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『Mood』がより好きになる歌詞中の小ネタ考察






月日はあっという間に過ぎ去ってしまうもので、あっという間にアリーナツアーPOWERが残すところあと愛知公演のみとなりました

私は横浜公演に参戦しまして、今年も輝かしいWESTを目に焼き付けてまいりました


全方面からWESTのパワーを浴びることができたツアーでとても楽しかったです!



POWERには最高のパフォーマンスが大量に詰まっていますが、オタクの事前の期待を超えてきた『Mood』は私の心に強く印象付きました


アルバム発売前から刺さる人に刺さりまくってたこの曲ですが、一度聞くと『狩 狩 mood』などという独特な歌詞が頭から離れませんよね


Moodの今までありそうでなかった方向性の“かっこよさ”が何から来ているものなのか、コンサートに入ってからより考えるようになりまして、歌詞に登場する様々なワードを調べてみました


そこで、今回は

『Mood』がより好きになる歌詞中の小ネタ

を紐解く回にしたいと思います








さて、Moodの小ネタを解説していくにあたって、重要なキーワードをはじめに紹介します

それは【3】と【宗教】でございます


ん?と思う方も多いと思いますが、この2つのキーワードはかなり高い確率で作者が意図して挿入したものだと私は考えております


では、キーワードを元に順番に小ネタを解説していきましょう





キーワードNo. 1 【3】


まず皆さんは、Moodの歌詞カードを見たことがありますでしょうか

大声ではあまり言えませんが、歌詞カードが無いと初見では「今なんて言った?」ってところが結構出てきます笑

でも、それも無理はありません
だって突然韓国語が登場するのですから


Moodは歌詞カードを見ると一発で分かりますが、日本語と英語と韓国語で歌詞が書かれています

そうです、3カ国語 になっています

これは何故なのかと調べると、Moodの作詞家さんに答えがありました


Moodを作られたのはD&Hというサウンドプロデューサーデュオです

公式ホームページからプロフィールを拝借すると、

日系アメリカ人Dimensionと韓国出身Hyottoko Jrとのサウンドプロデューサーデュオ。

TinyVoiceプロダクションHPより

2012年、二人はボストン繋がりの友人を通して出会い意気投合、2013年プロデューサーとしての活動をスタート。米・日・韓 3ヶ国のカルチャーと言語を武器に、日韓アーティストのプロデュースに乗り出します。

TinyVoiceプロダクションHPより


つまり、Moodに日・米・韓の3カ国語が使われているのは制作陣のバックボーンに由来しているものでした
なんだかカッコいいですよね




さて、3にまつわるものはまだまだございます

皆さんはMoodの次のパートは好きですか?

ランプのGenieみたいにmake wish to true


私はこのパート、かなり好きです

ここを歌ってるのが濵田さん、淳太くん、小瀧さんなのがかなり“良い”ですよね

このパートは固有名詞である“ジーニー”が登場するため、印象に残るパートのひとつだと思いますが、皆さんは“ジーニー”が何個の願いを叶えてくれるか覚えていますか?


ディズニーの『アラジン』ホームページから拝借すると、

“3つの願い”を叶えてくれる、陽気で自信家の“ランプの魔人”

Disney HPより

そうなんです、3つの願いを叶えてくれるんですよね


さらにこのパート、先ほど濵田さん、淳太くん、小瀧さんが歌ってると記しましたが、お気づきでしょうか

3人が歌っているということは、歌詞中に3回登場するんですよ

これ、かなり粋じゃないですか?

『ランプのジーニーみたいにお願いごとを実現しよう』って歌っているパートが、ランプのジーニーが願いを叶えてくれる回数と同じ数、歌詞中に登場するんですよ!?


私大興奮しました
淳太くんもこういうの好きよね!? ね???

こういうのが好きな人と朝まで飲み明かしたいです



先ほどの【3】は歌詞を紐解くと現れたキーワードでしたが、3に纏わるワードは他にもあり、歌詞中にそのまま登場しているものもあります


例えば、サビで特段カッコいい音作りがされている『3rd Eyes』という言葉

これは、サードアイ(第三の目)と呼ばれるもので、眉間の辺りにあるとされているものです

このサードアイについては、後述する【宗教】のところで深く掘り下げていこうと思っておりますが、私はMoodという曲の軸は“3rd Eyes”であるからこそ、曲中に【3】に纏わるワードがたくさん散りばめてあるのだと考えています




さらに、歌詞に登場する【3】といえば、皆さんは
『獲物は“R3” I got it』の歌詞の部分が気になるんじゃないかと思います

このカッコよすぎる照史くんのパートですが、突然現れる“R3”という言葉が異色すぎますよね


このR3という言葉には何かしらの意味があるのは一目瞭然ですが、それが何なのかについてはいまいちバチっと決まるものが見つかっておりません


いくつか候補はありますが、調べた中でいちばん可能性が高いのは、ミサイルを指しているものかなと思います

R-3という名称の空対空ミサイル(目標の飛行物体を空中から追撃するためのミサイル)が調べると出てきました

つまり、この説の場合『獲物は“R3” I got it』をかなり深読みすると

『獲物は俺らの邪魔をするやつ(自軍の機体を撃ち落とそうとしているミサイル)ね、了解』

ってことなんでしょうかね?


突然現れるR3という謎の単語が気になって、
令和3年のこと?とか、3試合目(round3)ってこと?とか、国道3号?(route3)とか色々考えましたがピンと来ず

あまりミサイル説もピンとはきてないので、何か「これじゃないか」というものがありましたら教えて頂けると助かります



さて話は戻りますが、これまで【3】に纏わる歌詞中の小ネタを挙げていきました

これからは【宗教】に纏わるワードを解説していきますが、少し前に記したサードアイ(3rd Eyes)がこの後にも深く関わっていきます







キーワードNo.2 【宗教】



宗教のキーワードを紐解いていくにあたって、まずは先ほどから登場しているサードアイ(第三の目)について解説していこうと思います


第三の目はスピリチュアルに関心がある方なら一度は耳にしたことがあるかもしれないです


スピリチュアルでは、人間は実は見えない世界を察することができると言われており、それを感じることができる場所が第三の目と呼ばれています


とある文献では、第三の目が開眼すると、『相手の考えていることがわかったり、嘘や悪意などが見抜ける』と書いてありました

ここでひとつ注目していきたいのは、3rd eyesはMoodの歌詞中に『顰める 3rd eyes』というフレーズで登場していることです

この『顰める』ですが、辞書で調べてみるとこう記載がありました

顰める→ [動マ下一][文]しか・む[マ下二]痛みや不快のために、まゆのあたりにしわを寄せる。「顔を―・める」

goo辞書 より

しかめる【顰める】
まゆのあたりにしわを寄せて表情を崩す。いやな顔をする

Wiktionary日本語版 より


これを見てわかる通り、『顰める』という言葉は不快感や痛みなどのマイナスな感情が込めてあります

以上をまとめると、『顰める3rd eyes』は第三の目を開眼して相手の悪意や嘘を見抜いている状況ということになります


なかなか恐ろしい歌詞ですよね

しかしながら、ここからどんどん壮大で恐ろしい小ネタが増えていきます



突然ですが、皆さんはインド人を思い浮かべろと言われた時、どんな人を想像しますか?



きっと、半数くらいの人は眉間に印がついている人々を思い浮かべたのではないでしょうか


実はこの眉間の印はビンディーと言われており、第三の目と同じ場所にあります


そして私はここである一つのキーワードが頭に浮かびました



それは、ヒンドゥー教の神様『シヴァ』です


インドでは、人口の約8割がヒンドゥー教を占めており、ヒンドゥー教には主神の一つに『シヴァ』という神様がいます


このシヴァには第三の目が存在しており、様々な逸話が語り継がれています

このシヴァについて色々調べていくと、Moodの歌詞中に気になるパートが見えてきました



まず、Moodの歌詞に

太陽が月に重なる時に
Oh kill the pain and noise
Eclipseの隙を狙え I'm on beast mode


というパートがあります


こちらは和訳すると

太陽が月に重なる時
苦痛と叫び声を鎮める
日食の隙を狙え 俺はビーストモード中


になります



太陽が月に重なる時というのは日食の現象を指していますので、この文面からは『苦痛と叫び声が鎮まっている日食中に狩をする』という描写が受け取れます


ではシヴァの話に戻りますが、ネットで調べていると日食というのは宗教に深い関係があり、シヴァにも逸話が存在しておりました



私がわかりやすいと感じたサイトから引用させて頂くと、

シヴァはヒマーラヤ山で妻パールヴァティーとともに楽しく暮らしていた。
あるときパールヴァティーはいたずら心を起こしてシヴァの両目を両手で隠した。すると世界の一切が闇に包まれた。しかしそれは長く続かず、闇は晴れた。シヴァの額に第三の目が開き、明るく輝いたのだ。
しかし今度は、その第三の目から炎が噴き出した。パールヴァティーは恐れをなしてシヴァに祈った。すると炎は消え、森はもとの美しい姿をあらわした。シヴァの第三の目は明るいがその力は強大で、炎を噴く。しかし妻が悲しむので、シヴァがその炎を収めたのだった。

シヴァの両眼は太陽と月であるとも言われる。

webちくま より



色々と辻褄が合いすぎてゾッとしません!?

シヴァの両目はなんと、太陽と月と言われてるそうです

シヴァの両目を覆い日食が現れた隙に、ビーストモードで第三の目を開眼させ狩を行うジャニーズWESTさん………恐ろしや………


そしてさらに、上記引用の『第三の目から炎が噴き出した』『第三の目は明るいがその力は強大』を示唆するパートが、歌詞中にも存在するんです


それは、獲物はR3のパートが出てくる少し前のこの部分

I can feel the flame under my skin raice up
焦がす渇きが burn and burn


心の中の眩い炎が立ち昇ってきて、
焦がす渇きが輝きを増す


私はこのように訳してみたのですが、ここのパート、シヴァの第三の目から噴き出した炎と、その絶大な威力についての記述と重なると思いませんか?


そもそもシヴァというのは破壊と創造の神であります

したがって、自らに逆らおうとする者に対しては徹底的な攻撃を加える性格でありながら、この世界に終わりをもたらし、新たな世界を再生するという役目も担っているそう


なんだかMoodの“狩”がとんでもなく脅威的なものに思えてきました


ビーストモードになったWESTのことは、もう誰にも止められないのかもしれないですね









さて、いかがでしたでしょうか

今回は【3】と【宗教】という2つのキーワードから、Moodの小ネタを考察していきました

この曲は細かいネタを知れば知るほど、畏怖の念を抱いてしまうなと思いました


Mood自体『生まれる One of king(唯一無二)』なのかもしれません…



Moodは本当にダンスの振り付けもインパクトがあったので、今一度歌詞と照らし合わせてじっくりマルチアングルで7人分見たい気持ちが強くなってきました

JEさん、マルチアングル期待してます🙏






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