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〇ジェニファー・ハドソン/アリーサ(アレサ)フランクリン・『リスペクト』に向けてのメディア・ラッシュ始まる

〇ジェニファー・ハドソン/アリーサ(アレサ)フランクリン・『リスペクト』に向けてのメディア・ラッシュ始まる

【Media Rush For Respect : Aretha Franklin’s Bio Picture】

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〇ジェニファー・ハドソン/アリーサ(アレサ)フランクリン・『リスペクト』に向けてのメディア・ラッシュ始まる

【Media Rush For Respect : Aretha Franklin’s Bio Picture】

ラッシュ。

いよいよ今週2021年8月13日(金)全米で公開されるアリーサ(アレサ)・フランクリンの伝記映画『リスペクト』。アリーサ役を演じるジェニファー・ハドソンがが積極的に各メディアへの取材に応じ、それらが公開にあわせて露出している。そんな中からいくつかめについたものをランダムにご紹介しよう。

まず、2021年8月1日(日)朝の三大ネットワークのひとつ、CBS-TVで放送された『CBSサンデイ・モーニング』の約10分の特集。


https://www.cbsnews.com/video/jennifer-hudson-brings-respect/#x

ジェーン・ホリー司会の『サンデイ・モーニング』で、カリファ・サネイというジャーナリストがインタヴューした。

冒頭はアーカイヴ映像の楽曲「リスペクト」、モノクロ。これは元々1965年、オーティス・レディングによって録音されたものと紹介。彼女のヴァージョンはわずか2年後に録音され、クラシックになり、アメリカの歴史の一部になった。

なぜこの曲はこれほどまでに人々の心に到達したのか。

ジェニファー。「曲が言っていること、公民権運動の中の黒人女性、男のソウルを勇気を持って取り上げて主張したから。その男のソウルを、彼女自身の歌にして、アンセムにした、だから、結局、人々の主張を代弁するような曲になったからでしょう。これは本当にパワフル(力強い)なこと」

そして映画のシーンから。プロデューサーのジェリー・ウェクスラーが「アリーサ、話してくれ」というとアリーサは、「ミス・フランクリンと呼んで」と応える。このシーンは『ジーニアス:アレサ』にもあった。

「リスペクト」をジェニファーが歌うシーン。

「これをやることについては?」

「ただ、やるだけ!(笑) 耳元でささやかれる、ジェニファー、あなた、これちゃんとやりなさい。アリーサ・フランクリンから直接命令がきたから」

アリーサは、ジェニファーの2006年のミュージカル、映画『ドリーム・ガールズ』ですっかり彼女の存在を認めていた。その8年後、ジェニファーはミュージカル『カラー・パープル』をやり、ついにこういわれた。

「ヤング・レディー、もう決めたわ。口答えしないでね、あなたが私を演じるのよ。私は、もちろん口答えなんかしません」

そして、映画から「ユー・メイク・ミー・フィール・ライク・ナチュラル・ウーマン」のライヴ・シーン。

「この曲は、不当に扱われていると感じているすべての人々に捧げます」

https://www.youtube.com/watch?v=efIAM5dzuDs

(ケネディー・センターでの、号泣ヴァージョン)

12歳で母親になり、影響力の大変強いデトロイトの牧師、父親、C.L.フランクリンの元から逃れようともがいた。暴力的な最初の夫、テッド・ホワイト、彼女自身のアルコール依存症にも悩んだ。

1960年代の映像で、キング牧師が好きだったというゴスペル曲「プレシャス・ロード、テイク・マイ・ハンド」を。傍らにはそのテッド・ホワイト。

「彼女はハッピーだと思いますか?」

ジェニファー。「ハピネスを見つけたとは思うわ。(中略) 曲の裏には、人生が書きこまれているから。(アリーサがジェニファーに)あなたは私を演じて、オスカー(アカデミー賞)を取るんだから」

そして、マッスル・ショールズへ。ジェニファーはこのスタジオを訪れのは初めて。アリーサが「アイ・ネヴァー・ラヴド・ア・マン~」を録音した、そのピアノがこれ。

ベースのデイヴィッド・フード(画面左)とキーボードのスプーナー・オールダム(真ん中)がジェニファーにジョイン(右)。

最初二人ともこの曲には、それほどピンときていなかった。ただまだ彼女の歌を聴いていなかったから。ところが、スプーナーがキーボードをぽろぽろ弾いているうちに、有名になるあのリフを思い付いて弾き始めて、空気が変わった。誰かが叫んだ。「スプーナーが掴んだぜ」


Aretha Franklin - I Never Loved A Man (The Way I Love You)


https://www.youtube.com/watch?v=waS0rKeuzg8

デイヴィッド・フードは「このセッションで95ドル87セントもらったよ」と振り返る。

ちなみに当時は1ドル360円時代なので、3万6千円弱。当時としてはかなりいいギャラだ。これが一人頭なので、4-5人のセッションだと払う方は4-500ドルになる。しかも、1曲、拘束2-3時間だ。ちなみに1967年の日本での初任給は2万6千円程度。月給以上のギャラが支払われていることになる。おそらくアメリカでも週給50ドルから100ドルくらいだっただろう。

フェイムでのセッションは、アリーサの夫テッドとミュージシャンの間でトラブルとなり、録音は中断。しかし、その後、ニューヨークに彼らを招いて、レコーディングを続けた。

さて、ジェニファーは、今回の映画撮影にあたって自身でピアノを習った。

ジェニファーは2003年『アメリカン・アイドル』のオーディションでアリーサの「シェア・ユア・ラヴ・ウィズ・ミー」をアカペラで歌う。そのシーン。

しかし、『アメリカン・アイドル』では7位で終わり、優勝には至らなかった。そんな彼女がここまで来たことについて。

「もう本当にぶっ飛ばされている。(笑)」

ジェニファーもアリーサと同様、教会がルーツだ。そして、アリーサと同様に、ジェニファーも家庭内の悲劇に見舞われている。

父親は強盗の銃弾に倒れ死去、ジェニファーは姉の別居中の夫に母・兄、甥を殺された。

「この映画は、私の人生であり、彼女(アリーサ)の人生でもある。私の本物の感情がこの物語を語る。私の(悲劇の)経験なしに、この深さで語ることはできなかったと思う」

アリーサが2018年8月に亡くなる直前まで、ジェニファーとアリーサは、毎週のように電話で話していたという。

ジェニファーがアリーサの葬儀で『アメイジング・グレイス』を熱唱。

「私は、ただ心の底から歌い続けるしかない。それこそが私に力を与え、続けさせてくれることだから。生涯をかけて彼女に感謝し、トリビュートしたいと思います」


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映画『リスペクト』は全米で2021年8月13日から公開。日本はその後公開される予定だが、日程など詳細は未定。


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