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〇はぐどばん・ライヴ~ドクター・萩野・バンド~アシュトン・ムーア登場

〇はぐどばん・ライヴ~ドクター・萩野・バンド~アシュトン・ムーア登場
 
【Hug Doc Band Special Live @ JZ Brat】
 
ドクター。
 
2023年6月27日(火)渋谷JZブラットでマサ小浜、28日(水)丸の内コットンクラブでセシル・マクロリン・サルヴァント、その後目黒ブルースアレイでフィリップ・ウー、29日(木)に再びJZで「はぐどばん」(Hug Doc Band)。フィリップ・ウー・バンドで本当に何年かぶりに会ったデトロイトのソウル・シンガー、アシュトン・ムーアが翌日渋谷JZに出るというので、さっそくアシュトンに頼み込み参加。なんと、このハグ・ドック氏は、本職は耳鼻科のドクター、趣味のジャズ・ピアノがプロ並みという人物で、アシュトンも彼の患者の一人だった。そして、前日、フィリップ・ウー・バンドを一緒に見た松尾潔さんも、萩野さんにお世話になっているという偶然に偶然が重なり、一緒に行くことに。
 
同じJZでも前々日の客層とはまったく違っていたのがまず驚いた。まあ確かに音楽によってその客層が違うのは当然なのだが、どこかお上品なお客様が多かったように見受けられた。
 
萩野さんのピアノを聴いていると、キース・ジャレットやジョージ・ウィンストンあたりを思い浮かべたが、ジョー・サンプルあたりも大好きだという。なんとなくそんな雰囲気が伝わってきた。
 
萩野さんのピアノにヴェテランのドラマー、宮崎まさひろさん、同じくヴェテランのベース奏者多田文信さんは安定した伴奏を聞かせる。
 
オペラ・シンガーのロベルトさんは初めて見たが、日本語もペラペラなブラジル出身、日本在住のオペラ・シンガーだった。このオペラ歌唱と、ジャズ的、ソウル的なシンガーとのバランスがおもしろかった。ジャズ・トリオにオペラ・シンガーという組み合わせはなかなか聞かせる。
 
選曲がとても王道で、これなら誰でも楽しめる。お客様には多くの先生の患者さんがいらっしゃっていたようだった。
 
アンコールで歌われたジョン・デンヴァー作品は、プラシド・ドミンゴとジョン・デンヴァーのデュエットで知られているという曲で、僕は初めて聴いたが、このアシュトン&プラシドという組み合わせも、ひじょうにおもしろかった。
 
ジョンとプラシドの動画があった。
 

 
同行松尾さん、「ちゃんと仕事があって、趣味でこれだけ出来たら最高の人生ですね」としみじみ。いやあ、ほんとほんと。羨ましい人生です。
 
ファーストとセカンドの間に、萩野さんにご挨拶をし、そのとき、セットリストをもらったが、ライヴ後、ご丁寧に修正されたセットリストも送られてきた。それを元に下記に記します。萩野さん、アシュトンがなんか言ったらしいが(笑)、「なんか音楽関係の人が来るというんでめちゃくちゃ緊張してました」とおっしゃった。
 
萩野さん、新しきご縁をありがとうございます。


左から宮崎・多田・アシュトン・萩野・ロベルト




 
■セットリスト
 
セットリスト Hug Doc Band Special Live featuring Ashton Moore & Roberto Di Candido
 
2023/06/29 @Jz-brat セットリスト
 
(基本はトリオ、+がゲストシンガー。邦題があれば邦題。( )内に作詞作曲者、[ ] 内にそれをヒットさせたオリジナル・アーティスト、あるいは有名なヴァージョンをだしたアーティスト)(トリオ+ゲストシンガー名)
 
ファーストステージ
 
Show started 19:00
1) ありがとう [いきものがかり] (萩野仁志編曲)(トリオ)
 
2) El Día Que Me Quieras (The Day That You Love Me)(想いの届く日)(カルロス・ガルデル作曲 アルフレード・レ・ペラ作詞)[Carlos Gardel] (トリオ+Roberto)
 
3) Retrato Em Branco E Preto (Portrait In Black And White) (Zingaro)(白と黒のポートレート) (アントニオ・カルロス・ジョビン作曲 シコ・ブラルキ作詞)[Antonio Carlos Jobim, Stan Getz, Nina Ripe, etc] (トリオ+Roberto)
 
4) Feel Like Makin' Love (Eugene McDaniels 作詞作曲) [Roberta Flack, Marlena Shaw, George Benson, D’Angelo, etc] (トリオ+Ashton)
 
5) Summertime (ジョージ・ガーシュウィン作曲 デュボーズ・ヘイワード作詞) [Billie Holiday, John Coltrane, etc] (トリオ+Ashton)
 
6) Just The Two Of Us (作詞・作曲:ビル・ウィザース、ウィリアム・ソルター、ラルフ・マクドナルド) [Grover Washington Jr. feat Bill Withers] (トリオ+Ashton)
 
7) Winter Ballad (萩野仁志作曲)[Hug Doc Band] (トリオ)
 
8) The Past And The Future (萩野仁志作曲)[Hug Duc Band] (トリオ)
Performance ended 20:03
 
セカンドステージ
 
Performance started 20:27
1) La Barca (作詞・作曲Roberto Cantoral)[Roberto Cantoral]  (トリオ+Roberto)
 
2) Danny Boy (アイルランド民謡 フレデリック・ウェザリー作詞)[Glenn Miller And His Orchestra, etc]  (トリオ+Roberto)
 
3) ルパン三世のテーマ (大野雄二作曲 萩野仁志編曲)[大野雄二] (トリオ)
 
4) Be My Love (Nicholas Brodszky作曲 Sammy Cahn作詞)[Mario Lanza]  (トリオ+Roberto)
 
5) Me And Mrs. Jones (作詞・作曲:Kenny Gamble・Cary Gilbert・Leon Huff) [Billie Paul]   (トリオ+Ashton)
 
6) Sunny (作詞・作曲:Bobby Hebb)[Bobby Hebb, Boney M., etc]  (トリオ+Ashton)
 
7) Desperado (作詩・作曲 Glenn Frey, Don Henley) [Eagles] (トリオ)
 
Encore Perhaps Love (作詞・作曲 John Denver) [Placido Domingo & John Denver] (トリオ+Roberto + Ashton)
Show ended 21:13
 
Members
 
Ashton Moore アシュトン・ムーア(vo)
Roberto Di Candido ロベルト・ディ・カンディド(vo)
 
萩野仁志(p)
多田文信(b)
宮崎まさひろ(ds)
 
~~~~
 
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