見出し画像

◎プリンス作品~書籍一挙にリリース


◎プリンス作品~書籍一挙にリリース
 
【Prince Related CDs And Books Released】
 
 
(本作・本文は約6000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ12分から6分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと20分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
 
~~~~~
 
◎プリンス作品~書籍一挙にリリース
 
【Prince Related CDs And Books Released】
 
発売。
 
2016年4月21日、57歳の若さで急逝したプリンス。誕生日の6月7日近辺にこのところ、毎年のように未発表音源の新作、再発などがリリースされ、今年はさらに日本では研究書2冊が発売されている。まとめてご紹介しよう。
 
それら4作品リストは下記に。
 
1のライヴ盤は、プリンスが映画『パープル・レイン』(1984年)の大ヒットを受けて出た「パープル・レイン・ツアー」98本のうち、1985年3月30日ニューヨーク・シラキュー素で行われたライヴの映像とその音源をパッケージにしたもの。一度映像はライヴ・ビデオで発売されていたが長く廃盤になっていた。
 
私事になるが、僕はこのツアーを1984年12月にシカゴで見た。それはもう圧巻で、ライヴ後はどうしていいかわからないほどの衝撃を受けた。さまざまなライヴを多く見てきたが、僕の生涯ベスト・ライヴは、1984年7月のジャクソンズの『ヴィクトリー・ツアー』と、このプリンスの1984年12月のシカゴでのライヴだ。どちらも甲乙つけがたく、今ではジャクソンズもプリンスも東西の横綱、同率1位的な気持ちになっている。どちらも1984年というところが興味深い。
 
このツアーの強力さはプリンス本人が一番よくわかっているようで。それらの言葉は今回のライナーノーツ中のコメントにでてくる。
 
「変えるべきところはひとつもない。僕が参加した中でもっともパワフルなコンサートのひとつだった」
 
無署名だが英文のライナーノーツの翻訳(石川真男さん)と、当時のワーナーの担当・佐藤淳さんとシンコーの荒野政寿さんの対談がある。
 
きちんと音と映像が整理された作品はファンとしては改めて嬉しい限りだ。
 
~~~
 
2の『ゴールド・エクスぺリエンス』も契約の関係で長く廃盤になっていたものの再発。これは、プリンスがワーナーとの契約にすっかり嫌気がさし、「プリンスを名乗ることを辞め」、発音不能の記号をアーティスト名にした最初の作品。様々な点でプリンスにとってターニング・ポイントとなっている作品だ。
 
出嶌孝次さんの解説と内本順一さんとKIDさんの対談を掲載。
 
~~~
 
3は、プリンス研究家で、すでに同じシンコーから『プリンス・サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて』を上梓している長谷川友さんのこの『ゴールド・エクスペリエンス』にフォーカスした著作。前作でもアルバム1枚で本1冊にしてしまうのだから大変なもの。今回も力作だ。
 
そして、4は日本のプリンス・ファンにはおなじみのプリンスのウェッブサイト https://npg-net.com/
を運営しているKID(キッド)さんの著作。新書版で公式に出たアルバム、映像作品などをすべて網羅した文字通りの現時点でのコンプリート・ディスク・ガイド。
 
~~~~~
 
4作品のアマゾンでの紹介、曲目リストなど。アマゾンリンクも。
 
 
①    CD プリンス&ザ・レヴォリューション『ライヴ1985』(新発売)(6000円+税)(ソニー・ミュージック・エンタテインメント)(2CD+ブルーレイ)(2022年6月3日発売)


 
 
https://amzn.to/3MZShO0
 
(アマゾンの紹介)
 
内容紹介
 
 
【完全生産限定盤】
・2CD+Blu-ray
・紙ジャケ仕様
・英文ライナーノーツ(無署名)とロバート・ヒルバーン(ロスアンジェルス・タイムズ紙)、ロバート・パーマー(ニューヨーク・タイムズ紙)、バーバラ・グロスター(ピープル誌)コメント。その翻訳(石川真男)。
・日本版ライナーノーツ(対談・佐藤淳・取材・荒野政寿)
・歌詞・対訳(石川真男)付き
・Blu-ray Videoオーディオ仕様:Stereo 5.1 surround/Dolby Atmos
※在庫がなくなり次第終了となります。
 
《収録内容》
 
[DISC-1]
1. Let`s Go Crazy (レッツ・ゴー・クレイジー)
2. Delirious (デリリアス)
3. 1999 (1999)
4. Little Red Corvette (リトル・レッド・コルヴェット)
5. Take Me with U (テイク・ミー・ウィズ・ユー)
6. Yankee Doodle (ヤンキー・ドゥードゥル)
7. Do Me, Baby (ドゥ・ミー・ベイビー)
8. Irresistible Bitch (あきれた女)
9. Possessed (ポゼスド)
10. How Come U Don`t Call Me Anymore (つめたい素振り)
11. Let`s Pretend We're Married (夜のプリテンダー)
12. International Lover (インターナショナル・ラヴァ―)
13. God (ゴッド)
14. Computer Blue (コンピューター・ブルー)
 
[DISC-2]
1. Darling Nikki (ダーリン・ニッキー)
2. The Beautiful Ones (ザ・ビューティフル・ワンズ)
3. When Doves Cry (ビートに抱かれて)
4. I Would Die 4 U (ダイ・フォー・ユー)
5. Baby I`m a Star (ベイビー・アイム・ア・スター)
6. Purple Rain (パープル・レイン)
 
[DISC-3]
演奏曲目はDISC-1,2と同じです。
 
エンタテインメントの神、降臨! 1985年、伝説のライヴを体験せよ
 
■“My name is Prince" このひと言からすべて始まった。1984年から85年にわたって敢行された「パープル・レイン・ツアー」から、1985年3月30日、NY州シラキュースでの熱狂のライヴ120分を余すところなく収録! オープニングの「Let's Go Crazy」から、20分にもわたる伝説の「Purple Rain」まで、初期のヒット曲を次々と超絶パフォーマンスで演奏し続ける。
■映像は過去にVHS/レーザーディスク、『パープル・レイン』のボーナスDVDとして限定発売されたことはあるが、大容量/高音質のBlu-rayで発売されるのは初。オーディオはオリジナル・マスターから今回リミックス/リマスターされ初めて商品化される。
■豪華な紙ジャケット・パッケージ&オリジナル・ブックレットには、初公開ライヴ写真を数多く掲載。日本版ブックレットには翻訳ライナーノーツ、日本版ライナーノーツ、歌詞・対訳を掲載。
 
 
~~~~~
 
 
②    CD プリンス 『ゴールド・エクスぺリンス』(再発)(2500円+税)(ソニー・ミュージック・エンタテインメント)(CD)(2022年6月17日発売)



 
https://amzn.to/3N7tA2j
 
(アマゾンの紹介)
 
内容紹介
 
●解説:出嶌孝次/歌詞・対訳:沼崎敦子
●対談 内本順一xKID 
●1995年以降のカタログ・リリース・プロジェクト〈LOVE 4EVER〉対象商品
●初回仕様のみ、ソフトパック仕様
 
※初回仕様の在庫がなくなり次第、通常仕様に切り替わります。
 
 
《収録内容》
1. プッシー・コントロール
2. NPGオペレーター#1
3. エンドルフィンマシン
4. SHHH
5. ウィ・マーチ
6. NPGオペレーター#2
7. ザ・モスト・ビューティフル・ガール・イン・ザ・ワールド
8. ドルフィン
9. NPGオペレーター#3
10. NOW
11. NPGオペレーター#4
12. 319
13. NPGオペレーター#5
14. SHY
15. ビリー・ジャック・ビッチ
16. アイ・ヘイト・ユー
17. NPGオペレーター#6
18. ゴールド
 
 
生まれ変わった新生プリンスの第一歩︕長らく廃盤になっていた1995年作
 
1995年作品。本作は1993年にプリンスという名前を棄て、“ラヴ・シンボル"と呼ばれるシンボルマークに改名した最初のフル・アルバム。リリース当時、自らの右頬に“SLAVE"(奴隷)とペイントするなどし、所属レコード会社や音楽業界と戦いを繰り広げていたこともあり、テンションみなぎる傑作として現在でも高く評価されている。1994年に発表された先行シングル「ザ・モスト・ビューティフル・ガール・イン・ザ・ワールド」は、世界各国のチャートでトップテン入りを果たし、全英チャート1位、全米チャート3位を記録した。また、日本では格闘技番組のオープニング・テーマとしても話題を呼んだ豪快なロック・ナンバー「エンドルフィンマシン」など人気曲を数多く収録し、ファンや批評家からの称賛を得た。
「ザ・モスト・ビューティフル・ガール・イン・ザ・ワールド」を含む完全な形でのCDは廃盤となっていたため、ファンにとっては待望の再発売となる。
 
~~~~~
 
 
【書籍】
 
③    『プリンス・ゴールド・エクスペリエンスの時代』(長谷川友・著=シンコーミュージック・エンタテイメント、2300円+税)(A5版208ページ)(2022年7月7日発行)(6月22日発売)


 
https://amzn.to/3y6XZJu
 
(アマゾンの紹介)
 
改名騒動のさなか、95年にリリースされた
傑作を軸に読み解く“多作家"プリンスの真相
 
1990年にニュー・パワー・ジェネレーションを結成、最新のサウンドを貪欲に取り入れながら新たな展開を見せ始めたプリンス。カルメン・エレクトラや、やがて伴侶となるマイテなど、恋人たちから得た刺激も作品に反映していた90年代前半は、もともと旺盛な創作意欲に拍車が掛かった時期だ。しかし契約更改を機に所属レーベルとの関係が徐々に悪化、シンボル・マークへの改名騒動や、頬に「SLAVE」と書いてステージに立ち抗議の姿勢を見せるなど、波乱の時代でもあった。本書では95年の傑作『ゴールド・エクスペリエンス』を軸に、本作と関連する自身のアルバム、参加作品まで含めて、残された多数の音源を徹底検証。常人離れした多作家がどのような流れで高品質の作品を生み続けていたのか、その真相に迫る。著者、長谷川友が『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて』に続いて送る、渾身の研究書!!
 
~~~~~
 
④    『プリンス・オフィシャルディスク・コンプリートガイド』(KID~キッド~著=星海社、1250円+税)(新書版352ページ)(2022年6月20日発行)(6月22日発売)


 
https://amzn.to/3Qxp5Rm
 
(アマゾンの紹介)
 
公式発表全作品レビューから辿る、プリンスの偉業
 
あらゆる音楽ジャンルを超越し、凡庸さとは対極にある不世出の天才ミュージシャン、プリンス――リリースするごとに万華鏡のように変化してきたその作品群はリスナーを魅了しつつも、時代に先駆けたサウンドや野心的なマーケティングのために、時として物議を醸し出してきた。プリンスのあまりにも膨大な作品群の魅力を余すことなく周知すべく、ファンサイト「NPG Prince Site」を20年以上運営し続ける日本国内屈指のプリンスフォロワーである著者が、プリンス公式発表作品全99タイトルを楽曲制作の背景や世界観を誠実かつ愛情を込めて精緻にレビュー。ようこそ、未来永劫語り継がれていくであろう、深淵なるプリンスの創作世界の入り口へ。
 
膨大かつ変幻自在なプリンス楽曲群へのゲートとなる、入門書にて決定版
プリンス公式音源作品全99タイトルを精緻にレビュー!!
特別対談 KダブシャインxKID 収録!
 
*本書収録内容
<作品レビュー>
スタジオ盤 計39タイトル
ライブ盤・ベスト盤・コンピレーション盤・NPG(The New Power Generation) 計26タイトル
2016年以降発表盤 計15タイトル
映画サウンドトラック・ホームビデオ・ゲーム 計19タイトル
 
巻末収録:特別対談
”語り継ぐべき孤高の天才、プリンス”
KダブシャインxKID
 
~~~~~
 
 
 
本記事は有料設定ですが、このnoteで最後まで無料で読めます。読後、お気に召せば「記事を購入する」、あるいは、「サポートをする」(金額は自由に設定可)なども可能です。クレジットカード払いか、携帯電話支払いがお選びいただけます。アカウントを作らなくても支払い可能。アカウントを作ると、次回以降手続きが簡略化できます。
 
ソウル・サーチン・ブログは2002年6月スタート、2002年10月6日から現在まで約20年毎日一日も休まず更新しています。ソウル関係の情報などを一日最低ひとつ提供しています。
 
これまで完全無給手弁当で運営してきましたが、昨今のコロナ禍などの状況も踏まえ、広くサポートを募集することにいたしました。
 
ブログの更新はこれまで通り、すべて無料でごらんいただけます。ただもし記事を読んでサポートしてもよいと思われましたら、次の方法でサポートしていただければ幸いです。ストリート・ライヴの「投げ銭」のようなものです。
 
オリジナルはソウル・サーチン・ブログ
ソウル・サーチン・ブログ・トップ
https://ameblo.jp/soulsearchin/
 
noteでの記事購入、サポートのほかに次の方法があります。
 
送金側には一切手数料はかかりません。金額は100円以上いくらでもかまいません。
 
1) ペイペイ(PayPay) 使用の方法
 
ペイペイアカウントをお持ちの方は、こちらのアカウントあてにお送りいただければ幸いです。送金先IDは、 whatsgoingon です。ホワッツ・ゴーイング・オンをワンワードにしたものです。こちらもサポートは匿名でも、ペンネーム、もちろんご本名などでも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。ペイペイでのお支払いの場合メッセージにお書き添えいただければ幸いです。
 
2) ペイパル (Paypal) 使用の方法
 
ペイパル・アカウントをお持ちの方は、ソウル・サーチンのペイパル・アカウントへサポート・寄付が送れます。送金先を、こちらのアドレス、 ebs@st.rim.or.jp にしていただければこちらに届きます。サポートは匿名でも、ペンネーム、もちろんご本名でも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。
 
3) ノート(note)のサポート機能
 
本ブログ、ノート(note)には少額のサポート・システムがついています。購読(100円から、記事量によって変動)、また、サポート(金額自由設定)もできます。Noteのサポート・ボタンなどをご利用ください。
 
4) サポートしたいが、ペイペイ、ペイパル、ノートなどでのサポートが難しい場合は、 ebs@st.rim.or.jp までご連絡ください。銀行振込口座をご案内いたします。(ちなみに当方三井住友銀行です。同行同士の場合、手数料がゼロか安くなります)
 
コロナ禍、みなさんとともに生き残りましょう。ソウル・サーチン・ブログへのサポート、ご理解をいただければ幸いです。
 
ソウル・サーチン・ブログ運営・吉岡正晴
 
本記事はnoteでも読めます
Noteトップ
https://note.com/ebs
 
ANNOUNCEMENT>Support
 
 
 
~~~~
 
 








ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?