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普通でいる難しさを知る

普通に生きることをいくら夢みても思い通りにいかないのが人生。サラリーマンの父と専業主婦の母に育てられ20代までは普通に生きると思っていたが、そもそも普通の定義が曖昧だったから今が普通なのかはわからない。

この2年で普通が変化した。マスクをしながら暮らす、会社や学校になるべく行かない、人と話さない、病気のお見舞いに行かない、帰省しない、飲み食いは黙ってする、大きな声で笑わない、出張や旅行は行かない、就活の面接はオンライン、内定式や合宿の新人教育は見送り、結婚式は誰も呼ばない、コンサートやフェスやライブは禁止、花火大会や夏祭りも中止、海水浴場は閉鎖。普通だった日常が変わってしまった。しかしこれらも続けていけば普通になっていく。当たり前になる。

さりとて日常は変わっても性格は変わらない。争いことは好まず、細かいことは気にせず、家事が苦手、手先が不器用で運転ができない、付き合いを広げ過ぎない、知らない人が多い場所に行かない、近所の子供にお節介を焼き過ぎる、同じ店に通う、旅行や仲間の集まりのようなハレより自宅の淡々とした暮らしを望む。こんなとこは、母そっくりで若いときから変わらない、

豊かな時代に生まれて平和な時代を生きているのは幸せ過ぎるからそれは普通じゃない日々だと思う。できなくなったことを数えたり、会えないことを憂わずにできることをしながら生きていくしかない。欲しがり過ぎる人に囲まれていると疲れてくる。欲と夢を混同している人とは付き合わないようにしたい。

所詮私なんだから今が上出来な人生だ、普通でいることはありがたくも難しい。

読んで頂きありがとうございました。秋の始まりに寒い夜が続いている。体調には気をつけて。そして幸せな秋を迎えてください

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