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〇帰ってきたジンギスカン~「ジンギスカン」のヒットから41年

j〇帰ってきたジンギスカン

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〇ジンギスカンが帰ってきた~結成41周年まさかの復活

【Dschinghis Khan [Genghis Khan] Come Back With New Recordings】

新生。

1. レディオ・ディスコで紹介


昨日(2020年12月5日)の「ディスコ・サーチン」でご紹介した結成41周年、まさかの復活をみせたジンギスカンの新曲。まあ、最近のラジオではほとんどかからないだろうが、「レディオ・ディスコ」ならではの選曲だ。ミュンヘン・ディスコを「汚れ役」がご紹介。(笑) にしても、ジンギスカン、盛り上がったなあ。曲調がいいせいか。


さて、いったい41年前に結成されたグループに何が起きたのか。簡単に経緯をご紹介しよう。


期間限定・「ディスコ・サーチン」同録 (約29分)



https://bit.ly/2L6Ce6F%E3%80%80

(約29分)


2.ジンギスカン物語


1977年12月全米で映画『サタデー・ナイト・フィーバー』が公開され翌1978年、これが世界的な大ヒットになり、ディスコはブームの頂点となった。そんな中、ヨーロッパからのディスコ作品が多数生まれ、そうした中から日本でも大ヒットがいくつも誕生した。そんな一曲がごぞんじグループ、ジンギスカンによる楽曲「ジンギスカン」だ。

1979年3月、ヨーロッパで毎年開かれる国際音楽コンテスト「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」で入賞した楽曲「ジンギスカン」を歌っていたミュンヘンのユーロ・ディスコ・グループ、ジンギスカンはその曲でヨーロッパ中、世界のディスコを席巻した。そのキャッチーで誰でも一度聞けば覚えてしまう強力な引力は多くのディスコ・ファンのみならず音楽ファンを魅了した。

この「ジンギスカン」は、新宿歌舞伎町のディスコを中心に日本でも大ヒット。その後も「めざせモスクワ」「ハッチ大作戦」とディスコ・ヒットが続いた。

しかし、1985年までにディスコ・ブームも一段落、グループ、ジンギスカンも自然解散した。

ところが、2000年代に入って、彼らのようなポップでキャッチ―な曲調が再びヨーロッパなどで人気となり始め、ジンギスカンのライヴをワンショットで、懐メロ大会のようにやってくれないかという声が上がった。それがロシアでのイヴェントで、2005年12月に一度やったところ、これが大受けし、以後、そうしたイヴェントなどでライヴを行うようになった。

現在は、オリジナル・メンバーのウルフガング・ハイヒェルを中心に、新たなプロデューサー・チームを迎え、新生ジンギスカンとして生まれ変わっている。1979年結成なので、昨年(2019年)が結成40周年。本来なら昨年から今年にかけて大規模に新作リリース、ライヴ・ツアーなどが行われる予定だったが、ご多分に漏れず、こちらもコロナ禍ですべてのスケジュールが遅れてしまった。

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モスクワ。

2005年12月17日、モスクワでのおよそ20年ぶりの復帰ライヴ。これを機に、新生ジンギスカンの動きが加速した。

Dschinghis Khan — Israel


https://www.youtube.com/watch?v=vGQ4T31M1ug

The very first Dschinghis Khan perfomance in Russia on 17 december 2005 at Olympiysky Arena in «Legends of Retro.fm» show.
There were four original members:
-Wolfgang Heichel
-Henriette Strobel
-Edina Pop
-Steve Bender
and three (ex-)new members:
-Ebru Kaya
-Daniel Käsling
-Stefan Track

そして、これ以降、新録を続け、メンバーも若干変わりながら、動画などをアップするようになった。

ここ数年でジンギスカンの動画がいくつかあがっている。

昨日(2020年12月5日)『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン」でかけたのは、新録による新曲を含む最新作『ヒア・ウィ・ゴー』からの作品。

最初のシングル「Die Strassen Von Paris(ディ・シャンセン・ヴォン・パリ)」(パリの街、パリの通り)は2019年6月公開された作品、また、「イスタンブール」は2020年11月28日にリリース、公開されたできたほやほやの新曲。そして、アルバムは年内にリリース予定。日本盤が2021年1月27日に発売されることになった。どれも豪華なサウンドになっており、1980年代のサウンドではなく、最近のモダンな音になっている。


Dschinghis Khan - Die Strassen von Paris


https://www.youtube.com/watch?v=aaIRfS81RPU

Dschinghis Khan – Istanbul (2020)


https://www.youtube.com/watch?v=aOD2zDFrXkk

この新作には「めざせモスクワ」「ジンギスカン」「ハッチ大作戦」などの1980年代の大ヒットの再録音ヴァージョンも収録されている。再録音というと、多くの場合、オリジナルに劣るが今回は完全にオリジナルを凌駕するできになっている。

アー写 ジンギスカン(新)

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ティーム33。

今回録音に携わっているのが、スペイン・マヨルカに本拠を持つティーム33というスタジオ/レーベルだ。そして今回のプロジェクトをプロデュース/アレンジしているのは、ルイス・ロドリゲスとフィリップ・エスカニョ。ルイスはモダーン・トーキングやバカラなどのダンス・ヒットを放ってきたプロデューサーだ。

ティーム33は、1970年代には元々ドイツのハンブルグにあったスタジオだったが、所有者が1984年、スペイン・マヨルカに引っ越し、以来、ここで音源制作をするようになっていた。

3. 最近のビデオ

Dschinghis Khan - Dschinghis Khan
79,367 回視聴•2020/03/01


https://www.youtube.com/watch?v=UCpZUs-pCGE
(新録による「ジンギスカン」)

Dschinghis Khan "Moskau" 2020 Moscow-Edition 2019 12 31


https://www.youtube.com/watch?v=l-80laFIW9k
(「めざせモスクワ」2020年版)

Dschinghis Khan auf dem World Nomad Games 2018
321,002 回視聴•2018/09/11


https://www.youtube.com/watch?v=Hg3KJT2OcSw
(2018年ワールド・ノマド・ゲームスでのライヴ)

それにしても、あのジンギスカンの「ジンギスカン」が40年以上も経て、再レコーディングされ目の前に姿を現すだけでなく、新録の新曲まで登場するとは。しかも、それが2021年に勢いよくヒットしそうな気配なのだ。こんな痛快な話はない。

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新作アルバム「ヒア・ウィ・ゴー」
2021年1月27日発売予定
ビクターエンタテインメント


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