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優しい実務家からしか学べない

どこの会社にもいる社内評論家。これが上司になると危険。口ばかりで誰かがやった仕事の評論や批評ばかりになります。実務と乖離していることに自分で気づけず、手を動かさないのが当たり前に。

一見会議では、冷静に分析して見えたり報告したり後輩に指導して見えますが、実務をやらない前提なので周りがとても迷惑。丸投げ上司の典型的なスタイル。このタイプは下はすぐにわかるのに上から見破られないことがあります。

PR会社も同様に実務家と評論家にわかれやすい業界です。この業界には2つの受注先があります。ザ広報的と言われる企業発信の広報部の仕事と、弊社のようなブランド中心の売りに繋げるマーケティングPR。これは仕事の種類も戦略も戦術も、お金のとり方も全然違います。また業種によってやり方も伝え方も変わります。

実務をどちらも経験しないとそのゴールの違いをはっきりと語ることができません。ケーススタディを語ってよいのはやったヒトだけ。ヒトがやった仕事を語るのは評論家。この評論家は自分の実力を過大評価しがちなので無謀な独立も若くしてしがちです。実務ができないからすぐに誰かを繋げようとするのが特徴です。

そして経験不足からなんでもできますは、実はまったくやったことがないヒトだけが言えること。とても危険。経験の浅めのPRマンとマスにそれほど取り上げられないBtoBのマーケティングPRはSNSをメインに語りがちです。国内ではまだまだ強いマスのパワーを使って何かを動かしたことがないのだと思います。

自分で経験して苦労したから乗り越えるべき課題、すぐにやるべきこと、身につけるスキルも的確に後輩にアドバイスができます。実務のできないヒトは長くいるうちに残念な生産性が上がらない社内評論家になりこれが会社のレベルを下げるだけでなく、後輩のやる気を著しく下げてしまうことに気づいていないのです。

社内にいる優しい実務家からいろいろと学んでくださいね。頭と手足を動かし、お金を動かす何かを生み出す長く稼げる実務家を目指してください。


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