あなたが本当にいるべき場所へ

人には適性というものがある。
企画するのが得意な人もいれば
外に出て人と交流するのが得意な人もいる。
実務を坦々とこなすのが得意な人もいれば
仕事を効率化することが得意な人もいる。
マルチプレイヤーな人もたしかにいる。
しかし相対的に見て
得意なことは間違いなくある。
経済学者リカードの
「比較優位」という原理は
国家間のそれを論じたものだ。
全ての領域で同じレベルの成果を
出せる人はいない。
そういうわけで基本的に人は
得意なところを伸ばすべきである。
どうやってもうまくいかないことを
必死になってどうにかしようとするより
得意なことをどんどん伸ばした方がイイ。
適性だけでは進められない問題もある。
いくら適性があり得意なコトがあっても
実践を積まなければ質の高い
大きな成果を産み出すことは難しい。
機会の提供や人の育成が必要だ。
さらに権限の問題もある
適性があり質の高いアウトプットが
出せる人がいても権限上位の者が
適性の合わない領域にいることで
そのアウトプットを
はじいてしまうこともある。
逆に権限上位者のレベルが高過ぎて
部下が着いて行けず
適性が合っていない部下に
無理矢理仕事をやらせても
仕事はうまくいかないだろう。
最終的には経営者に全て帰結する。
経営者がそれらのことを理解しなければ
組織の可能性をことごとく
潰してしまうことになる。
このように適材適所経営は絶大な効果を
秘めた複雑で深遠なる領域なのだ。
中小企業診断士として
一人の事業家として
超現実珍談士として
放屁芸術家として
本当にいるべき場所に行けることを
実現させたいと思っている。

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