〇アートとサイエンス~長岡秀星・その融合~アートがサイエンスを作り、サイエンスがアートを生む
〇アートとサイエンス~長岡秀星・その融合~アートがサイエンスを作り、サイエンスがアートを生む
【Arts & Science : Crossover According To Shusei Nagaoka : Arts Makes Science, Science Produce Arts】
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〇アートとサイエンス~長岡秀星・その融合
【Arts & Science : Crossover According To Shusei Nagaoka】
融合。
無事2020年12月27日(日)3週間におよぶ「長岡秀星回顧展」が幕を下ろした。今回、いいご縁がありちょっとお手伝いすることになり、何度も会場に足を運び、そのたびに作品に対峙した。僕もこれほど一人の作家の作品を凝視したことはなかったので、毎回新鮮なインスピレーションを得て驚いた。
初日を見て、そのレポートを書いた時にアートとサイエンスについて触れたが、まさに長岡作品はアートとサイエンスの融合だと思った。
何かものを作る人、クリエイターにとって実に様々な啓示とインスピレーションを与える作品展だった。それは音楽家であれ、デザイナーであれ、ミュージシャン、シンガー、料理を作る人、家具を作る人、なんにでもあてはまる。
神は細部に宿る。その言葉はまさにこの長岡秀星のためにあるのではないかと思われるほど。
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前回の展覧会が1991年なので、すでに29年前。今回初めて長岡作品に触れた若い人も多いようだ。これは肌感覚なのだが、だいたい10年でもろもろの層が一回転するような感触を持っている。つまり、10年以上間隔があくと、そのものに触れることが初めての人が圧倒的に増えるということだ。
今年(2020年)秋に日本公開されたモータウンの映画が話題になったときも、前回のモータウン映画が2003年日本公開だったので、17年の歳月が流れていて、多くの人から、この「モータウン」たるものに初めて触れたという感想があふれていた。つまり、誰もが知っていると思われるようなモータウンでさえ、10数年、間があくと、それに初めて触れる人たちが多数になるということだ。
だから、長岡秀星といっても若い人にとっては、まったく新しい人、真新しい作品ということになる。今回もたとえば1989年や1990年生まれの方が見に来ていて、これがすべてコンピューター・グラフィックス(CG)ではなく、手書きだということに驚嘆していた。なんらかのきっかけでこの長岡秀星展に来た若い人(20代から30代)にとっては、一見CGかと思っても、それが人力によるものと知り、驚嘆する。
今回のプロデューサー、出川さんは「できるだけ若い人たちに、こうした本物の作品を見てほしい。創造にかかわるすべての方の手本になる長岡秀星でした」という。
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見れば見るほどに新発見があり、見れば見るほどにストーリーが浮かび上がってくる。
今回の展示作の中でひときわ大きな注目を集めたアースのアルバム『オール・ン・オール(邦題、太陽神)』のフル・サイズの原画だ。
目を近づけてじっくり見る人が続出した。リリースされてから40年以上経って、改めてこのアルバムに描かれているものを調べた。
『オール・ン・オール(太陽神)』研究
2020/12/24
https://note.com/ebs/n/n8ac1d357ca01
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それにしても、作品が世に出てから40年。40年経っても、さまざまなインスピレーションを見る者に与える長岡作品は、生まれてまだ40年だが、すでにクラシック化している。
アートがサイエンスを作り、サイエンスがアートを作る。果てしない想像力こそが、無限大の創造を生み出す。長岡秀星は、想像と創造の申し子だ。
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