〇高山広ひとり芝居『劇励』～秋の陣～2020年11月2日、代官山「晴れ豆」で限定観客ライヴ～配信敢行
〇高山広ひとり芝居『劇励』～秋の陣～2020年11月2日、代官山「晴れ豆」で限定観客ライヴ～配信も
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〇高山広～秋の陣～2020年11月2日、代官山「空マメ」でライヴ～配信も
【Takayama Hiroshi One Man Play “Gekirei” Will Be At Daikanyama Nov. 2, 2020】
劇励。
「マイケル・ジャクソン物語」などでおなじみの一人芝居の匠、高山広さんが2020年秋の陣『劇励』回を11月2日（月）代官山のライヴハウス「晴れ豆」こと「晴れたら空に豆まいて」で行った。今年（2020年）5月ゴールデン・ウィークに大西つねきさんの「つねきフェス」でイヴェントが行われ、高山さんも「ねずぶり」を演じた会場。
今回は同会場で限定35名観客をいれるが、基本はインターネットで全国・全世界に配信した。
伴奏に「マイケル・ジャクソン 終わらないDの物語」で名演奏を披露したピアニスト、小野哲也氏が参加。
今回のライヴは、換気対応などもあり、休憩を挟んだ2部構成。
前半は、まさに「今」の世の中、状況を題材にした新作短編数本のオムニバス。コロナや最近のテレビについての批判を含めた高山ワールドさく裂の4本だった。
最初の演目「テレビ・マン1999」は、主人公がテレビ受像機で、家にいるおばあちゃんがリモコンでそのテレビを見るというシチュエーション。おばあちゃんがリモコンの使い方がよくわからず、チャンネルがカチャカチャ変わってしまう。そのチェンネル七変化の圧倒的スピード感が実におもしろい。このテレビの画面早変わりは以前も見たが、すごいなあ。
2本目の「おたがいさまレス。」は2020年新作。主人公は古いファックスマシン、ハンコと朱肉の台。ある日1枚のファックスが届くと、そこにハンコ・レスの通達が。そして別の床に落ちてしまったファックスには、デジタル化に伴いファックス・レスにするという通達が。それぞれ、お互いにその悲報を伝えられないのだが…。
3本目の「テレビ・マン 2020 夏」はこれも新作。まさに、今のテレビのひどさを痛烈に描く。テレビがそれを見ようとするおばあちゃんにテレビを見ないよう諭すところがおもしろい。高山節絶好調。
4本目の「ウィルス20ｘｘ年」は、どこかに山本太郎や、せやろがいおじさんが入っているような、コロナとゴーグルを軸にした話。ゴーグル・イラン人とゴーグル・スルド人の闘いとは目の付け所がさすが。
休憩を挟んでの第二部は約60分の長編。これは「昨日」君、「今日」君、そして「明日」君（これは登場しない）が複雑にからみあう物語。「命」「生きる」をテーマにした重厚な名作の誉れ高い作品だ。約10年ぶりにブラッシュアップしてこの舞台にかけるという。もちろん、インターネット配信では初めて登場。
（最後、左・高山広、右・小野哲也＝キーボード）
それにしても、この日は、「テレビ受像機」「おばあちゃん」「ファックス」「ハンコ」「朱肉台」「ゴーグル・イラン人」「ゴーグル・スルド人」、そして、「昨日「おととい」「さきおととい」～「今日」といつもながらに本当に高山広さん自体が変幻自在だった。
■セットリスト
124 Presents 劇励 Gekirei おキモチ作戦2020秋
Show started 20:00
0. 益田部潤の前説
1.「TV MAN 1999」
2.「おたがいさまレス。」
3.「TV MAN 2020 夏」
4．「ウィルス 20XX年」
Ended 20:59
～換気休憩（五分）～
Started 21:06
5.「Day after Day キノウ キョウ アシタ」
あいさつ
Show ended 22:25
出演
高山広 （一人芝居）
小野哲也 （キーボード演奏）
■見る側にも才能を必要とさせる一人芝居
高山広の一人芝居は、演者が物になり、状況になり、生き物になり、個性を持った人物にもなる。実に多彩な表情・映像を見せる。そして、それは見る人によって見える物がさまざまに変幻自在する。それは、音楽における「スペース」（間）と同じだ。高山広芝居にはその「スペース」があるゆえに、情景や景色が見る物のイマジネーションの力とともに、見事に浮かび上がるのだ。そしてそれは見る側にもある種の能力、アンテナ、才能を必要とする。これも音楽と同じだ。
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高山広・プロフィール
■高山広 1963年宮城県生まれ。1992年から始めた自作自演の数本立て短編集『高山広のおキモチ大図鑑』がヒット。2011年3月の震災を機に復興支援お手伝い公演『劇励』を立ち上げる。作品数は約600。様々な人間や動物、昆虫といった生物はもとより地球上に存在するあらゆる物に魂（ソウル）を憑依させ独特のワールドを構築。「一人芝居の概念を変えた」と評され、劇場、学校、飲食店、オフィス…場所を選ばず各地各所にて老若男女を笑いと感動で魅了し続けている。また、新境地となる「アーティスト・シリーズ」はこれまでにルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリンを披露、2019年から再演を重ねるマイケル・ジャクソン物語は各方面で大きな反響を呼んでいる。
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■高山広 ソウル・サーチン・ブログ過去記事
続・アリーサ・フランクリン・トリビュート～アリーサから直接受けたインスピレーション
2020/08/18
https://note.com/ebs/n/na0db360fc950
高山広・311鎮魂歌『さくらばあちゃんのいる街』
2020年03月12日(木)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12581350899.html
2019年の「さくらばあちゃんのいる街」
高山広311劇励公演～その年恒例「キャリア・プレイ」
2019年03月14日(木)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12446484550.html
2013年に見た「さくらばあちゃんのいる街」
高山広～おキモチ作戦「劇励」～さくらばあちゃんのいる街
2013年08月29日(木)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11599891440.html
大感謝・高山広『マイケル・ジャクソン 終わらないDの物語』②
2019年07月02日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12488970142.html
高山広～一人芝居・劇励『マイケル・ジャクソン 終わらないDの物語』ライヴ評
2019年07月06日(土)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12490491311.html
高山広マイケル・ジャクソン一人芝居の可能性~セットリスト紹介
2019年07月03日(水)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12489463710.html
『高山広一人芝居～マイケル・ジャクソン物語』正式タイトル決定
2019年05月19日(日)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12462148865.html
さらに、過去記事一覧
「ルーサー物語」初演時のこと
July 07, 2006
Takayama Hiroshi Talks About Luther Vandross
【高山広・ルーサーを語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_07.html
「アレサ物語」について
一人芝居
2007年03月30日(金)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10029376921.html
『ソウル・サーチン』でアレサ・フランクリンを演じたときの評。
高山さん単独のワンマン・プレイ・レポート→
高山広パーシモンホール第2回公演、1月15日に
2010年01月12日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10432369591.html
高山広～おキモチ作戦「劇励」～さくらばあちゃんのいる街
2013年08月29日(木)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11599891440.html
高山広～『劇 励』
2012年08月18日(土)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11330937142.html
高山広～引き続き復興支援公演、3月31日に
2012年03月26日(月)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11200819879.html
2010年01月20日(水)
高山広ライヴ：「ねずぶり」～「ねずぶり」とは、そしてそのメッセージは
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100120.html
2008年09月09日(火)
高山広・一人芝居～20周年中年
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080909.html
November 07, 2007
Takayama Hiroshi @ Martano : He Made “Away” Home
http://blog.soulsearchin.com/archives/002129.html
マルターノでのライヴ。
August 28, 2006
Takayam Hiroshi One Man Play: Portrays All Things In The Universe
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200608/2006_08_28.html
July 23, 2006
Takayama Hiroshi: Like A Virgin; Hot, Hot, Hot
http://blog.soulsearchin.com/archives/001151.html
July 07, 2006
Takayama Hiroshi Talks About Luther Vandross
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_07.html
『ソウル・サーチン』でルーサーと父を演じたときの評。
July 02, 2006
Big Big Thanks For Joining "Soul Searchin’: The Session Vol.1"
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_02.html
May 22, 2006
Takayama Hiroshi One Man Stage Play
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200605/2006_05_22.html
ENT>ANNOUNCEMENT>Takayama, Hiroshi
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◎高山広・ウェッブ
https://ameblo.jp/okimochi/
高山広・プロフィール
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@takayamagekirei
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