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〇「ソウルフル・ワールド」の後テーマ「イッツ・オールライト」~映画が持つ普遍的でディープなメッセージ

〇「ソウルフル・ワールド」の後テーマ「イッツ・オールライト」~映画が持つ普遍的でディープなメッセージ

【Ending Theme For “Soul” : “It’s Alright” : Its Universal Message in Deep Deep Hole】

イッツ・オールライト。

(本作・本文は約4000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ8分から4分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと13分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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〇「ソウルフル・ワールド」の後テーマ「イッツ・オールライト」

【Ending Theme For “Soul” : “It’s Alright”】

イッツ・オールライト。

(映画についてのネタバレがあります。公開されてほぼ1年で、すでに多くの方はごらんになっていると思いますが、いちおう未見の方はご留意ください。見るか見ないか決めてない方はどうぞ。これを読んで、見たくなれば筆者としても嬉しい限りです)

映画『ソウルフル・ワールド(原題Soul)』のエンディング・テーマはジョン・バティーストゥが歌う「イッツ・オールライト」だ。CDには、ジョンと新進気鋭のR&Bシンガー、セレストゥとのデュエット・ヴァ―ジョンも収録されている。

Jon Batiste - It's All Right (From "Soul"/Audio Only)


https://www.youtube.com/watch?v=-Xnu1aCyx5I

デュエット・ヴァージョン
Jon Batiste, Celeste - It's All Right (From "Soul"/Duet Version/Official Lyric Video)


https://www.youtube.com/watch?v=txdUE10OopA

ソウル・ファンにはカーティス・メイフィールド/インプレッションズのヴァージョンでおなじみの超有名曲だ。

It’s Alright - Impressions
From Hollywood A GoGo (1965)


https://www.youtube.com/watch?v=KOmd-WkJrSI

Curtis Mayfield The Impressions It's All Right 1965


https://www.youtube.com/watch?v=x3EiZiGCX1w

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It’s Alright (written by Curtis Mayfield)


Say it's all right
Say it's all right
It's all right, have a good time
'Cause it's all right, whoa, it's all right

Now listen to the beat
And Kinda pat your feet
You got soul, and everybody knows
That it's all right, whoa, it's all right

When you wake up early in the morning
Feelin' sad like so many of us do
Just Hum a little soul
Make life your goal
And surely something's got to come to you

And say it's all right
Say it's all right
It's all right, have a good time
'Cause it's all right, whoa, it's all right

Now everybody clap your hands
Give yourself a chance
You got soul, and everybody knows
That it's all right, whoa, it's all right

Now everybody clap your hands
Give yourself a chance
Cause You got soul, cause you got soul, you got soul, and everybody knows
That it's all right,


https://www.youtube.com/watch?v=UyYB-dOnuJU

本編プレヴュー (最初の10分ほど)


https://www.youtube.com/watch?v=lh-OukOF7vY

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イッツ・オールライト。

映画では、生きたいソウル(ジョー・ガードナー)と、生きたくないソウル(22番)が邂逅し、それぞれの答えをサーチンしていく。

そして、この作品のなかなか深いところが終盤のセリフのやりとりだ。

有名ライヴハウス(ハーフ・ノート!)での有名ミュージシャン(ドロシア・ウィリアムス)とのプレイ、そして得る拍手喝采という夢をかなえたジョーがうつろなまなざしでドロシアに言う。

「この日をずっと待ち続けていたんだ。一生かけてね。(それが叶ったが)もっと違う気持ちかと」

すると、ドロシアは言う。

「こんな魚の話を聞いたことがある。その魚は年寄りの魚に言うの。

『僕は海ってものをみつけたいんです』 
年寄りは言った。
『海だって? 今いる場所だよ』 
若い魚。『これ? これは水です。僕が欲しいのは海なんだ』」

神妙な面持ちのジョー。

ドロシアが「また、明日ね」と言って、タクシーに乗って帰る。

そして、さまざまな出来事のフラッシュバック。迷子のソウル22番を探しに戻ってきていう。

ジョーが22番に言う。「きらめきは生きる意味じゃない。最後の枠は生きる準備ができたときに埋まるんだ」


ジョーはどんな人生を送りたいかきかれて、自らにいい聞かせる。「まだわからない。でも、もう決めてる。一瞬一瞬を大切に生きるよ」

エンディングの「イッツ・オールライト」へ。

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「イッツ・オールライト」

(大意)

さあ、大丈夫だと言おう。
問題ない、と言おう。
平気だよ、と言おう。
大丈夫だから。

心臓の鼓動を聞こう。
足を踏み鳴らそう。
君はソウルを持ってるんだ。
みんな知ってる。全部大丈夫だから。

朝起きたとき寂しかったら、
ソウルをハミングしよう
人生の目的を持てば、
何かが君の元に訪れる
だから、大丈夫だって言おう

手を叩こう
自分にチャンスを与えよう
君にはソウルがあるんだから、みんな知ってる
大丈夫、大丈夫なんだよ

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何か苦しいことがあっても、「大丈夫なんだよ」という歌。

映画のコンセプト、メッセージと曲のメッセージが恐ろしいほど一致する。監督はよくこの曲を見つけ、そしてエンディングにもってきたものだ。

この「大丈夫だ」というメッセージは実に普遍的で、コロナ禍の今、苦しんでいる人、様々な悩みを抱えているひとにも力強いメッセージとなっている。

夢とは雲のようなもの。雲はその中にいてもつかめない。

そして、ライフ(人生)とはそれ自体がギフト(贈り物)。これぞ、「ソウル・サーチン」の物語だ。

しかし、アニメだからって敬遠して1年棒に振ったのは慚愧(ざんき)に堪(た)えない。でも、まあ、結局見たんだから、イッツ・オールライトか。


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映画『ソウルフル・ワールド』はアマゾン・プライムで視聴可。またDVD、ブルーレイもすでにある。

ソウルフル・ワールド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]


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ソウルフル・ワールド(吹き替え版)(メイキングも含む)


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Soul – Soundtrack


https://amzn.to/3pt5EO1

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