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〇アリーサ・フランクリンの『アメイジング・グレイス』いよいよ2021年5月28日から渋谷文化村などで公開~円道一成さんの推薦文

〇アリーサ・フランクリンの『アメイジング・グレイス』いよいよ2021年5月28日から渋谷文化村などで公開~円道一成さんの推薦文

【Aretha Franklin’s “Amazing Grace” Will Be Out On May 28, 2021 On Shibuya Bunkamura : Issey Endo’s Essay】

(本文は値段がついていますが、最後まで無料で読めます。読後サポートしてもよいと思われた場合、購読などでサポートしていただければ幸いです。この本文は約5000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、10分から5分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと17分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴くと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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〇アリーサ・フランクリンの『アメイジング・グレイス』いよいよ2021年5月28日から渋谷文化村などで公開~円道一成さんの推薦文

【Aretha Franklin’s “Amazing Grace” Will Be Out On May 28, 2021 On Shibuya Bunkamura : Issey Endo’s Essay】

公開。

いよいよ2021年5月28日から渋谷文化村などで公開されるアリーサ・フランクリンの1972年のゴスペル・ライヴ映画『アメイジング・グレイス』。これを一足先にごらんになったソウル・シンガー、円道一成さんがSNSでその熱い思いを語っていた。あまりに感銘したので、許可を得て、こちらに掲載させていただいた。

さすがにシンガーとしての視点だけに、シンガーの人たちに刺さる文章になっているが、別に歌わなくても、こうしたソウル・ミュージック、ゴスペルに興味を持たれている方には十分読み出のあるエッセイになっている。

一成さんのエッセイということで、「イッセイズ・エッセイ」をどうぞ。

1. イッセイズ・エッセイ

円道一成 ライヴ写真

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長文御免❗

Bro.Mike越谷のせい、いやおかげで「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」を一足先に目撃したぜ!

音楽をやり始めてウィルソン・ピケットやオーティス・レディングがアイドルだった頃、俺の周りの全ての女性シンガーたちの憧れであり目指すべき到達点であり続けたアレサ。

・・そういえば劇中でもやってたけど、何かしら気に入らないデキだと曲の途中で突然ストップして「ちゃんとやりたいから」と頭からやり直す通称「アレサリピート(?)」まで彼女たちはコピーしてたっけ(笑)・・そんだけ「歌える人たち」にとっては Guiding light だった彼女。

アレサという存在については俺も勿論「Respect」してはいたけどこんなにもじっくり歌唱している姿を見るのは実は初めてだ。

とりあえずぶっ飛んだ❗

しかも今回いわゆるヒット・チャートをにぎわせるR&Bではなく彼女の生きる源泉だったであろう「神からの良い知らせ『福音』=Gospel」といういわゆる「カネ」の香りとは対極の場所にいる彼女の姿を見てさらに衝撃を受けた。

上手い! 宣伝文句じゃなく本当に上手い。

まるで五木ひろしさんに「歌上手いですね!」って言ってるようなものだが、一般的ないわゆる「上手い」じゃなく同じ歌い手としてよくあんなアプローチができるなって鳥肌が立つソレだ。

概ねハイノートでのシャウトが彼女の真骨頂とされているがあの高音も、昨今流行りの安易にファルセットを連発する日本のポップス・シンガー達に是非聴かせたいくらい極力ファルセットには逃げず、地声のシングル・トーンでプッシュしまくってるのがシリアスにスゴかった。

加えてそのハイノート・ヒットのピッチの正確な事‼ 笑ってるように見えたアレサの顔も実はハイノートを決める為の表情筋の必然!

これは練習して出来るものではなく、まさしく彼女の育った環境が生み出したという事がこの映画をみればわかる。

なんでもライヴ録音のドキュメンタリーなのに「カチンコ」を忘れたとかいうトホホな理由で音声と映像が同期できず今までお蔵入りになっていたというこの作品。

逆にそのことがレジェンド『美空ひばり』じゃないけどあの時代のシリアスな「一発録りの緊張感」を呼び起こさせ、観てるほうもドキドキが止まらない!

あとから録音編集とか、ましてや「クオンタイズ」や「ピッチ修正」なんて絶対できない時代の「本物のライヴ」の空気感が濃縮されたアレだ。

考えてみれば会場が教会であるが故、照明も単色で動かない明かりだけだし、バーナード・バーディーやチャック・レイニー、加えてコーネル・デュプリーら「これでもか!」なレジェンド軍団がバックを担当してはいるが、それさえもまるでガヤ。

本当に本当に「声」一発でここまで「魂」を持っていけるんだ! という事実に愕然とさせられる!

全編ルバートで歌いあげる「アメイジング・グレイス」、もはや Gospel も Blues と同じく「音楽」というくくりを越え、魂のメッセージを伝えるための究極の「手段」にすぎないとさえ思わせる。

このことは現場にいたあのミックとチャーリーもさぞや度肝を抜かれたに違いない❗

残念ながら「無信教」な俺にはその高貴な志やメッセージはシンクロしどころが中々見つけられないまま終わったが、この人達は本当にピュアにイエス様が大好きなんだなと痛感した次第。

ただ言い訳すると、逆に歌が凄過ぎて聴き入ってしまった故、肝心のメッセージが俺には入ってこなかったのかもしれない(汗)

Anyways, 
歌で人生を何とかしようと思ってるお前とお前とお前・・・は観ろ❗  必ず人生観変わるぜ。
・・但し副作用としてそこいらの歌い手が歌う「アメイジング・グレイス」が二度と聴いてらんなくなっちゃうけどね。

ソウル・シンガー The Last Soul Man in JAPAN 円道シャーク・一成

(円道さんのエッセイここまで)

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円道さん、すばらしい紹介文、ありがとうございます。特に「Gospel も Blues と同じく『音楽』というくくりを越え、魂のメッセージを伝えるための究極の『手段』」というところは、はっとさせられました。ゴスペルとブルーズは、常に対比されるものですが、たしかにアレサの中では、どちらも同じ音楽であり、魂(ソウル)を伝える手段、というのはその通りです。

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2.映画『アメイジング・グレイス』詳細紹介↓ 

アリーサ・フランクリン1972年ライヴ映画『アメイジング・グレイス』2021年5月28日、日本公開へ~スクリーンが教会に
2021/01/27


https://note.com/ebs/n/n6ee4b311bf10

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3.予告編・公開劇場一覧

映画、2021年5月28日から東京Bunkamuraル・シネマ、立川シネマシティ、横浜ブルク13、札幌シアターキノ、愛知センチュリーシネマ、大阪、シネ・リーブル梅田、イオン・シネマ・シアタス心斎橋、京都シネマ、兵庫・シネ・リーブル神戸、福岡KBCシネマなど。その後、順次全国劇場で。詳細は下記公開劇場一覧で。

映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』予告編
2021/02/22


https://www.youtube.com/watch?v=rW97dB7Q8YA&t=21s

公式サイト:


http://gaga.ne.jp/amazing-grace/

公開劇場・公開日一覧


https://gaga.ne.jp/amazing-grace/theater/index.php

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4 ナショナル・ジオグラフィック局で6月末から放送される『魂の歌姫 アレサ・フランクリン』(8回連続)

同じアリーサの連続ドラマが2021年6月、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルで放映へ

『ジーニアス:アリーサ』~ナショナル・ジオグラフィックで4晩8回にわたって放送~ライヴ映画『アメイジング・グレイス』はなぜ彼女にとってキャリア最大のターニング・ポイントになったか
2021/04/05


https://note.com/ebs/n/n5c70577e9fbe

(このナショナル・ジオグラフィックでの『ジーニアス・アリーサ(邦題、魂の歌姫 アレサ・フランクリン)』は2021年6月29日(火)22時から日本でも放映される)

『ジーニアス:アリーサ』第7回、第8回を見て
2021/04/08


https://note.com/ebs/n/n5e9b6b4e2736

アリーサ・フランクリン・テレビシリーズ・ドラマ『ジーニアス:アリーサ』、いよいよ全米放映
2021/03/14


https://note.com/ebs/n/ncd91ad2c66cd


魂の歌姫 アレサ・フランクリン (ナショナル・ジオグラフィック・ページ)


https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/032200141/

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