2024年7月11日 木曜：自分の状態を観察するだけで、何かが動くもんだな

もう11日なんだな。

雨が降るような予報だったけど、パラパラと落ちては、やみ、まとまって降らず。植物たちがそろそろたっぷりした水が欲しいんじゃないかと思って、雨を待ってる。

朝のうち部屋の中で一緒に遊んでたけど、私がたまらなくなって外へ出る。ここ最近は外へ出たい。外へ出たい時は外の方が居心地がいいのに、ある日急に家にいる方がよくなるターンになったりする。今は今の心地が当たり前に感じるのに、その時になると、今の心地は忘れてしまう。そんなのはよくあることだけど、私自身が別の人間くらい違う感じがするし、実際違う人間なのかもな。

前に初めて一緒にお酒を飲む知人と、選ばれなかった選択肢についての話になって、私は、それは別の時間軸で別の私がやってるだろうから、と話してたけど、そうなんだろう。

娘がごっこ遊びをするようになって、食材を入れるのに手持ちのおもちゃの鍋が小さすぎるので、何かままごと道具を調達に、とリサイクルショップへ。初めて行くとこはあんまり合わない感じですぐ退散。娘はもう少し遊んでたかったようで泣いていたのを連れ帰ったけど(車に乗るとけろり)、もう少し遊んでからでもよかったかもな。

当てが外れたので、地元の人気のない施設のある公園へ。本田さんという方の生家が移築されていて、奥に小さく薬草園が広がってた。

こじんまりと広がってるのが、また実際の庭のようで楽しい。庭が薬草園ってのは、庭が自然の薬局になってるみたいだ、と。『魔女の力は万能です』というアニメが好きで、薬草園が出てきてたので、「薬草園」という響きだけで胸がときめいた。アニメは英国風の薬草園だけど、こんなふうに日本の植物での薬草園も面白いな。

私はあんまり植物をくらしに取り入れて暮らす、というような感じはなくて、今はただ庭をエネルギー発散場として使わせてもらってるくらいだけど、そのうちもう少し植物と手をとりあえるようになってくといいな。

あ、また「いいな」だな。そう、でも、今はそんなに手を取り合うようになろう、とは思ってない。そのうちそう思う時がきたら、というくらいで、今は一生草取りでも満足な気がする。よく分かんないんだよな。植物たちと話ができるひとの感じが。

そうここに書いてるうち、植物と手を取り合ってる感じがなんか分かるようになってきたな。自分の状態を観察するだけで、何かが動くもんだな。

私が分かるようになった感じは「私はわからないんだけどどうしたらいいんですか？」と植物に聞いて教えてもらってるような姿。そして、私が分からなかったのは、私が植物を知ってる学者のような姿だった。視点のようなものが違ったんだな。