
 
ベティ・スワンの訃報は誤報だったのですね。僕も情報を目にしましたが確証が持てずにおりました。
 
訃報については僕も最近Twitterで苦言のようなものを書き込みましたが、一度誰かが亡くなったという情報が流れると、情報源がどこなのか、本当なのかなど確認もせずにどんどん拡散されるという現象が度々起こります。その多くは「残念だ」「ご冥福を」などというだけで、どこから知ったのかすら示していません。そしてそれを見た人がさらに広めてしまいます。
 
ベティ・スワンもそうですが、過去にもそういう情報が誤報だったことがあり(直近ではウォルター・ウルフマン・ワシントンも、本当に亡くなるちょっと前に訃報が流れました)、慎重を期す重要性を感じています。入手した情報をいち早く知らせたいという気持ちは誰にでもあるとは思いますが、訃報は早押しクイズではないので、僕はある程度確証が取れるまでは情報は流しません。インターネットは手軽ですが、そのせいで多くの人が人の生死を軽く受け取りすぎではないかと危機感を覚えます。
 
スペンサー・ウィギンズの件も吉岡さんはパーシーの発信をご覧になって情報を流されたことは理解しております。僕の場合、パーシーのフレンドにはなっていなかったので、その投稿を当初見ることができず、発信は控えてきました。吉岡さんにその投稿の内容を教えていただいたあとも、もしかしてパーシーはあえてフレンドに限定して投稿しているのかも知れないと考え、コメントは控えました。パーシーの他の投稿は一般公開になっているものが多いようですし、親族の間でスペンサーの入院に関してFacebook上でもめごとが起きているのも見ていたので。Commercial Appeal紙が記事にしたことによって僕もそれを情報源に発信することとした次第です。
 
でも、新聞・雑誌メディアでは未だにこの一紙しか彼の訃報は伝えていませんね。そこも気になるところです。同日亡くなったヒューイ・スミスは大手メディアがひと通り取り上げましたが、それとは対照的です。親族の間で情報発信について意見の相違がいまだあるのかも知れませんね。
 
僕が多くの人にお願いしたいのは、お悔やみの言葉よりも事実確認を重視してほしいということです。嬉しいニュースは勇み足もある程度は許されるかも知れないですが(いいとは言いません)、訃報については時間がかかってもいい、いやむしろ時間をかけて裏を取ってほしい。そう思います。
 
投稿ここまで。
 
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ちなみに、パーシー・ウィギンスのフェイスブック、過去4-5か月の投稿を確認すると、ほとんどすべてが「友達限定」の公開になっていた。そのため、他人がシェアできないようになっていた。ひょっとすると初期設定で「友達限定」にしているのかもしれない。ただ、パーシーの友人がパーシーをタグ付けした投稿は誰にでも見られるようになっていてシェアも可能だ。現時点でパーシーの友人は800余人でそのリストは見られるので、情報を限定するような感じはあまりしない。
 
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□遺族が望まない場合
 
訃報でいまだにはっきりしていないのが、前回も紹介したジャッキー・ムーアの訃報。また、ロッド・テンパートンも死去日などがはっきりしていない。いずれも、遺族が詳しい情報を出したくない場合にあたるようだ。
 
かなり昔だが、ハイラム・ブロックが亡くなったときも、しばし確認が取れず困った。
 
訃報 ジャッキー・ムーア死去の報道
2019年11月13日(水)

 
訃報の扱いについて
2012年06月05日(火)

 
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▼ハイラム・ブロック52歳で死去
2008年07月30日(水)

結局、後日、ニューヨークタイムズが訃報をだした
 
2008年7月31日(木)付けニューヨークタイムズ

 
アリ・オリ・ウッドソンの訃報も死去時間で少し混乱
 
アリ・オリ・ウッドソン58歳で死去
2010年06月01日(火)

 
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訃報は「早押しクイズではない」はいい得て妙ですね。その通りです。僕も早いか、正確かであれば、絶対に後者を選択します。
 
今後もソウル・サーチン・ブログ/ノート、ツイッターでは訃報の5W1H(いつ・どこで・誰が・なぜ等)をしっかりまとめ、情報源を明記し、最大級に正確な訃報発信に勤めます。
 
Confirmation first, not fast. (なによりまず確認、速さは競わない) 
 
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