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時代の変化に気がつかない怖さ

昨日の当たり前は、今日の当たり前じゃないを感じています。以前国内一の体育会系と言われたハードな人材広告会社は、時代の変化に一番早く対応された代表です。以前は新卒を1000人採用。ツメ体質で飛込新規テレアポが余りにもハードなのでそのうちの3割。300人は1年で離脱。3年で新卒の8割退社を想定にしていましたが近年採用と教育と方針をガラリと変えました。

大学生の減少、ハードな営業職の人気の低さからコロナを機に1人も辞めさせるなと方針転換。超ホワイトになったそうです。以前は受話器を置くな、もっと電話をしろと言って終電まで残業をさせていた会社が今はリモートだそう。時代の流れに対応しています。

コロコロ1年以内転職も昔よりは厳しい
中途採用の風土も変わりました。転職しようという時代の風がある一方で30歳以上で1~2年退職の経験が多く、その転職先に一貫性がないと履歴書が通るのが難しくなっていると専門家は指摘しています。採用しても自分の会社もすぐ辞める確率がかなり高いからだそうです。合わない、イヤだ辞めようを繰り返した20代は30代以降が厳しくなることもあるそうです。

威張るおじさん、現場をやらないおじさんの末路
早期退職の励行からシニアの転職マーケットも活況です。大企業の部長以上の面接NGワードがあります。「下に3人つけてくれれば頑張ります」と平気で言うことです。最初から自分で動く気ゼロ。その人を入れるためにまた3人採用するのはなかなか厳しいです。

何十年もヒトにやらせるのが当たり前。偉かったおじさんは無意識に威張ること前提で生きてしまっていることに気がつけていないし、会社の実力と自分の実力を混同しがちです。外注に仕事を降るのが当たり前だった大手広告やマスコミ、ゼネコン。テレビCMしかやったことのないマーケティング担当も同様。いくつになっても謙虚さは必要。

大企業でマネージメントという仕事をし、下から見たら働かないおじさんの末路は厳しいこともあります。稼ぐことより威張ることが目的になっていることが問題。人事異動を繰り返して得意な技がなく管理職できますは難しい。パソコンが苦手は問題外。資料が作れないおじさんは結構います。

企業として本業から本業を上手に移行された例
冨士フィルムは写真のデジタル化に備えて医療技術に本業を転換されてます。グンゼさんも同様。下着や繊維ではなく今は医療素材のトップメーカーです。100年企業はカタチを変え、本業を生かした本業にのりかえて業績を伸ばされています。時代は変わっています。企業とヒトは今までは普通だったことが時代にあわなくなっていくこともあります。

しかし時代が変わっても企業もヒトも倫理観が必要。ダメなことダメは普遍です。金だけ見ている経営者のもとで働くのはいつの時代もきつい。企業は社員のため、かつ公的に役に立つべきです。利益だけだと持たないのです。

変化が多い時代。当たり前が、時代とともに動くのを楽しむことで老害にならないようにしたいものです。若くても変化を好まないヒトは老害です。無意識に既得権を守り、会社の成長を邪魔する抵抗勢力にならないようにしたいものです。

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