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【あと4日】へぇ~x5の日本のお名前アルアル!


へぇ~x5の日本のお名前アルアル!

今日は『日本人の名前』という本から2つの「へぇぇぇ!」をご紹介したい!


じつは孫が保育園に行くようになってお友達のステキなお名前を拝見することが多くなったの。キラキラネームではなくって、漢字自体が美しくパワーのあるお名前が多い。

名前って本当にギフトだなぁ…と思っています。

1つ目は

「風香ちゃんとか玲菜ちゃん、悠馬君に翼君、こんなに自由で夢のある名前を付けられる今の親世代が羨ましく思えたりする」から始まるこのエッセー、書いた方は順子さんという方。

彼女によるとおばあちゃまの名前が権五郎だったそうな!


「ちなみに私の祖母の名前は権五郎だった。家庭調査票に名前を書いて提出したら間違っているから書き直せ、といわれた。祖母はなかなかの美人で、働き者で優しい人だったが、討幕のあの激動期に男の子が欲しくて曽祖父は生れてくる子に権五郎という立派な名前を付けておいたのだという。だが生れてきたのは女の子だったのだから、もう一度付け直せば良かったのに・・・と気の毒に思うが、面倒くさかったのだろうか。私はその祖母がいったいみんなに何と呼ばれていたのか、とうとう聞きそびれてしまったが、だれにも呼んでもらえなかったのでは…と少し心が痛む。戸籍本のふりがなには「ごむごろう」と記してあった」


男の名前を女の子につける・・・というのも明治時代にはあったそうな。しかし権五郎はどうなの?順子さんが言うようになんと呼ばれていたのか?

「ごんちゃん」だったのか「ごっちゃん」だったのか?私としては「伊達政宗」の娘「五郎八」イロハ姫にあやかって、「いろちゃん」とでも呼ばれていたのではなかろうか?と推察する。

昔の方は漢字遊びも得意だったから「粋」な呼び名があったに違いない!と思う次第なの。


2つ目は、私の名前は「かぢこ」というエッセー。


「父も母も明治生まれ、雪深い田舎町で生まれました。49年前の東北の田舎町、役所といえども書類はいらなかった。結婚も出産も口頭で良かったそうです。役所の人が代筆してくれたそうです。中略、問題が生じたのは東北という土地柄だったんです。方言だったんです。父は「和子」と名付けたと小学校に入るまで言い続け漢字の練習もさせられていました49年の人生を振り返ってこの名前が良きつけ悪しきにつけ影響してきたことは言うまでもありません。そしてどんな時でも、私自身が、間違ってつけられてしまった、この名前が大好きなのであります」


こちらも「へぇぇぇぇ」というエピソードですね!

前者は名前を呼ばれなかったんじゃないか?と心配して祖母を憂う優しい気持ちがいっぱいです。後者は父の思惑とは違って役所で方言のまま戸籍に載ってしまった名前を愛する気持ちでいっぱいです。


ね、なんだかんだ言ったって

「名前」はその人そのもののパーソナリティに影響することは事実。


たとえば「権五郎」おばあちゃま、絶対に自分の名前について「良い解釈」をしていたことと思います。「正宗の五郎八姫にあやかって誉れ高い武士の娘・松平忠輝の正室としての凛とした生き方を真似しよう」とか「権は権力という字、私も力強く弱音を吐かずに生きていこう」とか思っていたのではないか?

男並みに働いて家族を支えようというお気持ちだったかもしれませんね。

今風に音でいくなら「権」はケ、「五」はイ、ケイさんと呼んでもエッジが利いていてステキだと勝手に妄想いたします。(笑)

そして、かぢこさんもステキではありませんか!だったご自分の名前が大好きでいらっしゃるし、何よりお父様の思い「和」を教えられています。そのうえで方言が好き、育った土地に対する愛も感じられます。

名前に「この名前で良かったんだ!」「世界にただ一つの私の名前!」という愛着を持つこと超ダイジ。

それって

「自己愛」200%になれる名前をいただいてるってことだもんね!


こんなふうに

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バーバラ・マルカワ
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