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〇クラレンス・リード~黒バエのように汚い~考えられないほどの夢~ジョー・サンプル

〇クラレンス・リード~黒バエのように汚い~考えられないほどの夢
 
【Nastier as Blowfly, In All My Wildest Dreams】
 
黒バエ。
 
一昨日(2023/6/8)オンエアの『AOR/Soul To Soul』で特集したクラレンス・リード。彼はブロウフライという芸名で活躍していたことをはなしたが、なぜブロウフライと呼ばれるようになったかということを紹介した。
 
クラレンスは子供の頃からいろんな有名曲に勝手に替え歌を作って、それをみんなの前で披露していた。それも、10代でけっこう卑猥な歌詞を載せて歌っていた。それを聴いたクラレンスのおばあちゃんが、nastier as blowfly あんた、くろバエのように汚い(スケベ)ね、と言ったところから、ブロウフライが彼のニックネームになった。
 
で、このnastier as blowflyを僕は、黒バエのようにエッチだ、スケベだ、と最初訳したのだが、ユキさんから黒バエはなんでエッチなんでしょうね、と言われ、そこはわからないと言ったところ、すぐにネットでいろいろ調べてくれた。すると、この場合のnastier に「すごく汚い」という意味があり、汚いと卑猥、エッチだのダブルミーニングになっていることがわかり、それを説明することになった。
 
その解説を聞いて僕も勉強になった。
 
クラレンス・リードについては、あまりオンエアでは紹介できなかったが、訃報をしっかり書いていた。
 
クラレンス・リード死去~ブロウフライの変名でも活躍~マイアミ・サウンドの重鎮
2016年01月20日(水

 
今回、クラレンスのことをいろいろ調べていたら、どうも自分の著作権は売却し、経済的には晩年窮していたという。墓石もできていないそうだ。
 
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もうひとつ、コリン・ホーソーンの元歌となったジョー・サンプルのIn All My Wildest Dreamsのタイトルも、英語の慣用句だということをユキ先生に教わった。「私の最高にワイルドの夢の中でも、(決してあり得ない)夢」というニュアンスだという。基本的には否定形で使うという。
 
その話をするために、コリンの曲が終わったあと、急遽、ジョー・サンプルをもういちどBGMで流してもらい、慣用句について解説していただいた。
 
英語、ワンポイント・レッスンはいつも、その場でそれぞれのワードからユキ先生が教えてくれるので、毎回、とても勉強になります。いつもありがとうございます。
 
『AOR/Soul To Soul #083 』詳細セットリスト、ラジコ・同録リンクなど

 
 
Joe Sample In All My Wildest Dreams
 

 
ジョー・サンプルの「メローディーズ・オブ・ラヴ」収録の名盤。アルバムは『レインボー・シーカー』。
 

 
同じく、「ワイルデスト・ドリームス」をサンプリングした2パックの「ディア・ママ」。
 
2 Pac Dear Mama
 

 
そういえば、松尾さんはティナ・ターナー追悼で、ティナとバリー・ホワイトのIn Your Wildest Dreams をかけていた。
 

 

 
ジョー・サンプルには立派な墓石ができている。
 
~ジョー・サンプルの巨大な墓石~ウィーンでインスピレーションを受けたジョー
2021年2月1日

 
クラレンス・リードにも、このジョーほどのものでないにしても、ちゃんとした墓石ができるといいのだが。
 
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