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2024年6月12日 水曜:”彼”は私の中の架空の存在

昨日から私の中に住み着いてくれた人を観察してる。私と同じ風景を見ながら、私とは違う視点で物事を捉えている感覚がわかるので、すごい参考になる。そして、私がどれだけあたふたしてるかもよくわかるみたいで可笑しい。色んなことに反応しすぎだし、考えすぎ。私の中の人はいつもゆったり座ってて、なにかそこにある些細なことを取り出してわざわざ考えこねくりまわそうなんてしないでいる。つまり、逆にいうと私がそうしてる。

そんなふうに"彼"(私の中に住んでいる人はこういうパートナーだったらいいなという体で呼び出したから、一応"彼"という感じの気配でいる)は、今あることをそのままただ当たり前に受け入れて、そしてそのまま過ぎ去らせてる。ちゃんと、ただの開いたパイプとして、物事をわざわざ堰き止めたりせず自分の中を通過させてる。そして、その流れる風景を楽しんでるようだった。

"彼"はパートナーという感じで、コイビトという感じではない。今この時を共に過ごしている感覚で、でも、それが約束されたこれからずっとの関係というわけでもない。公園のベンチに腰掛けていたら、たまたま散歩してきた"彼"が隣に座り、そこにある風景を一緒に眺めながら、なんとなく共に心地よく過ごしている。という感じ。またそのうち「それじゃ」、とさっぱりと分かれていける感じがする。

そしてもちろん ”彼”は私の中の架空の存在で、"彼"は私自身でもある。"彼"のその仕草や感じ方の感覚をみることで、私がそれに影響され、もっと大きな私を知る、という感じになってる。だって"彼"がどうするかを私が知っているからそう振る舞えるんだろうから。それがなんか面白い。だって、私だけだったら思いつけない感覚だから。

”私”を当たり前に連続する"私"として認識してることでこんなに見えなくなってるものがあるんだなって見せてもらえるみたいだった。"私"じゃなく"彼"という存在として現れてくれることで、私のままではジャンプできなかった場所へアクセスできる感じがした。ふしぎなもんだ。こんなやり方アリ!?という感じ。

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